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集中してる雰囲気ってどんなだろう?

授業における良い雰囲気、特に集中している状態ってどんな状態なんだろう、と考えた回です。

「ただ静かに座って板書を写している状態」が規律のある、集中している状態と考えてしまいがちですが、
実際は生徒の脳内で思考が働いておらず、
ノートを作るという謎の義務を果たしているだけの状態なのかもしれない、と最近考えるようになりました。

それよりも
「何だろう、知りたい」
「クリアしたい」
という感情が生徒内に芽生え、
その知的好奇心や課題意識に基づいて、
読む・書く・聴く・話す・協力するということを実行し「力を注いでいる状態」こそが集中している状態のように思います。

そして、そうした実行がなされている中であれば、
例えば「ざわざわ空間」の中でさえも生徒の集中は存在するはずです。
ただじっと座らせて板書させているだけで、生徒が集中していると勘違いすることがないように気を付けたいと思いました。

また、生徒の集中というものは生徒自身から出るやる気次第であると考えると、教師にコントロールできないものであるように感じられますが、
知りたいという気持ちから知的好奇心を引き出したり、
生徒の意欲を掻き立てる課題設定を行ったりすることで、
生徒の集中状態を「つくる」ことは教師側の工夫によってもできるはずです。

詳しくはよければラジオの方もお聞きくださると嬉しいです!

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