詩24『今日のために』


疲れた人を癒すために
ぼくに何ができますか
失われていく命を愛すために
ぼくはどうすればいいのですか

心の中へ入れたわけでもないのに
どうして息が苦しくなるんだろう
どうして喉が重くなるんだろう

この体温を、この心臓、声帯、細胞を
ぼくの為だけで終わらせたくはなくて
両手を広げて声を放ってみたはいいが
やっぱりきみの前で立ち尽くすだけじゃないか

「大丈夫」は、きみを救いますか
「頑張れ」は、きみを励ましますか


[今日のおはなし]

子どもたちに対してね、褒めるときはなぜ褒めたのかを明らかにしなきゃいけない。叱るときはなぜいけないのかを必ずわからせてあげなきゃいけないと、思うんです。

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