雨乃音

そのうち小説を書いてみたいな、と思っています。 はじめのうちは、文章を書くことに慣れる…

雨乃音

そのうち小説を書いてみたいな、と思っています。 はじめのうちは、文章を書くことに慣れるため思ったことや考えたことを綴っていこうと思っています。よろしくお願いします。

マガジン

  • 天水

    創作小説(オリジナル)置き場。 不定期更新。

  • 雪煙

    日常。思った事、考えた事。

最近の記事

雨乃音(あのね)

低気圧とか足元が汚れるだとかそんなことを抜きにしてしまえば雨という存在は嫌いではないし、雲という存在は私にとっては憧れるくらい不思議でなりたい存在だった。 小さい頃、瓶の中に小さな雲を詰めて雨が降る様子を観察したいなぁと真剣に考えていた時もあった。月のかけらを父にねだって取ってきてもらう話が絵本に存在していて読み聞かせなんかでよく聞いていたがそれに近い感覚だった。雲の上にはギリシャ神話に出てくるような人の姿をした美しい神様が住んでいるし、彼らは雲を踏み締めていると信じて疑わな

    • 7頁目。

      何を持ってどの時代を生きていると考えるのか。最近私は記憶の中にいる事が多い。過去を生きていると言えば格好良いが、実際に息をしている今この一瞬に思い入れも何もないのだ。意識の先は過去の一点にあるのだから…思い入れのない今を生み出すという事は当然その先に期待する未来は描かれない。積み重ねた今があるから未来に何らかの夢を持つ。試行錯誤した事が実を結ぶのもその期間があるから、だし、試行錯誤している間はいつか訪れる成功している未来に想いを多少なりとも馳せている。今が泥沼のように辛くても

      • 6頁目。

        蝉が落ちていた。暑さで落ちたのか、寿命を全うしたのか分からない。ただ、足を引っ込めて抜け殻のように転がっていた。動かすと乾いた音がする。此奴が本当に煩く鳴いてた時があったのだろうか。とても不思議な気分だ。 人の事を忘れる時、まず先に失うのは声だと聞いた。昨年亡くなった人の、声だけを忘れまいと必死に思い出す事を何度も挑戦したがもう朧げだ。容姿や、どんな歩き方をする人だったか、どんな笑い方をする人だったかと言った事は、まだ鮮明に思い出せる。覚えようとしていなかったのに、だ。とて

        • 5頁目。

          書きたい事、考えている事のリストを作ってみた。頭には構想があってもメモにするだけの文字に起こす作業が難しく時間がかかってしまった。毎日続ける、という事は本当に難しく既に根を上げそうなる。まだ1週間も経っていないのに情けない話だ。また、デジタルという媒体も一見便利に感じるが不便さもちゃんと兼ね備えているのが厄介だった。 昨年は、手帳に思った事や考えた内容を書き殴っていたのだが、作業を始めるにはその方が手っ取り早かった。自画自賛しても仕方ないが、私は自分の字が好きだ。書くという

        雨乃音(あのね)

        マガジン

        • 天水
          3本
        • 雪煙
          7本

        記事

          残酷なものほど美しい。 私は深海に憧れる。泥とも区別がつかないほど闇に呑まれた青。紺ではない。どこまでいっても青は青だった。暗い色を足して出来た色じゃない、ひたすらに光をマイナスし続けただけのシンプルな色だ。そんな色の中に存在してみたい。 代償はあると思う。深海は果てしなく美しいのに、深海にいる生き物はとても美しいと言えるような見た目をしていなかった。美しいと言えるような動き方をしていなかった。私は、自分が美しいとは思っていない。それでも深海にはおおよそ原型を留めない見た目に

          4頁目。

          ___ 目を開けたとき飛び込んできた世界は白かった。 どれくらい経つんだろう、横を向くとレースカーテンを風がゆらゆら揺らしていた。 …正午かな、 まなこを擦りながら適当に手を伸ばすと冷たいものにぶつかった。目を凝らさなくても分かる。長年連れ添ってきた相棒のくたびれた眼鏡だ。かけてみると世界は案外白くなく、普通の部屋だった。 Lily。 見据える壁には絵が掛かっている。《Lily》と言うタイトルが絵の下に掲げられているので、僕はこの絵をLilyと呼んでいる。Lilyは

          4頁目。

          3頁目。

          三日坊主にすらならないところだった。 日付が変わるまで1時間を切ってる中この頁を書いている。これでは先が思いやられる。思考している事は無駄と切り捨てて良いほど沢山あるのに、いざ記そうと思うと手が止まってしまうのは厄介だと思った。 晴れているのに雨が降っていた。 雨が降っているのに暑かった。 矛盾があるような天候に浮かれていたのは高校生までで、今では異常気象が過ぎるなぁとつまらない考えしか浮かばなかった。人間という存在は本当にこの星から不必要な存在だと弾かれ始めているんじゃな

          3頁目。

          2頁目。

          分からないなりに、画像等見やすく整理をしてみた。noteは他のサイトと違いカスタマイズ出来る機能が少ないというが、私好みの空間になったと思う。「雪煙」にまとめている記事は、昨年のちょうど同じ時期に少し高めの手帳を用意してボールペンやシャーペンを用いて手で書き殴っていたソレと書いている内容はほぼ同じだが、不安定さが剥き出しだった所だけ改善されたように思われる。 昨年の夏は、悩んでいた事があった。私は家族以外の他人に対して本当に信用をしていなかった。親しい友人がそれまでいなかっ

          2頁目。

          「マグカップ」

          自分だけの食器、という存在に地味に憧れていた。その時読んでいた漫画や本にもそんな思入れのある食器を持つ登場人物が多かった事も、妹がプレゼントにマグカップを貰うことが多く食器棚に彼女専用のマグカップが増えていく事も羨ましくなる要因だった。「人にプレゼントをあげる時は自分が貰って嬉しいものをあげなさい」なんてよく聞くけど、私はとてもマグカップが欲しくて逆にプレゼントしてしまう事が多かった。最近に至っても困ったり可愛いものを見つけると選んでしまうあたりその習慣は抜けていない。改めて

          「マグカップ」

          1頁目。

          創作活動をしたい。 でも、何か特別な事が出来るかと言われたらそんな事はなくて。 歌も何かしらの楽器を弾く事も絵もイラストも、文章を書く事も好きだけど好きで終わっている。そんな状態だった。知識だけは中途半端に回収しているけれど、実力が伴わない。今挙げたもの全てが当てはまる。中途半端な知識こそ、学ぶ事成長する事を阻害する1番の敵だと思う。何も知らなければ1から新しい発見の連続で、下手だろうと前向きに取り組める。熟知していれば、もうそれは楽しめる事自分を証明する事が出来るし、素晴ら

          1頁目。