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#019【絵本】わたしと あそんで

今日もホッコリ絵本の世界へ📚
絵本を読んだ記録として、感想を書いています。



まずは一言

作者マリー・ホール・エッツさんは社会学を学び子どもの福祉のために働いていた方で、健康を害されお年を召してから絵本を書き始めたそうです。

その頃でしょうか?以前読んだわたなべしげおさんの本には、アメリカの児童図書館員時代に偶然エッツさんと出会い、当時はこんな所に居るのが珍しかった日本の若い男性に「もらってくれないかしら?」と絵本をいただいたという素敵なエピソードがあって、エッツさんの絵本を読んでみたいと思いました。


今日の絵本

『わたしと あそんで』

マリー・ホール・エッツ ぶん/え
よだ じゅんいち やく
発行所 福音館書店(1968年)



感想

絵は昔からかなりの腕前だったということですが、
鉛筆画に少し色がのった、素朴でとてもかわいらしい絵です。
こういうシンプルなのって、
上手い人じゃないと様にならないんでしょうね^^

はらっぱへあそびにいった小さな女の子。
そこで出会うバッタやかえるや動物たちと一緒に遊びたくて
つかまえようとするのですが、みんな逃げてしまいます。そして、ひとりあそびをはじめた女の子。

だあれも だあれも あそんでくれないので、わたしは
ちちくさを とって、たねを ぷっとふきとばしました。

それから いけの そばの いしに こしかけて、
みずすましが みずに すじを ひくのを みていました。

『わたしと あそんで』より


女の子がじっとしていると、動物たちは
「この人危害を加えるわけじゃないかも?安全かも!」
とそっと近づいてきます。
みんなと遊ぶことができてハッピーなエンディング。


こういう追いかけないことって大事なんですよね~。

自然や動物だけでなく、人間関係もそうかもしれません。
一人でも楽しそうな雰囲気の人にみんな何だか惹かれていく♪

まずは自然体で、リラックスして。

新学期、新しい環境にちょっと馴染めないなぁ~と思う時にもひらきたい絵本でした。







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