ムサビ通信 社会形成デザイン

武蔵野美術大学通信教育課程で行われている「社会形成デザインIII/コミュニケーションデ…

ムサビ通信 社会形成デザイン

武蔵野美術大学通信教育課程で行われている「社会形成デザインIII/コミュニケーションデザイン研究II」の授業内容をまとめたWebサイトです。 学生主体で考え、リサーチし、制作過程、内容をイベントごとに「マガジン」でまとめていますので、ぜひご覧ください。

マガジン

  • トントントン!ひらけ!やりたい私!

    授業実施日:2023年6月4日、5日、11日、12日 概要 ▼ 埼玉県草加市の「シェアアトリエつなぐば」の松村美乃里さん、小嶋直さん、小林義崇さんをゲストに、授業内でオンライントークイベントを企画・開催しました。 「シェアアトリエつなぐば」はDo it ourselves (欲しい暮らしは私たちでつくる)をコンセプトに掲げ、「仕事につながる」「母親につながる」「地域につながる」の3つのつながるを軸に「シェアアトリエつなぐば」を運営しています。「つなぐば」にはシェアスペースやカフェなどがあり志を同じくする仲間と出会える素敵な場です。2021年にはグッドデザイン賞を受賞しました。

  • アートの力 泣くよかひっ跳べ〜鹿児島に跳んだ女性たち!

    授業実施日:2022年8月20日、21日、27日、28日 概要 ▼ 今回の授業では、12名の学生がそれら情勢を感じつつ、それぞれの強みを発揮しながらオンラインのトークイベントを企画・運営しました。 本イベントは、『アートの力 泣くよかひっ跳べ〜鹿児島に跳んだ女性たち!覗いてみっきゃん〜』と題し、鹿児島県で活躍する武蔵美の卒業生にスポットライトを当て、アートやデザインをどのように地域社会へ還元し、活躍されているのか、ご自身の経験を踏まえながらお話を伺い、鹿児島にいらっしゃるゲストの皆様と武蔵美吉祥寺校とをオンラインで接続し、Zoomウェビナーを用いて、8月28日(日)10時より約90分にわたりイベントを行った記録です。

  • はじまりは「おばあちゃん家」

    授業実施日:2022年6月4日、5日、11日、12日 概要 ▼ 地域で活躍する武蔵美の卒業生にスポットを当て、大学で学んだアートとデザインのスキルを活かし地域社会で活躍の場を生み出している活力のある事例を紹介するという趣旨のもと、『はじまりは「おばあちゃん家」〜アートやデザインの力があればどこだって生きていける〜』と題し、茨城県石岡市の八郷地区に移り住んで活躍する3名の武蔵美の卒業生をゲストに迎えて実施したイベントの記録です。

  • いちがや珈琲店〜しーちゃんの”私の生き方これでいいんかい?

    授業実施日:2024年6月15日、16日、22日、23日 概要 ▼ コミュニティデザインをキーワードに、丸亀、手島、東京でそれぞれ活躍するムサビ卒業生3人をゲストにお招きします。 イベントは架空の喫茶店「いちがや珈琲店」を舞台に、悩めるアルバイトの美大生しーちゃんの生き方相談にゲストが自身の経験を交えて答える形式で進行します。 新たな気づきや一歩をふみだす勇気がでるようなヒントがたくさんつまったイベントにしたいと思っています。 ぜひご期待ください。

  • つくる!食べる!つながる!小さく耕すヨコハマ農園物語

    授業実施日:2023年7月29日、30日、8月5日、6日 概要 ▼ 19名の学生が全体統括、広報、トークイベント企画、制作、動画・記事編集に分かれてグループを作り、各々の経験を活かしてオンライントークイベントの企画・運営を行いました。 ゲストは神奈川県、鶴見・港北区の市民の森をフィールドに野菜を通じてコミュニティ作りをしている市民グループ「熊野の森もりおかスタイル」のメンバー3名をお迎えしました。代表の肥後貴美子さん、夫の肥後健志さんは武蔵野美術大学の卒業生でもあります。 また、そのお二人が「コミュニティの要」とおっしゃる創設メンバー、田代美代さんにもお話を伺いました。

最近の記事

  • 固定された記事

この授業について

このウェブサイトでは、武蔵野美術大学通信教育課程 デザイン情報学科デザイン総合コース/コミュニケーションデザインコースの授業で企画したオンラインセミナーイベントとイベントに登壇するゲストを紹介しています。 ゲストは、コミュニティデザインに携わる活動をしている卒業生です。学んだことを社会に還元していく卒業生の存在は大学の財産です。「アートとデザインには街や人を元気にする力がある」というキィワードの元、地域の資源を生かし地域社会に於けるアー トとデザインの活躍の場を生み出している

    • イベント紹介レポート〜ひらけ!やりたい私!~はじまりから聞く「つくる」ということ~

      2023年6月3日・4日及び10日・11日に武蔵野美術大学通信教育課程「コミュニケーション研究Ⅱ」/「社会形成デザインⅢB」の授業が行われました。 今回の授業では、24名の学生が全体統括、広報、イベント企画、制作、動画編集に分かれてグループを作り、各々の経験を活かしてオンライントークイベントの企画・運営を行いました。地域の資源を活用し、地域社会でアートとデザインの活躍の場を生み出している事例にスポットを当てるという趣旨のもと、『トントントン!ひらけ!やりたい私!~はじまりから

      • 制作レポート〜ひらけ!やりたい私!~はじまりから聞く「つくる」ということ~

        統括班 役割 私たちの班が果たした役割は2つありました。まず全体統括として全体の流れを見守り、タイムスケジュールや進捗状況を確認し、それを皆さんに伝えるという役割を担当しました。この役割では、一人ひとりの時間や労力を尊重しながら、全体の進行をスムーズに進めることを目指していました。 また、私たちが担ったもう1つの役割は相談役でした。これは、皆さんから出てきた意見が一致しない時や、困っている時に最後の意思決定を支える役割でした。ここでも全体のバランスと各個人の意見を尊重し

        • 小林義崇さん〜インタビュー

          小林義崇(こばやしよしたか) ーー国税局にお勤めだったとのことですが、なぜ国税局を辞め、フリーランスライターになったの ですか? 就職した時は、定年までそこに勤めるつもりでいたんですが、30歳近くなってくると、自分は本 当にこの仕事をやりたいのかなあ、定年までずっとやるのかなあ、と迷いが出てきたんですよ ね。僕の場合は、転職サイトに登録したり社会人向けのスクールに通ったり、資格の勉強をして みたんですが、なかなかピンとくるものがなくて。そんな時に出会ったのが、上阪徹さんの

        • 固定された記事

        マガジン

        • トントントン!ひらけ!やりたい私!
          6本
        • アートの力 泣くよかひっ跳べ〜鹿児島に跳んだ女性たち!
          4本
        • はじまりは「おばあちゃん家」
          5本
        • いちがや珈琲店〜しーちゃんの”私の生き方これでいいんかい?
          0本
        • つくる!食べる!つながる!小さく耕すヨコハマ農園物語
          0本

        記事

          小嶋直さん〜インタビュー

          小嶋直(こじま なお) ーーつなぐば設立までの道のりを教えてください。 僕はもともと、川口市で建築家として住宅の建築やリノベーションなどを行っていました。 2016年に、「草加リノベーションまちづくり事業」のイベント『リノベーションスクール』の第1回目に草加市からお声がけいただき、そこでみのりん(松村美乃里さん)と同じチームになりました。このイベントでは、8人程のチームで市内にある空き物件などを利用したリノベーション事業提案を行い、実際にその事業を実行に移していきます。

          小嶋直さん〜インタビュー

          松村美乃里さん〜インタビュー

          松村美乃里(まつむらみのり、愛称:みのりん) ーー松村さんは草加エリアにお住まいですが、なぜこの場所を選んだのですか? 草加は夫の職場から自転車で行ける距離でした。自分も都内に出られる場所なので、縁もゆかりも何もない草加に引っ越してきました。 ーー草加市でつなぐばを始めようと思ったきっかけはなんですか? もともと、東京のデザイン会社で、イベントや展示会の空間デザインの仕事をしていました。仕事自体はすごく好きで楽しかったんですが、イベント業なので毎日のように徹夜の日々が

          松村美乃里さん〜インタビュー

          オンライントークイベント開催のご案内|「トントントン!ひらけ!やりたい私!~はじまりから聞く『つくる』ということ~」告知

          本イベントは大盛況のうちに終了いたしました。 ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。 本日の模様は、こちらのサイトに後日アーカイブ掲載を予定しております。 どうぞ、お楽しみにお待ちください。 こんにちは! 武蔵野美術大学 通信教育課程 コミュニケーション研究Ⅱ/社会形成デザインⅢBの授業に参加中の学生一同です。このたび、埼玉県草加市の「シェアアトリエつなぐば」の松村美乃里さん、小嶋直さん、小林義崇さんをゲストに、授業内でオンライントークイベントを企画・開催させて

          オンライントークイベント開催のご案内|「トントントン!ひらけ!やりたい私!~はじまりから聞く『つくる』ということ~」告知

          イベント紹介レポート

          2022年8月20、21日及び27、28日、武蔵野美術大学通信教育課程の科目「コミュニケーション研究Ⅱ」/「社会形成デザインⅢB」の授業が行われました。近年ダイバーシティという言葉を耳にするようになりました。様々な立場や境遇の方々を尊重し、共生していく社会が求められています。社会課題を解決していくためにも、そうした多様な人々を繋ぎ、それぞれの強みを活かしていくことが必要ではないでしょうか。今回の授業では、12名の学生がそれら情勢を感じつつ、それぞれの強みを発揮しながらオンライ

          中根 櫻龜さん〜薩摩切子復興の立役者〜

          ゲストインタビュー①薩摩切子作家 中根櫻龜(なかね おうき)さん 短期大学卒業後に進学した東京ガラス工芸研究所で、所長から薩摩切子の復興をやらないかと声をかけられたことをきっかけに鹿児島へ渡りました。 江戸時代末期から20年程で途絶えてしまった伝統工芸品を復興するにあたって、一人で職人の男社会に飛び込んだ中根さん。昔の文献等から薩摩切子の研究や施策など試行錯誤しながら復興に尽力されたそうです。伝統を「守る」のではなく「作る」という発想で、素材の開発やデザインを模索しながら新

          中根 櫻龜さん〜薩摩切子復興の立役者〜

          宮永 祥子さん〜シン薩摩おごじょとして〜

          ゲストインタビュー②鹿児島県立美術館設立を考える会 会長 宮永祥子(みやなが しょうこ)さん 宮永さんは、ムサビOB街歩き会で知り合った方々からさまざまな刺激を受け、自分にも地元にできることがあるのではないか?と考えるようになったそうです。 そして、「鹿児島県美術館設立を考える会」設立当時に、副知事を務めていた女性の中村かおり氏とお話した際に、「鹿児島県は女性のジェンダー問題が周回遅れだ」と聞いた後、初代会長から「美術界から女性を送りだそう、頑張りなさい」という風に言われ、

          宮永 祥子さん〜シン薩摩おごじょとして〜

          齊藤 ちひろさん〜大好きなガラスのために〜

          ゲストインタビュー③ガラスクリエイター 齊藤ちひろ(さいとう ちひろ)さん 大学卒業後、写真館でデザイン職についていた齊藤さん。ガラスに触れないフラストレーションを感じていた中、教授経由で中根さんから薩摩切子作りの声がかかりました。 齊藤さんは当時、関東の実家で暮らしていたため、ご両親や友人からは「わざわざ鹿児島に行かなくても」と言われたそうです。それでも、夢だったガラスの仕事をするために鹿児島へ行くことを決意しました。 鹿児島へ行くまで Q:具体的にどんなお誘いがあり

          齊藤 ちひろさん〜大好きなガラスのために〜

          はじまりは「おばあちゃん家」〜アートやデザインの力があればどこだって生きていける〜トークイベントアーカイブ

          地域で活躍する武蔵美の卒業生にスポットを当て、大学で学んだアートとデザインのスキルを活かし地域社会で活躍の場を生み出している活力のある事例を紹介するという趣旨のもと、『はじまりは「おばあちゃん家」〜アートやデザインの力があればどこだって生きていける〜』と題し、茨城県石岡市の八郷地区に移り住んで活躍する3名の武蔵美の卒業生をゲストに迎えて実施しました。 武蔵美吉祥寺校の教室と八郷の「おばあちゃん家」に集まってくださったゲストの3名をzoomで繋ぎ、YouTubeにて6月12日

          はじまりは「おばあちゃん家」〜アートやデザインの力があればどこだって生きていける〜トークイベントアーカイブ

          イベント紹介レポート

          ただいま、準コロナ禍の出口にかすかな光がさす2022年6月4、5日及び11、12日、武蔵野美術大学通信教育課程 情報デザイン学科 コミュニケーションデザインコースの4年次必修科目「コミュニケーション研究Ⅱ」/「社会形成デザインⅢB」の面接授業が行われました。学生それぞれが有しているバックボーンを生かして、地域社会をフィールドにデザインが地域で果たすことのできる役割と可能性を探り、オンラインでのトークイベントの企画から運営を自分たちの力で行うという具体的な体験を学びの糸口に、そ

          瀧田 暁月さん

          役割が「居場所」をつくる 武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科を卒業した瀧田暁月さん。在学中、「アートサイト八郷」に参加したことをきっかけに、2017年石岡市に移住しました。その後「第一期石岡市地域おこし協力隊」の移住定住担当として活躍。今は茅葺き屋根を直す仕事を持ちながら、「おばあちゃん家探検隊」を運営しています。 ムサビ在学中、「アートサイト八郷」の活動に参加したことをきっかけに、卒業後の2017年に八郷へ移住した瀧田暁月(たきた あき)さん。 地域おこし協力隊で「移住定

          大重 雄暉さん

          地域の魅力を「ダイレクト感がいい」と表現する大重さん。 茨城県石岡市八郷(やさと)地区では、山で切られた木が目に止まる場所に積まれており、トラックで運ばれて行くという光景を見ることができる。 生産から地域の木が使えるものに変換されていくまでの、中間の立場での活動をうかがった。 インタビューの概要Q:八郷について、都会との違いや魅力を教えてください。 人が少ないですね。 山奥ではなく、山と人の住んでいる場所が隣接しているという面白さがあります。 そしてダイレクト感が魅力です

          Report山と人をつなぐ、井上岳さん

          武蔵野美術大学造形学部建築学科卒業の井上岳さん。 在学中に、自身の作品を「アートサイト八郷」に展示したことがきっかけで、八郷と縁が深まり、移住しました。 石岡市の地域おこし協力隊の一期生として活動後、現在は、上林製材所で山と人をつなぐ活動を行っています。 建築学科志望から、八郷に移住するまでの経緯Q:なぜ、建築学科を志望したのですか? 高校入学の頃は、漫画家になりたかったのですけど、親に怒られるイメージがあったんですよね。それで志望職業調査の時にフェイクで建築志望ということ

          Report山と人をつなぐ、井上岳さん