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HSP・HSC的 味覚の敏感性・内側で起こっていること

HSP*HSCメッセンジャー・カウンセラー 上埜 典子です。

今回は、味覚の敏感性に関してと、そこからの氣付きを書いていきます。

「食」を思い浮かべて綴ろうとすると、
味覚だけでなく、他の感覚もくっついて浮かんできました。

口に入れる前、味雷(みらい)で味そのものを感知する前には、
食欲をそそる音(聴覚)、香り(嗅覚)、盛りつけや色合い(視覚)を感じます。

口に入れてからは、味わうと同時に、舌触りや歯ごたえ(触覚)を感じます。
 
 
Wikipedia(→https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%91%B3%E8%A6%9A)で
【味覚】を検索してみると、冒頭に、

味覚(みかく)は、動物の五感の一つであり、食する物質に応じて認識される感覚である。
生理学的には、甘味、酸味、塩味、苦味、うま味の5つが基本味に位置づけられる。
基本味の受容器はヒトの場合おもに舌にある。
基本味が他の要素(嗅覚、視覚、記憶など)で拡張された知覚心理学的な感覚としての味は、風味(ふうみ)と呼ばれることが多い。
また、認識の過程を味わう(あじわう)と言う。

とあります。
 
まずは、生理学的な5つの基本味において、感じたままに記してみます。

 
1.甘味

甘味と言えば、砂糖。
お菓子に入っている糖分には、様々な種類がありますね。

和菓子では、和三盆糖ですと、あっさりとした上品な甘味を楽しめます。
洋菓子では、白砂糖だと甘過ぎて、多く食べられないなぁと感じます。
(甘味以外の要素も大いにあると思います。)

てんさい糖、黒糖…
そのお菓子にはどんな糖分が入っているのか、
裏面ラベルなどで確認し、
甘さの度合いを想像しながら、購入を検討することが多いです。

手作りの焼き菓子を頂いた時なんかは、
これは○○糖だろうなぁ、と察知することもあります。

それから、お米にも、甘味を感じますよね。
(でんぷん質が分解されて糖になり、甘味を感じます。)
同じ品種でも、産地の違いで甘味が違うなぁと感じることがあります。
お米が変わったらすぐ分かる、という方も多いのではないでしょうか?

糖質は、生きるための大切なエネルギー源。
「甘味を好むのは、本能である。」という文に出会ったことがあります。
たしかに。
 
 
2.酸味 
 
パッと浮かんだのは、様々な種類のお酢・柑橘類。

マイルドな酸味もあれば、
ツンと鼻にまでくるような、刺激の強い酸味もありますね。

お酢は、素材や加工法によって、味も酸味の度合いも様々。
 
柑橘類は、品種の違いは、多くの方が察知されるのではないかと思います。
品種が同じ、畑が同じ、木が同じでも、味の個体差というものはありますね。
 
自然界では、酸味は "危険(未熟、腐敗)を知らせるシグナル^なので、
特に子どもは、避けようとします。
HSCちゃんは、ひといちばい敏感に感じるかもしれません。
ウチの長男(中2)は、今も、とても苦手です。

 
3.塩味
 
塩味といえば、ずばりお塩。
お塩にも様々な種類がありますよね。

我が家では、毎日、天然塩(能登、沖縄など)を使っています。
色々な地域の天然塩を直に口にすると、塩辛さの強弱・味の違いを感じます。

塩によって、ミネラルバランスは様々なので、それを感じ取っているのもあるのでしょう。

関連サイトをひとつ、ご紹介いたします。

塩料理研究家の方による "ミネラル豊富な塩 おすすめ5選"

https://osusume.mynavi.jp/articles/3697/
 

4.苦味 
 
まず思い浮かべたのは、コーヒー。
野菜でいうと、ピーマンやゴーヤーも苦味を感じますよね。
 
苦手な食べ物を連想するとき、苦味を持つものに多いかも。
特に子どもは、酸味と同様、「毒」として避けようとします。

繰り返し食べることで、毒ではないことを知り、徐々に好きになっていく。
そういうプロセスを経て、苦味を美味しく感じるようになるのですね。
 
生き残っていくために避けようとしているのだな、と考えると、
「無理に食べさせなくてもいいんだ」と考えられるようになり、
ちょっと心が軽くなりますね。


5.旨味

パッと昆布が浮かびました。あと鰹節も。

旨味成分=グルタミン酸ナトリウムは、日本人の発見によるものだそうです。

身体をつくる上で必要な材料を含み、甘味と同様、本能的に好まれる味。

日常的に求めているのは、本能からきているのだと、改めて思いました。

 

…と、ここまで書いてみて、
味覚の敏感性を単体で探るのは深すぎる!
ということに行きつきました。 

HSP・HSCの味覚を書こうとすると、冒頭に記したように、
触覚がどうしても関わってくるように思います。

食べ物の好き嫌いを、自分の中で想像するとき、
家族に聞いてみたとき、

味覚(感知する味)と触覚(口内で感じる食感)の両方が想起され、
単純に味だけで判断していないことに氣付きました。

また、口に入れる前の、
嗅覚・視覚・聴覚も関わっているのだろう、と、感じるのです。


味覚に関しては、学問的に、まだまだ研究段階なのだそうです。

参考記事
https://www.newsweekjapan.jp/amp/stories/culture/2017/10/95----.php?page=1
 

今回、色々と調べたり、あれこれ考えを巡らせたりしていくうちに、

味覚の敏感性にとどまらず、自分の【洞察性】を、改めて強く感じました。

 
〈アーロン博士の提唱する【DOES】〉

そのうちの【D ( Depth of Processing )=深く処理する

そして、【S ( being awere of Subtle Stimuli )=ささいな刺激を察知する

➡感覚の敏感性を入口としての洞察、
をしてきました。
 

自分の内側で、同じような感覚を味わうことがある、
という方はおられるでしょうか?

次回は、HSP・HSCの洞察性について、綴ってみようと思います。