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16歳で東大に合格したKallisさんの話

*この記事は2021年6月20日の「林先生の初耳学」の放送内容をまとめています。

16歳で東大入学を許された韓国人・カリスさん。林修先生が、わざわざ話を聞きたいとオファーした天才だそうだ。

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カリスさんは、通常の東大入試ではなく、16歳で日韓による共同試験でトップ5に入り、それによって東大入学権を取ったそうだ。しかし残念ながら、東大は満18歳以上でないと入学を許可しないので、カリスさんは18歳になるまで2年ほど待機したらしい。(飛び級を認めないのは勿体ないとコメントしていた。私個人の意見としても、同意する。)

Kalissさんの勉強法

①ノートを取らない、②英単語は音読で覚える、③薄い参考書で何度も勉強

Kallisさん曰く、「ノートをまとめている暇があったら、参考書にその内容が書いているんだから何度も読んだらいい。」この意見には同意するところがあります。

私も、東大出身の先生に中学受験の勉強を習っていたことがありますが、重要な所があると、「テキストの余白に大きくキーワード書け!」という指示をされました。まとめのノートを作ることで記憶が強固になるタイプの人もいるでしょうが、綺麗なノートをまとめるよりも、重要なキーワードは何で、他のキーワードとどうつながっているか?ということを理解するのがより大事なのではないかと思います。私の個人的な観察ですが、ノートをカラフルなペンで丁寧にまとめているけど、成績がふるわないという人は真面目な女の子に多い印象ですね。

③の「薄い参考書を使う」にかかることですが、量の少ない制約の中で重要なポイントをまとめようとすると、キーワードだけに絞りがちです。薄い参考書というのは、つまりはキーワードだけ効率的に集めた用語集のような状態になるので、何を重点化して勉強すればいいかわかりやすいのです。私の知人に、東大を優秀な成績で修了した某国立研究所研究員の方がいるのですが、彼は「書店でもっとも薄い参考書を選んで勉強した」と言っているのが印象的でした。

また、Kallisさんは試験を突破するにあたっては「逆算的勉強が大事」と解きます。その試験を突破するのに必要な学力、それに対して自分が今足りていない能力をどう補うのかという話でした。

この話は、その通りだと思うのですが、一方で、「自分の足りていない部分を、客観的に正しく知るのが一番難しい。勉強も、どこまでわかっていて、どこからわからないのか、説明すらできない人が多い。それを正しく分析できる能力は、どう身につけたらいいのか?」という印象を、個人的には持ちました。

結局、正しい洞察力を持てるのが、Kallisさんの天才たるゆえんなのだと、私は思います。Kallisさんは16歳で東大に合格してから入学まで2年間、何千冊もの本を読んだそうです。洞察力も結局は大量の情報インプットに支えられているものなのかもしれません。

日本人の英語はどうしたら通じるのか?

文法ではなく発声が大切で、特に次の2点が大事だと、Kallisさんは説きます。①日本人の発音の仕方は単語ごとに区切っていて分かりづらい、②日本語は喉でなく、口先で音を調整しがちで、全体的に高く聞こえる。喉の奥から低く話すだけで、英語の発音らしくなる。①は他でもよく言われています。"Stand up!"を、スタンド・アップと発音するのではなく、スタンダップのように、単語のつながりを意識して発音する(linkingとよばれる)のですが、日本人はできない人が多いです。

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②の理由は、あまり聞いたことがないですね。感覚的に、確かにそうかもしれないと個人的には思いました。Rの音はかなり喉の奥からです。

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他に印象的だった点

カリスさんは、虐待家庭に育ったことやイジメにあったこともあり、韓国には愛着がないそうです。が、「ドラゴン桜」を見て、東大に行って韓国を脱出する決意をしたそうです。

韓国人の男性は20歳前後で兵役に行かなければならないのですが、この兵役を逃れるために、AI研究をがんばり、東大の先生に推薦文を書いてもらって、特別に永住権を得たそうです(普通は10年以上住むか、日本人と結婚して3年たつなどの条件が必要)。

現在AIを使ったベンチャー企業の役員をつとめていますが、永住権を取るのがあと1ヶ月遅かったら、兵役でその話はなくなっていました。ですが、そのことを隠して企業と交渉をしたそうです。カリスさん曰く、ハッタリって大事だそうです。


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