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自意識について

私は自意識が高い

人はそんなに他人の事なんて気にしていないらしいが、そんな筈はない

みんな人の事なんて見ていないようで
しっかり見ているのだ

私は熱などが出て、一日中ベットの中で寝ているなんて時を除いて、365日毎日必ず化粧をし、髪型をセットし、お気に入りの服を着る

いつ何時誰が来るかも知れないし、
ちょっと家の近くのコンビニに行くのにも、
誰に見られているか分からない

会社に着ていく服だって
先週の水曜日に来た服を今週の水曜日に着て行き、それを同じ人に見られたら

あの人先週の水曜日も同じ服だったよね
なんて思われたらと思うと震えが止まらない

今日は穂村弘のエッセイを持って
家からすぐ近くのスタバではなく
わざわざ遠いスタバに来ている

うっかり知り合いや会社の人に、ひとりで穂村弘のエッセイをニヤつきながら読んでいる不気味で寂しい姿を見られたら、夏休みの間中、

ああ、なんて事をしてしまったのだ
と、落ち込んで暮らす事になる

そんな自意識過剰な自分がとても面倒くさいし
正直疲れる

しかし、同じく自意識過剰な
又吉直樹や穂村弘のエッセイを読んでいると

ああ、私と同じように考えている人が居るではないか、と少しホッとする

そして、不気味にニヤけながら
スターバックスラテを飲んだ夏休み初日