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パラ柔術記 SJJJF全日本パラ柔術選手権

11月に遡りますが、ブラジリアン柔術の大会に行ってまいりました。
ブラジリアン柔術をご存知じゃない方へ簡単に説明すると、打撃攻撃が無い締め技や関節技の格闘技です。
道着を着て行い、柔道の様に投げ技もあります。
柔道でしたら投げが決まった段階で”1本”となり、試合はそこで終了するのですが、柔術の場合は投げはポイントとなり、”1本”はタップ(場合によっては失神、関節技の損傷)で終了となります。
男性の方に説明するには『ヒクソングレーシーの~。』と、
女性に説明するには『V6岡田准一さんがやっている~』とお話をすると大体通じます。

以前も、こちらのnoteには堀江航選手のブラジリアン柔術の事についてシリーズ書いていました。

6年前に、柔術を始めた堀江さんも今では柔術茶帯です。
強さの象徴として柔術も帯の色が分かれているのですが、誰にでも簡単に説明しようとすると。

白帯 天津飯
青帯 ピッコロ
紫帯 フリーザ
茶帯 セル、魔人ブー
黒帯 スーパーサイヤ人
こんな感じです。

しかも、パラカテゴリーの中でセル、魔人ブーレベルではなく、健常者も交えてセル、魔人ブーレベルなのです。
そして、そんな私も彼これ1年前にブラジリアン柔術の道場の門を叩き入会、週2くらいのペースで稽古に励んでいました。

柔術の楽しみ方は人それぞれですが、大会も全国各地で色々な団体が行っているので、入会して早々堀江さんに
『ラッパー社長も試合でなきゃダメ。エントリーして』と嗾けられて、入会から3ヶ月で試合に出る羽目に。(ちなみに試合を嗾けた本人は大会時不在。)
試合は一本こそ取られなかったものの、18-0という大敗。
例えると野球のスコアくらいで考えてください。

あれから約1年の時が経ち、世の中はコロナウィルスで天手古舞。
しかしながらコロナ感染対策を行った上でSJJJFとなる団体が柔術の全日本選手権の開催を決定したのです。
ちなみにこのSJJJFとなる団体は、国内で一番初めにパラ柔術の全日本選手権を開催してくれた非常に愛のある団体です。

エントリー要綱を読むと、ふむふむ。
今回の全日本選手権はアダルト、マスター、そしてパラ柔術と3つのカテゴリー全て実施。場所は東京都駒沢オリンピック公園。

最後に柔術の試合に出たのが丁度一年前で、悲惨な負け方で
『野球のスコアやんけ!!ケラケラ!!』と揶揄われるのを払拭するには今しかない!!と力強くスマートフォンの画面をスライド、タップ!!
恐らく試合申込は1番早かったと思います。

試合があると決まれば、練習にも熱が入ります。
勝利の為(仕事があまりなかったので)週4ペースで道場に通う日々。
通っている道場は、CARPEDIEMという三田駅、田町駅から徒歩7分ほどにある道場。
道場というと、なんとくなく男くさくて汗臭い。不衛生なイメージを抱いてしまいますが、この道場はとっても清潔でオシャレ。そして先生の皆さんも師範であるんですが親しみやすいビジネスマンという素敵な方ばかり。


指導してくれる先生は選手としてもサイヤ人クラスなので、とても強く指導も分かりやすい。皆さん優しいのでベジータの様な人は居ません。
試合に出場すると決めてから約3ヶ月。結構頑張って練習しました。
文句言いながら乾きにくい道着を洗濯してくれた嫁ありがとう!!

今回の全日本マスター選手権にはパラの選手も約5名エントリー。
堀江さんの様に片足が無い選手もいれば、腕が無かったり腕が機能麻痺している選手も。どんな試合になるのか楽しみでなのです。
パラ柔術の方も15名程、前回から出場者も増えて下肢切断、下半身機能麻痺、脳性麻痺、上肢機能障害、切断と様々です。

そして、今回半ば強制的(道連れ)に車いすの友人太田空選手(以下:空)もエントリー。
彼は車いすバスケットボールで過去にジュニア日本代表として活躍していました。
現在はバスケットボールの試合もなく、コロナで週末を持て余していたので初参戦。
しかし、ながら『道着は買ったよ!!』という連絡を最後に、練習会には姿を現さず当日会場で合流することに。

その様子をお届けします。


『こいつは大丈夫なのだろうか。。。。』

続く
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