2021年おすすめ新譜アルバムVol. 17: The mellows「BLMS」
新譜アルバム紹介Vol. 17です。
今回紹介するのは、大阪のインディポップバンドのThe mellowsがリリースした「BLMS」です。
The mellowsは大阪を拠点に活動するインディポップバンドです。
17年から活動を開始。19年には「The mellows e.p.」、「Take me out of this world」と2枚のEPをリリースします。その後も20年のEP「MEMORY OF HOLO LOVE」やシングルのリリースなど、精力的に活動を行っている新進バンドです。
Mac DeMarcoやSteve Lacyあたりに通じるローファイなインディポップをベースに、ヴェイパーウェイヴ的なドリーミーな質感を加えたようなサウンドを聴かせるバンドです。ヴォーカルの気だるい歌い方も魅力的。
今作はこれまでの作品で聴かせたような幻想的なムードを保ちつつも、さらにヒップホップ要素を導入した好作に仕上がっています。ヒップホップが好きな方も是非。
ドリーミーなシンセが印象的な曲。
J Dilla系譜のヒップホップビーツのような魅力がある音で、気だるい歌がノスタルジックに絡む良曲です。淡々としたドラムが絶妙。
クールなギターと機械的なドラムが目立つクールな曲。
時折入る声ネタや随所での抜きがユニークで、まるでビートメイカーが制作したようにも聞こえます。「イェー」の声ネタがお気に入り。
3. No face
ヴェイパーウェイヴ色強めな曲。
幻想的なギターやシンセ、リヴァーブのかかったドラムが効いた好曲です。ゆったりとしたBPMでスロウダウンしたような味があります。
4. Inner shadow
ダークかつスムースなメロウ曲。
冷たいギターと淡々と刻むドラム、弾力のあるベースが心地良く響くクールな曲です。音に溶け込むような歌も見事。
6. どうして言葉に
男性ヴォーカルも大きくフィーチャーした曲。
落ち着いた雰囲気のメロウなサウンドで、二人で程良く力の抜けた歌を聴かせる良曲です。ヴェイパーウェイヴ感のあるアウトロもお気に入り。
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