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昨日の授業:推測から始まる読解活動

昨日(24日)の授業では、教科書の内容を聞いたり読んだりする前に、
生徒の持つ知識を総動員しながら推測するというスキーマ利用型の展開を行いました。

展開冒頭
・1行目にあるHow exactly do trees share nutrients through this network of fungi?という問いへの答えを理解するのを目標と設定。

・空欄部を推測するのは、いわば推測活動の初歩。
最も古く高い木=mother trees
という、名前を推測するのはそう難しくありません。
そしてこの"mother trees"が重要な役割を果たすことを果たし、
in this way(=この方法で)その木が若木を育てるらしいということを全体で共有する。

下の不自然な空白は、アイディアをスクリーン上で書き込むためでした

・次にthis wayを知ることを目標と設定。
・this wayを理解するために、以下の空欄が推測してみようと投げかける。

上部は推測活動に使い、空白を考えながら読むことで要点の理解にも近づきます。
下部はその後の読解活動に使ったパートなので、推測活動中は見えなくなっています。

・「mother trees は最も高い木なので最も○○を受け取れる」「それにより自分が○○とする以上に○○を生み出せる」など前後関係も生かしながら推測していく。
(ちなみに正解は上からsunlight / nutrients / need / younger)

・これらを一通り推測し、ペアでアイディアを共有したのちに、答え合わせ…とはいかず、ここでリスニングを挟み、音声で答えを掴ませます。
・そして黙読で最終チェック。

こんな流れです。
推測をすることで、「本当はどんな内容なんだろう?」「どんな表現になるのだろう」というフックを作るための活動になり、
その後のリスニングや黙読への目的も作れます。

英語以外でも、どんなトピックでも使いやすい活動だと思うので、
展開冒頭に気軽に入れてみてください!

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