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分からないなりに、画像等見やすく整理をしてみた。noteは他のサイトと違いカスタマイズ出来る機能が少ないというが、私好みの空間になったと思う。「雪煙」にまとめている記事は、昨年のちょうど同じ時期に少し高めの手帳を用意してボールペンやシャーペンを用いて手で書き殴っていたソレと書いている内容はほぼ同じだが、不安定さが剥き出しだった所だけ改善されたように思われる。

昨年の夏は、悩んでいた事があった。私は家族以外の他人に対して本当に信用をしていなかった。親しい友人がそれまでいなかったわけではない。ただ、喧嘩をするほど自分の意思を思い切りぶつける事を諦めていたし、相手の嫌がりそうな事は極力避け内情についても深く踏み込まないようにしていた。初めて心から信用したいと思える人たちの前で、謂わば自分の不恰好な部分を見せる事や相手が嫌がりそうな事に首を突っ込むか否かの問題に直面したのだ。散々悩んだし、はじめのうちは今までと同様に我慢したり適当にやり過ごしたりした。そのうちにだんだんと不安定になり、よく泣くようになって毎週数日は目が腫れているような状態が続いた。このままじゃ自分は壊れる、そして相手も傷つける。そう思った末に私が取った行動は、 壊す 事だった。自分の気持ちも壊す。相手の気持ちも壊す。関係性も、バットを振り回すように思い切り叩き壊そうとした。

結果として、壊れなかった。
相手が、私が思っていた以上に私のことを考えていたからだ。本当に幸せな奴だと思う。

それが、春先の出来事だった。つまり、今の安定感はそこから来ている。本当に全てのものを壊したような清々しい気持ちになっているのに、消えたのは不安感や不信感だけで安心感やその人への信用に至っては信頼にレベルアップしたぐらいだった。

何を書こうと思ってこの話になったのか、忘れてしまった。最近よく聴く音楽に、「何かが足りないけど何が足りないのか分からない」「いっそ全部壊したら綺麗だろうと思って」「だから壊したんだ」といった内容がある。その音楽にはその音楽のストーリーがあって自分の体験や思想を重ねてみるのが果たして正解か分からないが、とても共感できると思った。その音楽の中では、破壊した先に答えはなかった。主人公はきっと答えを見つけるまで音楽を構築し生み出し、破壊する行動を続けるだろう。たまたま私にはそれらしい結果が用意されていただけで、答えが見つからなかったら、その時信用したかった人達を捨て、また今回と同じように思考し、行動を始めるだろうという事は容易に想像がつくからだ。きっと、制作活動も同じような行動の繰り返しだ。嫌気が差すまで、出来るだけ自ら壊さないよう励もうと思う。

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