思い出したい理科15『いろんな動物、いろんなモノの感じかた』

④ 鼻

鼻はにおいを感じる感覚器官です。においというのは、気体の化学物質によって引き起こされる感覚のこと。
においを感じるしくみは次の通り。
(1) 化学物質が、鼻から空気と一緒に吸い込まれる
(2) 鼻腔内の粘膜に溶けて『嗅細胞』にふれる
(3) においとして感知される
(4) その情報が嗅神経を通して脳に伝えられる

⑤ 舌

舌は味を感じる感覚器官です。味というのは、口に含んだものが持っている化学物質によって引き起こされる感覚のこと。
味を感じるしくみは次の通り。
(1) まず、舌の表面には『舌乳頭』という突起がある
(2) 舌乳頭は『味覚芽』という構造を持つ
(3) 味覚芽は味を感じる『味細胞』がある
(4) 味細胞は、唾液に溶けた化学物質を感知して、その情報が味神経から脳に伝えられる


☆いろんな動物の感覚器官

・コオロギの鼓膜器官:コオロギの鼓膜器官は前足にあり、そこで音を感知します。
・昆虫の触覚:昆虫は触覚や足に、においや味を感じられる感覚毛が生えています
・ヘビのヤコプソン器官:ヘビは舌を出して、舌に着いたにおいを上あごにあるヤコプソン器官に運ぶことで、においを感じられます。


[今日のおはなし]

来週からは、ヒトの神経系について。二回に分けてお話ししたいと思います。

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