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海外で実際にある効果的な性教育方法2選

国内外で性教育を学んできた性教育講師、橋本阿姫です。

近年、性教育に興味を持ち、性教育を学び伝える講師が増えてきており、性教育ブームとなっています。

そこで、より効果的に性教育を伝えることができる方法を国内外で調べ、実際に検証実験を個人的に行っているのですが、今回はその調べる中で気になった海外の性教育の方法を2つピックアップし、書いてみました。

大学生が高校生へ・高校生が中学生へ

題の通りですが、大学生(20代)が高校生に性教育を伝え、高校生が中学生に性教育を伝えます。

これは、少し年齢が上のお兄さん・お姉さんから伝えられることで、親近感が沸いたり、数年後の自分の姿として話を聞くことができることを、うまく活用した例です。
1つ先の社会的ポジションの人から教えられることで、聞く側も自分ごととして聞きやすく、自分の数年後の姿をイメージしながら聞くことができます。
(これは、こちらを参考に読んでみてください。)


また、伝える側にもメリットがあります。
伝える側も、伝えるために教材や授業内容の準備を行います。よく数学などでも、「勉強を教えながら教える側も理解して勉強している」と言いませんか?
性教育も同様に、伝える側も伝える内容を理解し、人に伝えられるほど学んでいるので、伝える側にとってもいつの間にか勉強になっているのです。

このように、双方にメリットがあり、より効果的な性教育の方法といえるのではないでしょうか。

男女のペア講師で伝える

性教育を、男女から伝えられることはなかなかないのではないでしょうか。
しかし、男性・女性、またその他のジェンダーの誰にでも性教育は関係することであって、誰もが性について疑問に思うことや興味を持つと思います。

そこで、男女のペア講師で授業を行うことで、各性別の疑問や困っていることを解決できたり、その性別だから分かることを伝えられるようになります。

私も感じていたことですが、私が女性であるので、どうしても男性ならではの困ったことへの回答は、経験がないので伝えることが難しいです。

やはり、性教育は自分ごととして聞くことができることが大切なので、自分ごととして聞くことができる相手から聞く必要があると思います。

そこで、男女混合の性教育の際は、男女のペア講師で伝えることで、誰も取り残さない性教育ができると考えています。

私と認定性教育講師の岩川くん


この2人で、おっぱい展、性の疑問解決トークに出演しました。性教育について男女ペアで話すことが初めてだったので不思議な感覚でしたが、1つの質問に対して女性視点と男性視点で答えることができ、とても参考になり充実したトークイベントになりました。


性教育が効果的に伝わるように

性教育を伝えていく中で、「どうしたら性教育を自分ごととして考えることができるか」「手・目・頭を使って知る」をポイントに考えながら、授業内容やワークショップを組み立てています。

(参考に)


自分ごととして考えるために、今回ピックアップした2つは効果的と考えています。
あまり、この2つの事例を国内では聞いたことがないですが、今後チャレンジしたいと思っています。

ぜひ、共感・応援してくださる方はご連絡ください!一緒に実証検証を行っていきましょう!


2023/01/03


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