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洗濯のおまじない

サリクラフトの店長、サリです。
きれいに洗えるおまじない?
洗濯化学とは別次元の話ですが… ちょっとしたミラクルと、洗濯する時の心持ちについて考えてみました。

サリクラフトではアーティフィシャルフラワー(造花)のアレンジメントやリースも販売しています。
サリクラフトを始めたばかりの頃、雑貨店のバイヤーをしていた友人のアドバイスで扱い始め、花問屋さんも紹介してくれました。(nさん感謝)

ただ、何事も最初は難しい。ディスプレイするのにも苦戦していました。
そんなことを問屋さんのお母さんに相談したら…

箱から花をひとつ出し「かわいくな〜れ♪」と歌いながら、茎のワイヤーを整え、葉を広げ、花をこちらに傾けたのです。

すると、なんということでしょう… 箱の中でペシャンコだった花は、みるみるイキイキとかわいくなったのです!
造花なのに、まるで命が吹き込まれたようなミラクルを感じました。

あれから二十数年、今でも花には「かわいくな〜れ」「お客さまにかわいがってもらえますように♪」と話しかけながらアレンジメントを続けています。

前回のNHKの朝ドラ「カムカムエブリバディ」では、あんこを作る場面がよく出てきました。

小豆を煮る時に「おいしゅうなぁれ」と声をかけていたのを見て「あ、花と一緒だ」と思ったのです。

ものづくりする方々は、製作物は違えど、きっと同じように思いながら作っているのではないかな、と改めて思いました。

そして、前回凜さんとお話した「衣類と地球に優しい洗濯法とは」

たとえば、今日洗うのは、お気に入りだけど、シワくちゃになるのが心配な綿のブラウスとスカート。そして麻のデザインシャツや刺繍入りのストールなど。毎週ヘビロテで活躍している相棒たち、だとします。

そんな日は、おしゃれ着用洗剤を入れる時、
試しに「きれいにな〜れ」と念じてみる。そして柔軟剤を入れ、脱水1分にセットし、洗濯機に「よろしくね」と声をかけてスタートボタンを押す。洗濯終了時間を確認し、ピーっと鳴ったら、すぐにフタを開けて急いで干す!

干す時には、どうするとシワシワにならないかな?と生地の気持ちを考えつつ、「カッコよくなぁれ」と声を掛けながら干してみる。

もし、それでも仕上がりがイマイチだったら、衿と裾の縫い目だけほんのちょっとアイロンで伸ばしてみる。ストールも刺繍のところだけ裏からアイロンをかけてみる。

すると… 今まで面倒だったアイロンも「手間のかかる子ほどかわいい」に変わるかもしれない。ちょっと気難しいお友達と仲良くなれた感じとか。
布もお肌の手入れした後のように肌触りよくフワフワ。
着てみると、服とさらに仲良しになった自分が、鏡の向こうにいるかもしれません♪

最新の洗濯機にはAIが搭載される昨今ですが、人の肌と一緒で、生地の風合いも実に千差万別。
基本はAIにお任せするとしても、お肌に合った化粧品を選ぶように、それぞれの布の個性を考え、洗剤を選び、洗って干してあげると… 服もそれに応えてくれるように思います。
お肌の上にまとう布。2枚目の皮膚だと思って優しくお手入れをしてみる。

な〜にを言ってんだか(笑)と思った方は、おまじないは端折ってお試しください(笑)

おまじない、ちょっとしてみようかな〜と思った方!よかったら洗濯の時にも声かけしてみてくださいね。ミラクルが起こるかもしれません♪

追伸
ちょっと硬くて着にくいデニムのブルソンやジーンズ、クローゼットで眠っていませんか?
これも試しに「おしゃれ着洗い洗剤+柔軟剤」で洗ってみてください。
もしかしたら… 驚くほど柔らかくなるかも♪

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