思い出したい理科01『タンポポのおはなし』

・毎週木曜日には、中学校で習う理科の知識を投稿します。典拠は、旺文社『中学総合的研究 理科 三訂版』です。
忘れてしまった『一般教養』を拾い集めていたら、自分の頭でものを考えるための材料が増えて、ニュースの時間が少し待ち遠しくなりました。

・まずは、生物分野から。

第一章:生物の観察
Ⅰ身近な生物の観察

☆生息環境といきものの関係
☆いきものの観察方法について

① 顕微鏡の世界
・電子顕微鏡…拡大倍率は最高で数百万倍。ウイルス、原子などを見ることができます。色や、生きた生物は見れません。

② 顕微鏡で観察できる水中の小さないきもの
~動物~
ミジンコ、アメーバ、ゾウリムシなど
~植物~
ミカヅキモ、アオミドロ、ボルボックスなど
☆ミドリムシは、動物と植物の両方の性質を持っています。

③ タンポポのおはなし
 江戸時代には、「鼓草(ツヅミグサ)」と呼ばれていたタンポポ。その後、日本伝統の楽器である鼓をたたく音の「タン」「ポポ」という擬音語に基づいて、タンポポと呼ばれるようになったとか。また英名の「Dandelion(ダンディライオン)」は、フランス語の「dent-de-lion(ライオンの歯)」に由来し、タンポポのギザギザした葉がライオンの牙に似ていることにちなみます。
 タンポポは、たくさんの小さな花が集まって一つの花のようになっています(頭状花)。また葉は、放射状に地面を這うように生えています。ロゼット型と呼ばれるこの生え方は、人などに踏まれても折れにくいのです。根は地中1mにまでしっかりとはり、地下深くの水分を吸収できます。
お次は種類について。明治時代より前から日本に咲いている『在来種』と、明治時代以降に外国から入ってきた『外来種』があります。見分け方は、在来種はがくの部分が花びらにくっついていて、外来種はがくが反り返っています。こんな感じ。↓

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 最後は一日の変化についてですが、タンポポの花びらは、日光が強い昼間は開き夜は閉じてしまいます。

 今日はこのあたりで。

[今日のおはなし]
 「だって、10代最後の夏が終わろうとしてるから。」8月31日、やっと畳から背中を剥がして起き上がった頃には、昼と夕方の間くらい。他に行く当ても思いつかなくて、とりあえず自転車で8分、大学の図書館に着いた時には16時過ぎでした。閉館まで残り1時間を切っていました。私は、手当たり次第に本棚から本を引っ張り出してはページをめくりました。何でもいい、この夏の証拠になるような、「これだ」と刺さる言葉が欲しかったのです。
 数冊抱えて読書席に着くと、隣の席にたまたま友人が座っていました。大学は今年度の前期はオンライン授業だったので、7か月ぶりにその子に会えました。元気そうで嬉しかったです。
 気に入った本を二冊と、友だち一人に出会えた。いい日でした。
 刺さったことばのご紹介は、また今度。

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