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リリィと66号線が愛しくて

親愛なるあなたへ

今日は珍しく予定のない日で、午前中うとうと眠っちゃった。こんな時間の使い方って贅沢だよね。

今日はリリィについてお話したい気分~

リリィ。そう、アルバム「THE LIVING DEAD」に入ってる曲だよ。


THE LIVING DEAD

あなたはリビングデッドのアルバムではどの曲がお気に入りかな?
私はもう全部大好きなんだけれど、今日はその中でもリリィについて。

リリィ、タイトルも可愛いし大好きなの。

この曲のリリィという女性がとても包容力のある寛容な女性だなぁて、同性の私でも羨ましくなっちゃう人だなぁて思った。

そして、藤くんすごく素敵な恋愛してきてるなぁとも思ったんよね。
男性は周りも男性が多い中で女性から「可愛い」って言われる事はすごく嫌な気持ちになる方が多いよね。
でも一方で、2人きりでいる空間の時には女性が発しても嫌じゃない…はず(だよ…ね?)

それが全部表されているとっても素敵な曲。

歌詞の中でリリィの台詞とされてる、
「かわいいヒトね」
「格好いいよ」
「そういうトコロも全部 かわいいヒトね」

ぜんぶ全部愛の言葉で大好き。

歌詞では「スポットライトの下 低いステージの上」がすごく好き。
藤くんの書く歌詞はいつも対極の2つの事を並列に書いてくれるよね。こういう所がたまらなく好き。
一見真逆な2つの事って、いつも背中合わせで成立してるから。それを分かっててくれてる安心感。

「嫌いだ 全部好きなのに」とかね。
(プレンゼントの歌詞ね)

あなたは夢にBUMPや藤くんが出てきた事はあるけ?

私は少なくない数あるげんけど、そのうちとても印象に残ってるのは、高校生の頃に見た夢だよ。

河原に学生服で2人で座っててね
(まぁ色々あなたからのツッコミは聞こえてくるんだけど、一旦この設定受け入れてね)

その時に私は藤くんに聞くんだよ
「リリィは、藤くんがすごく大切な人を想って作った曲?」て。

藤くんはコクンて頷くの。

それだけなんだけど、私の心にすごく強く残ってる夢なんよね。
こんなにも強く残ってるのはやっぱり10代特有のなんとも言えない気持ちを抱えて、本当に死ぬ気で曲を聴いていたからだって思うよ。そんな思いで過ごした中で見た夢だから、強烈に残っとるんよね。

FLAME VEIN、The LIVING DEAD、jupiter、ユグドラシル、orbital period
青春期真っ只中、もう数え切れないくらいそれぞれ聴いきた気がするよ。

私は当時iPodとか持ってなくてさ笑、
家にいる間中、部屋で延々聴いてた。
そうして繰り返してると頭の中に曲がインストールされるがいね?それを外で、授業中、登校中下校中、とにかくいつでも頭の中で鳴らした。

もうギターやベースの低い音、呼吸みたいに刻むドラムの音も全部ぜんぶ頭の中に入ってて。
頭の中で鳴らす時には間奏も全部入ってた。

その状態で本物の音源を聴く時は、頭の中の自分の音、そこから流れる音符を、実際に流れてくる音符と重ねて答え合わせしていくような感覚になるんよ。

ユグドラシルなんかは、ひとつの曲の終わりの頃に、次の曲のイントロがもう聴こえてくるんだよ。

そんでさ、高校、大学、就職、結婚、出産と
ライフステージの変化はあるし、あの頃のように一日中自分の為の時間、というのはもうないから、今は高校生の頃と聴き方は違うんだけど、
でもそれでも、どれも本当に私にいつも大事なことを教えてくれる事は変わらないし、やっぱりBUMPの音楽っていいよね。

藤くんさ、ライブで時々言ってくれるよね。
僕たちの音楽と離れている時があっても構わない、またこうして聴いてくれる事が嬉しい、て。
こういう言葉はorbital periodの頃のツアーでは言ってなくてさ。今はあれから時が経っていることをすごく感じた。

その時々の自分の状況で響く曲も変わるよね。

誰かを好きになったりした時はそりゃもうまた心の奥深くにも届くし。だって愛してる時って傷つく行為と思わない?些細ないろんなものが心をずぶずぶに刺すよ。目に映るものに泣けるし。愛されてやっとその時傷が癒えるよね。
私の中で愛って自分の心から生まれる感覚が今すごくあってね。貰うよりも与える喜びがある感じなんよね。
でもそれはきっと大切な人に愛されるを知ったからだって思う。
もう今の私の人生のフェーズは、愛されるより愛するのフェーズな気がしてるんだよね。
もう十分貰ったんよね、私。今度は自分が周りに返していくターンだよ、これからもうずっと。
でもそれも、基本的な物が色々満たされてるからだとも思ってる。
今に感謝しかない。それを行動で伝えていくしかないよね。
大切な人を大切にしたい。あなたが大切なんだよって伝えるには言葉と行動で示すしかないんよね。

あとはリリィのお話の流れから、66号線もすごく好きなの。
最初のギターのイントロがいいよね。
私には2人が歩くスピードをお互いに合わせながらのリズムに聴こえるの。
シャーンシャーンシャーンシャーン て4回。

その後に
「聞かなきゃいけない話が 全く頭に入らないのは
愛されたくて 必死だから」
だよ。
冒頭の優しい藤くんの語りかけるような歌声に胸がきゅうううって鳴ったよ。

この歌大好きなの。
「66号線の途中 蓋を開けちゃって ごめんね
あぁ だけどおかげで やっと見付けた」
こんな風に「やっと見付けた」って言われたら、どんなに嬉しいだろうね。

藤くんはさ、こうも言ってたよね。
自分の作る曲が、意図せずその人の心の柔らかい部分に触れてしまう事がある、って。

私これを聞いた時泣いちゃった。
あぁやっぱり藤くん分かってるんだって。
私もそれよくあるもん。
その感覚ごと分かってくれてるんだよね。
それにまた泣いちゃうよね。

66号線のラストがまたいいよね。
「僕が見付けるまで生きてくれて 見付けてくれて ありがとう
あなたが選んだ世界に こんな唄が出来たよ」

「こんな唄が出来たよ」
の、もう普段の喋り方と変わらないくらいの低い歌声が、心臓にじわーって沁み入るんだよね。
私の泣きたいところにそっと触れてくれる感じ。

こんな風に話してるとまた聴きたくなるね。
今日も聞いてくれてありがとう。

良い一日を過ごせますように。


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