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転職活動中に読んで助かった関連本3選!

今年2月「廃業」を言い渡された私は、3月上旬には残務処理と並行して転職活動をはじめた。

今回は、かなりの急ピッチで進めた転職活動の最中に読んだ14冊あまりの就職関連書の中から、最も有効と感じた3冊に絞って紹介したい。

絞る理由は、いくら自分が「全部使えたよ!」と言っても、現在の仕事を並行させながら転職本を立て続けにそんなに読むバイタリティや時間的余裕は容易に生まれないだろうし、読む順番次第で4〜5冊くらい「あまり読む価値がない」と思った本もあるからだ。


①転職2.0 日本人のキャリアの新ルール (村上臣・著)


就活をはじめるにあたり、「最先端のキャリア・働き方の情報」をまず知っておくことで、キャリアに対する視野や可能性が広がる。本書はわかりやすさにおいても、網羅性においてもその点で良書。

人間の仕事が加速度的にテクノロジーに食われる人生100年時代において、マーケットバリューを高めるキャリア形成の普遍的な指針が紹介されている。

仮にキャリアと聞いて億劫な気分になっても(私自身もそうだった)、世の風潮を知ることで立ち回れることは色々とある。履歴書、面接に至るまでだ。コンテンツ的に次の本と被る点も幾らかあるので、2冊しか読む余裕がないという方は本書は一旦飛ばそう。

②このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む転職の思考法 (北野唯我・著)


転職サイトへの登録やリクルーターと接触する前に読んでおいた方が良い本。小説形式ではあるが、安っぽい自己啓発本(←私が最も苦手とするタイプの本)とは対極の、明晰に筋立った実用書。

社会人の市場価値や、仕事(職種)のライフサイクル、エージェントの見極め方など、現代日本の就活においてポイントとなる観点が包括的に載せられていて、表現も優しいのでファーストチョイスとしても最適。

中でも、"やりたいことが見つからなくても悲観する必要はない"とするbeing型理論は、次のステップへ進む気力が萎えずに済む点でも、次に紹介する書籍との相性の面でも好ましい。

③科学的な適職 (鈴木祐・著)


職場見学へ行く前には読んでおいた方が良い本。 10万本の科学論文と、600人を超える海外の学者や専門医に行ったインタビューから特に職業選択や人間の幸福や意思決定に関するものをピックアップして、適職選びのポイントを追求する。

本書の使い所は、複数の就職先から希望する優先順位を絞り込むプロセスにある。必要とするMicrosoft Excelのスキルも基礎的なものにとどまっており、Excelが使える環境にある人間なら重宝するはず。

中でも7つの大罪は他書をぶった斬るような痛快さがあるし、7つの徳目、8つの悪などは何が累積するとストレスになったり幸福感に繋がるか端的に列挙されているので、とても参考になった。

その他に読んだ本 (参考までに)

・世界一やさしい「才能」の見つけ方 一生ものの自信が手に入る自己理解メソッド (八木仁平・著)
・展職のすすめ 人生のバリューを上げるキャリアアップ転職の秘訣 (石合信正・著)
・世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド (八木仁平・著)
・10年後の仕事図鑑 (落合陽一、堀江貴文・著)
・ハーバードの自分を知る技術 悩めるエリートたちの人生戦略ロードマップ (ロバート・スティーヴン・カプラン・著)
・2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ (ピーター・ディアマンディス、スティーブン・コトラー・著)
・転職ばっかりうまくなる (ひらいめぐみ・著)
・世界一流エンジニアの思考法 (牛尾剛・著)
・転職と副業のかけ算 生涯年収を最大化する生き方 (moto・著)
・LIFE SHIFT (リンダ グラットン、アンドリュー スコット・著)
・LIFE SHIFT2: 100年時代の行動戦略 (リンダ グラットン、アンドリュー スコット・著)
・「手紙屋」 ~僕の就職活動を変えた十通の手紙~ (喜多川泰・著)

総括


仮に出した答えが当初と何も変わらなくても、しっかり悩んで"自分で人生を選択した"実感を持つことだけでも、モチベーションとは案外上がるものである。こうした書籍は様々な観点を与えてくれる。

私自身、悩んだ時間の割に大胆な選択はしていないが、少なくとも選ぶ際の思考軸に自信を持つことができた。仮に今後、新しい職場で悪い意味での"こんなはずじゃなかった"が露呈しても、後悔や言い訳は何も読まなかった場合に比べて少ないと思う。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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