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-FXで勝てるようになるまで2-なぜ負けるのか、損切りや利益の考え方



前回の記事を見てないと理解できない話もあると思いますので、必ず前回の記事を読んでから戻ってくる事をおすすめします。


FXで負ける理由の一番の大きい理由、勝てる人がほとんどいない理由もそうですが、

【FXは、負けるゲーム】です。

金銭が見えず、データ上になること
自分のコントロールや想像がたやすく外れること
辞める意思も勝つ意思も自分にゆだねられてること
自分の行動が結果に結びつかないこと
いろいろ負ける原因はあります。


キャンブルで例えると 
パチンコやスロットだとたまに大勝ちできたりします。
その理由は、負けはコントロールできるが、勝ちのコントロールができないことです。
設定判別や台選び釘選びは別として。 
負けは自分でお金を入れなければそれまでです。1000円単位でコントロール出来ます。
勝ちは固定されていて、1500発〜続くまでと、大体の最小勝ち単位が1500発(約6000円)決まっている事です。
安心して見ていられます。
なのでパチンコには必勝法が存在します。
良い釘の台を見つけて1000円打って辞めることです。
負けは1000円だけなので期待値はぐんと上がります。

FXは負けのコントロールが出来ます。
できる限り、最小に留める事ができます。
必ず修業は必要ですが。(前回記事参照)

そして勝ちも固定ではありません。
目まぐるしく動く金額、さっきまであった含み益が半分に、損切り幅の設定次第では逆にマイナスになることもザラです。

50万あった含み損が500円になるのをずっと見ていられる人は中々存在しません。

眼の前に有る利益、手のひらに合った利益を減らされる苦痛はかなり心にダメージを与えます。
すると人間は利益を伸ばせなくなります。
また下がるかも、逆行するかも、、、

タチが悪い事に利確した瞬間100pips伸びるなんて事はGOLDで取引してる人はザラにあります。
焦りとイラつきから
自然とエントリーは増える。

そうなれば自然と、損は大きく、利益は小さくなってしまいます。

利確は早まり、損切り幅は増える。
これは当然な人間の心理です 、なんら恥じる事はありません。

しかし勝つためには、「損大利小」を「損小利大」に変換する必要があります。

前回までの記事で、損切りの重要性や意味を理解してると仮定して話は続けますが、私の考えでは負ける理由は【思考と認識の歪み】です。

FXや投資を始める理由はお金が欲しいからです。
多分99%がそうでしょう。

しかしお金が欲しいからではお金は生まれません。
それを仕事にしていくためにパターンを覚えたり、時間帯や支持線や経済指標やインジケータや組み合わせを考えチャートに表示させて、「仕事らしい」何かが出来てきます。

チャンスやタイミングを覚えたら、ここだと思うところでエントリーしていきます。
ここで重要なのは、エントリーするタイミングは、【形】だということです

支持線やパターンやなんでもいいです。
必ず形を見てエントリーしてるんです。
この形やこのパターンだからエントリーしている、言い換えれば、この絵が気に入ったから買った!と同じです。 

しかし買った瞬間、画面に表示される赤文字、伸びて青文字になってから皆は何を見ていますか?
数字です。数字を見ているんです。
歪んでるのがわかりますか?

ほんとに、これだけで勝てるようになる人もいます。それぐらい重要な事をいいます。


【形で買ったなら、形で売れ】


説明します。
売買を始めたら、即損切り幅を設定してください。
コントローラ等を使い、自動で設定されるのが望ましいです。
感情が入る余地があると人間は甘えるからです。
エントリーと同時に損切り幅も表示されるようにしてください。
おすすめは【mt4スピード】です。
有料ですが一瞬で元取れるのでおすすめです。
私は、GOLDを取引するなら損切り幅は20pips、通貨30pips固定です。
どれだけボラリティが高く、逆行即損切り、みたいな状況でも絶対に20pipsより伸びることはありません。
むしろ損切りできるときは10pips以下で損切りを繰り返すことも多いです。 
後々説明しますが、私の今のやり方だとこの損切り幅で充分です。

損切り幅を設定出来たら、必ずエントリーした根拠にならってエクジットする場所も決めてください。

自分の精神を守るために、それ以降は利益が表示されてる画面を目に入れないでください。

【形でエントリーしたのに、利益でクローズしてしまう】のを防ぐためです。

要は、現在この形だから、こうなる可能性が高い、
だから売買する、と決めたのであれば、次に売買するするのはそれが裏切られた時か、自分の想像通りの形になった時だけです。

特に利益だけみてエクジットしてる人の多くは、一時間足や4時間足で形を見て、エントリーしてからずっと5分足とか1分足を見てる人が多い気がします。 ここれは【時間軸の歪み】です。

利確も成長スキルです。
まずは形でエクジットすることを覚え、利確までの時間が伸びてくることでどんどん先を見通して利益幅が伸びてきます。

他のみんなが次にどうエントリーするか、目を充血させ頭から湯気をだし、利益幅をみて利確をしたくて精神が壊れていっている時に、
この形になるのなら、次にここで更にエントリーができるな、と考えれるのです。

前回の記事と合わせて、勝てる人と負ける人が同じ場所にいてやってる事は同じでも、考え方や姿勢が全然違うことが理解できると思います。
これこそ、勝っている人と負けている人が同じチャートと売買法でも結果が違う理由です。

そして、自分がもしもこの考えなら、勝てる可能性は格段に高まると思えると思いませんか?


FXは、世界一難しいゲームと言われています。
純粋な者だけが勝利します。
これは他の世界でも同じです。
大谷翔平がお金お金と言いながら野球をしているでしょうか?
ホームランを打つ瞬間、「これで年俸が1億増えるな」「前の打席で空振りしたから怖いな」なんて思ってないはずです。

FXも同じ、純粋を極め、結晶化していくんです。 

エントリー中に、お金の事を考えるのは純粋ではありません。
単純に形あてゲームの感覚で売買ができるようになって来る頃にはお金にも困ってません。

断言できます。
これは必ず。
必ずです。
世界1難しいゲームで勝つためには、純粋でなければなりません。
思考の歪みを排除し、時間軸の歪みを排除し、どんどん不純物が排除され、純粋の結晶になるんです。


なのでその頃には、これだけ利益がでた!やった!みたいな感情はなくなってると思います。
少し残念ではありますが、、、

そこまで至って、はじめてプロと名乗っても良いかもしれません。

なんの感情もなく淡々と世界一難しいゲームと言われる為替相場からお金をもぎ取って行くさまは、研ぎ澄まされた殺し屋のようでもあり、純粋な野球を楽しむ大谷翔平のような輝くプロでもあります。 


話は少し前にもどりますが、【FXは負けるゲーム】
です。
ここは避けられません。
避けて通られないのであれば、プロが取るべき行動は2つ、
リスクを許容すること
芸術的に負けること

これにつきます。
リスク許容とは損切り幅の事。
エントリー料金だと思ってください。
エントリーした時点でかかる料金だと思って忘れてください。
パチンコの1000円と一緒です。

芸術的に負けるとは損切り幅以内で損切りすること。

これは前回の記事である程度修業ができている前提で話しますが、自分の想定してない動きをした瞬間、問答無用で損切りする事です。

エントリーして2.3 分はあなたは冷徹な殺し屋になってください。

買ったなら上がれ、と命令するのです。
少しでもこちらを裏切る表情や動きをみせた瞬間、そのポジションを殺してください。
「殺さなければ私が殺されていたんだ、しょうがないだろうジョナサン。」とか言いながら殺してください。

1分後に上がろうが関係ありません。
自分の持ったポジションは自分を裏切ろうとしたのですから、殺されてもしょうがないんです。

上がればまたエントリーすればいいだけです。
「だから上がると言ったろうアンソニー?」とか言いながら買ってください。

自分がそもそも許容していた損切り幅より更に小さく損切り出来たのですから、あなたは勝ったと言ってもいいです。

どれだけうまく負けれるか、のゲームで芸術的な負け方をしていけば必ず利益の方が大きくなっていきます。

勝率30%
切ってても月100万円稼ぐことはできます。  

そもそも買ってる人は、トータルの勝率なんぞ気にしてないでしょうが。 

気にして統計を取っているとするなら、エントリーパターンの勝敗の統計ぐらいでしょう。

そんな事より、先月より何%資産が増えた、の方がはるかに価値があります。

正直、前回と今回の記事がちゃんと理解できるようになれば、勝てる可能性はかなり上がります。
むしろ、技術的な面よりもよっぽど大事だからです。

次回は、技術的な面に進んでいきたいと思います。
私が、主に使ってるインジケータやチャートのどこに誰が潜んでいるのか、みたいな話ができればと思います。


最後に、私が、今でも読んでいる、読み返している本、本当に役に立つ本を紹介します。  
高いですが、読んだことない人は読んでみてください。


そして、現状この2つの記事を読んでなんの成長や気づきも得られてない人は、勉強不足です。
そんな甘い世界じゃありません。
そんな簡単にお金を稼げる世界じゃありません。 
今のままじゃ絶対に勝てません。
勉強しましょう!
何回か僕の最初の投稿を読み返して見てください。
インジケータやそこらの有料記事なんかよりはるかに価値があるはずです。


参考著書

ゾーン / マーク・ダグラス

フィボナッチブレイクアウト売買法 / ロバート・C・マイナー

フィボナッチ逆張り売買法 / ラリー・ペサベント、レスリー・ジョウフラス

エリオット波動研究/ 日本エリオット波動研究所

サイクル投資法マスターブック / 松下誠

フィボナッチトレーディング /  キャロリン・ボロディン

フィボナッチ分析とディナポリレベル / ジョー・ディナポリ

特にサイクル投資法はかなりおすすめです。
それではまた!

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