人生の意思決定は台風のよう
今週末から太平洋側に沿ってゆっくりと台風14号が接近する。
今も九州南方、四国地方は大雨警報が発令されている。
よく学生の頃、「台風はいいよな~、進路が決まっていて」と話す機会のあった人も多いと思う。
実際台風は台風自身の意思を持って進路を決めているわけでなく、周りの気圧配置によって進路や風速が決められる。
つまり、台風は外部環境に流されるまま終えていく生涯である。
ふと私たち人間も、ある意味台風と同じような意志決定・進路選択をしている節があるのではとひしひし感じる。
親に・先生に薦められたから、
友達が行くって言うから、
憧れの人・有名な成功者と同じ道へ歩みたいからなど
自分の本音と思いつつ、他者(外部要因)を中心にした決断が
主な理由になっていることが多い。
なんだ、人間も台風と同じ進路選択じゃないか。
あまり悩まなくても簡単にそれなりの人生を進められるじゃん!
と思う反面、後悔する恐れやも虚しさもあると感じる。
確かにやむ無く思っていた結果と違う方の進路を選んでしまった時は
この上なく落ち込んで人生を終えたくなる。
その時は人生台風説を思い浮かべたら前を向ける。
しかし台風は知能もなく生物でもない、誰かに望まれて生まれたものでもない。干ばつ抑制の効果はあるが、倒壊や停電など多大な被害の方がが大きい。
一方、人間の場合仕事などの生産活動、消費を通して、
何かしらこの世で意味のある生き方に貢献している。
たとえどんなに廃れた・劣った人間であっても、台風より何倍も存在価値が高いと信じたい。
台風のように他者要因で流されておくというのが生きていく基本であって、
それなりに上手く進める仕組みなんだと思う。
+α自分の内にある声を聞いて実行できることが、人間の生涯におけるオプションなんだろう。
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