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【読書メモ#13】「わが財界人生」永野重雄 1982年 ダイヤモンド社

鉄鋼マンとして、そして財界人として

今回は1900年代の鉄鋼業界の一大経営者の永野重雄氏の書籍。
業界の大先輩であり、松江生まれの広島県下蒲刈島出身のこの地の先人でもある。

まさに戦後の「経営者の時代」を生き抜いた、その人生を通じたスケールの大きな会社経営のダイナミズムと社会・日本経済・世界経済の秩序の構築に全力を尽くした大先輩である。

ダイナミックな生き方は目次の項目を見ていただくだけでも感じていただけると思う。
まさにご存命の際は「生きる昭和経済史」と言われていたことがよくわかります。

EC設立の考え方に感化した「世界一国論」。
行政改革の方向性としての「州道制」。
など提唱されいまだに色褪せない施策も多い。

改めて、変動・変革の鉄鋼業界、日本産業のなかで
志を高く仕事に向かうための貴重な1冊となりました。

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