【読書感想】猫のエルは
今日もかわいい本の世界へ📖
絵本の合間に読む、気になった本の感想を書きます。
はじめに
以前Instagramで感想を書いた📖『100万分の1回のねこ』でファンになった町田康さんと、世界観がスキな『せかいいちのねこ』のヒグチユウコさんがダッグを組んでいる本があるではないか!と借りて来ました。
猫三昧の5編。
今日の本
『猫のエルは』
文 町田康
絵 ヒグチユウコ
発行所 講談社(2018年)
感じたこと
私は生まれてこの方、猫はもちろん犬も飼った経験がないので習性や可愛らしさは一般的にしか分からないけど…やっぱりネコ派。この本を読んでいてやっぱりそう思いました。猫の生き方がいいんだなぁ=(^.^)=
「諧和会議」
ことばを持った動物達が諧和会議にて自由気ままな猫を糾弾するのだが…。諧和とは、やわらいで親しみあうことや、他と協調すること。ねこサスガ!本の表紙裏表紙はこのお話の会議に出る動物達なのね、可愛い。
「猫とねずみのともぐらし」
通販雑誌フェリシモに寄せた作品。雑誌購読者にターゲットを絞って書かれたのか、読みやすくて可愛いおはなし。トムとジェリーを思い出した笑
「ココア」
人間と猫が入れ替わった世界。猫社会があれば人間なんてそんな扱いなのかもしれない。人間のエゴや驕りへの注意喚起として。
「猫のエルは」
”生きてるだけで儲け”という詩を改題されたもの。
作者の実体験なのかな?
「とりあえずこのままいこう」
犬が猫に生まれ変わった設定のお話。猫と犬の違いが、人間のタイプの違いにも感じられた。おもしろい。
それぞれのストーリーに添えられるヒグチさんのねこの絵がキュート!絶対ねこ好きだよね?
そして町田さんも多分そうだろう。物語からねこ愛が感じられてならない。私は町田さんの書く物語がやっぱりスキ。
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