子どもの服で手製本 : 絵本にへんしん
着られなくなってしまった子どもの服。かわいい生地だし、何かに活用できないか。できれば子育ての思い出として残せるような形で・・・。
そこで、子どもの服を本の表紙にリメイクして、小さな絵本を作ってみました。生まれたときから今までの、生い立ちの絵を添えて。
作業イメージをまとめます。
作りかたの流れ
①布を裏打ちする
この服を使います。子どもが赤ちゃんのとき着ていたもの。模様が可愛くて、手放せずにいました。
使えそうな部分を切り出します。
水に浸した生地を、裏返しにしてパネルに貼ります。
子ども服は伸縮性があるため、少しひっぱるとぞうさん柄がすぐにビヨーンと伸びていきます。そうならないよう気をつけつつ、裏打ち用の和紙に、接着剤(のり:ボンド:水)を塗って、生地にペタリ。
しっかり乾かします。
②本の形をつくる(表紙と本文)
裏打ちした布で、表紙となるボール紙を包みこみます。
本文紙もカットします。
本文紙をじゃばらに貼り合わせ、最後に表紙と貼り合わせると、本の形が完成です。
③本の中身をつくる
「本の形」を作るのに並行して、どんな「中身」にするかを考えます(ワクワクします)。今回は、子どもの0歳から現在(4歳)までの生い立ちを「絵」に描いてみようと思い立ちました。たとえばこんな絵です。
子どもと毎日一緒にいると、いつのまに大きくなっているんだろうと不思議に思うばかりですが、こうして絵に描いてみると、髪型や体型がいつ・どのように変化していたか、改めて観察できました。
このように出来上がりました(アニメーション動画)↓
まとめ
子育てをとことん楽しみたい!という気持ちから「子どもの服で、思い出に残る本を手製本で作ってみる」ことに挑戦しました。その初回・試作として「生い立ち絵本」を作りましたが、もっとほかの中身でも作ることができそうです。
手製本は初学者なので、じゃばら本の作り方・布の裏打ちは、「本のアトリエEIKO」さんのキットを参考に作りました。詳細の方法は本キットの解説書をご覧ください。手製本の技術をこれからもっと勉強したいです。
作業中、余った紙を使って、子どもに小さなじゃばら本を作ってやると、子どもは絵を描いて「おはなし」を語り始めました。白い本を子どもに渡すだけで無限の世界が広がって、新しい遊びが始まります。その表紙が、思い出の生地や、美しい手製本だったら、より大切な1冊となるのではないかな。
これからも、「子ども服で手製本」の可能性を試していきたいです。
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