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アクティビズムとメンタルヘルスの両立はなかなか難しい

ここ数ヶ月、ソーシャルメディアから離れて自分のメンタルヘルスケアをしてました。

社会問題について発信をしていると、私は四六時中そのことを考えてしまう傾向があって、社会問題について知ること・考えること・発信することはとても大事だけど、そういう問題ってやっぱり人々の悲しみ・苦しみ・怒りに触れることでもあって、それって実はすごく辛いことなんだよね。

でもそういう社会に対する人々の悲しみや苦しみ、怒りこそ放って置いたらだめだと自分を鼓舞して、もっと知らないと、もっと考えないと、もっと発信しないとって頑張りすぎたら、それについていつでも考えないといけない、そうでないと罪悪感を感じるようになってしまって、人生を楽しめなくなっている自分がいた。

だから一度何も考えずに、頭を空っぽにして生活する時間が欲しいと思ったの。

結果、とても良かったと思う。

今まで、社会問題を解決することが人々をハッピーにする唯一の方法だと思っている自分がいた。

たしかに根本的な解決はそうだけど、でもそれって人の一生かけても変えることが難しい問題も多くて、そのような解決に向かうために声を上げることはとても大事だけど、自分のメンタルヘルスをケアするためには、それと同じくらいそういった問題から離れる時間を持つことも大事だと気付いた。
考えてもなかなか答えの見つからない社会問題について永遠と考えつづけるのはストレスにもなり得るし、そういう自分にとって負の感情を起こすものを遠ざけるということも一つの精神的な対処法・コーピングメカニズムとしてあるんだということを知った。

私はなぜ社会問題を解決したいのだろうと考えた時に、一番根本にあるのは単純だけど皆をハッピーにしたいということ。でもそれって実はものすごく難しいこと。

今までエンターテイメントに頼ったり、社会問題から目を逸らすような精神的対処法は一時的なものだし、利己的な気がしていけないと言い聞かせている自分がいた。

でも、人をハッピーにするには、長期的なものも短期的なものもどちらも大切で、両方のアプローチが大事だと今は思う。

私は昔から完璧主義なところがあって、今までは自分が発信しなくちゃ、という使命や義務に駆られてやっていた部分があって、出来る限り多くの社会問題について触れなきゃ、発信しなきゃって思っている部分があった。

だけど、全部を追い切ることは到底無理なわけで、みんなで考えるべき社会の問題なのに、一人で抱え込むのも良くないなと思った。

これからは、もうちょっと気楽に、社会のネガティブな発信だけじゃなくてポジティブなことにも目を向けて、自分が発信したいと思ったことを発信していきたいなと思う。

*この記事は、2020年6月にインスタグラムに投稿した内容です。

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