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小学生のホワイトデーのお返しを代理で受け取った母の話

こんばんは、クラフトビア子です。
今日はホワイトデーですね。ホワイトデーですね。(あえて二回言ってみる)

花粉のせいで器官ダメージ半端ない、万年肩こりおばちゃんのビア子です。ここのところのnoteのクオリティが乱高下しているのは、ほぼ寝ながら書いているから。今日はMTG中にぼんやりして、PCのカメラに写っているのをうっかり忘れ、ヤバい顔になって周囲を焦らせました(笑)。

最近ダメな感じのビア子も、今日がホワイトデーであることは、ちゃんと知っています。知っているけど、ホワイトデーなんてどこの国の話かしら、と思っていました。(夫も息子も華麗にスルー。まあいいけど)

ところが。

娘のホワイトデーを、代理で受け取ることになるとは。

それがあんまりにもすがすがしくて、恐縮して、うれしかったという話です。

照れずにちゃんとホワイトデーのお返しをしてくれた男の子

娘は小学校生活のそろそろ折り返しかな、という年頃。思春期にはまだ間があるけれど、幼児期は完全に脱していて、いわゆる子どもど真ん中の年齢です。

女の子らしくバレンタインデーにちょっと憧れがあって、幼いころのビア子と違って素直でややミーハーな娘は、バレンタインに特に仲の良い男の子二人へチョコレートを贈っていました。

いまどきは学校にお菓子を持っていくのはNG。バレンタインでチョコを渡すなら、放課後や休日にアポをとって渡すのがスタンダードみたいです。

とはいえ、男の子はアポまで調整してお返ししたりしないだろうな……。そもそもバレンタインもご迷惑でなかったかしら。

などと思いながら、途中からはホワイトデーであることすら忘れて、娘も放課後は学童に行って不在の中、ふつうに自宅でPCに向き合って仕事をしていました。

すると、ピンポーンと来客が。インターホンを見ると、男の子が立っているではないですか。

「●●ちゃん、いますか?」
「いま、学童に行っていていないのよ」

ホワイトデーのお返しを渡しに来たというから玄関先に出ると、きれいなスイートピーの花と、その花の色とおそろいの薄紫の袋を持って、困ったように立っています。

「●●がいなくてごめんね。お名前を教えてもらっていい?」
「××です」

私が代わりに受け取っていいかを聞くと、「うん」とうなずきました。

男の子が持っているものを受け取って
「ちゃんと●●に伝えて渡すからね。きれいだね、ありがとう」
とお礼を言うと
「うん、●●ちゃんがその色が好きだから」
と、ちょっとほっとしたように言って、じゃあ、と去っていきました。

今日は、すっきりと雲ひとつない晴天のぽかぽか陽気。気づけば、花粉症の鼻にもわかるくらいの沈丁花の香りがあたりにただよっています。

娘が直接受け取れなかったのは残念だったけれど、代わりに受け取った私の気持ちも今日の空のように晴れやかに、仕事なんか放って娘のところに走りたくなるくらいうれしくなりました。

男の子のお母さんが、きっと心を砕いて準備してくださっただろうすてきなプレゼント。娘の好きなうす紫の花とお菓子を、まっすぐ素直に届けに来てくれた男の子。

まだ恋とは違う、子どもらしいのびやかさに触れて、ああ親にならせてもらってよかった、とあらためて思えたひとときでした。

帰宅した娘もとてもよろこんでいました。

明日はちゃんとお礼を直接つたえるのだそう。わたしも、男の子のお母さんへお礼のお手紙を書こうと思います。

相変わらずバタバタとした一日だったけれど、やっぱり外は春めいてきていて、子どもはちゃんと成長してきている。そんな、自分のまわりの身近な変化を見逃さないようにしたいものです。

それではまた。





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