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編集/ 育児/ 文学/ 版画/ 医療。育児(4歳児)と仕事(医療系編集)のあいまの趣味時間で制作しています(ZINEや版画や4コマまんが)。神戸在住。 https://twitter.com/cozue7 https://www.instagram.com/cozue_blue/

マガジン

  • 六甲のふもと 百年の詩人

    八木重吉の神戸詩ブックレット「六甲のふもと 百年の詩人:八木重吉の詩 神戸篇」に関する記事です。

  • じぶんでつくる漢詩と版画(かんしはんが)

    自作の漢詩(原文・書き下し文・現代語)を紹介します。 詩にあわせた絵(木版画)も作っていきたいです。 漢詩をつくることと、版画をつくることは似ています。どちらもつくるのに手間がかかること。そして、対象(ものや心情)をじっと見つめなければならないこと。あわただしい日々のなかで、そんな時間を大切にしたいと考えています。

  • 感染対策関連

  • 伝わる 図解のつくりかた

    伝えたいことを視覚で表す「図解」のスキルをまとめます。図解をつくれると、ウェブサイト、eラーニング、SNS、プレゼン用スライドなどさまざまな記事づくりに役立ちます。誰でもいろんな「図解」がつくれることを紹介したいです。

  • 知られざる「日本の漢詩」を読む

    日本では江戸時代に漢詩の文化が栄え、すぐれた漢詩がたくさんありますが、今やほとんど読まれることがなくなってしまいました。面白いと感じるものを、少しずつ読んでみます。

最近の記事

わたし色の「土えのぐ」:親子で楽しむ身近な自然②

じぶんで集めた土で「土えのぐ」を作って、絵を描くことができたら楽しそう。 絵の具といえばチューブに入った既製品というイメージでしたが、古来もともと絵の具は色土から作られていたそう。さっそく5歳娘と挑戦してみました。 土えのぐを作るまず土を集めます(前回記事)。六甲山で集めた土が余っていたので、それを使うことにしました。 ふるいにかけた土を、水とよくまぜてしばらく置くと泥状の部分ができました。 泥の部分を取り出そうとするとき、やってみると、どこからが水で、どこからが砂(粒

    • 色とりどりの土を探しに : 親子で楽しむ身近な自然

      皆さんは土の色に注目したことはありますか? 「土をよく見てみると、いろんな色がある」らしく、興味がわいて身近にある土を集めてみたくなりました。子どもの外遊びの合間に、あちこちの土を集めてみたら楽しそう。さっそくやってみることにしました。 土を探す土ってどこにあるんだろう。外を歩くと、家の近所はアスファルトで舗装されていて土は見当たりません。花壇はありますが、花壇の土を掘るのは迷惑だし、それに「園芸用の土」を買って入れたような土は避けたいところ。せっかくなのでここ神戸の土地に

      • 「えにっきちょう」を作る:小さな子どもの字のない日記帳

        先日、親をまねしたい4歳の娘が「にっきをかきたい」と言い始めました。印象深い出来事があると、日記をかくように絵で表すようになったのです。 まだ字を書かないような小さな子でも日記をかいて遊んでもいいのかもしれないと考え、幼児向けの日記帳を探しましたが、娘に使いやすそうなものが市販では見つけられなかったので、「えにっきちょう」を手作りしてみることにしました。 「えにっきちょう」を設計する小さな子ども向けの日記帳とはどのようなものがよいか、娘の日頃のお絵描き遊びの様子を参考に考

        • 詩人タゴールが百年前に神戸で語った「子育て」の話

          私は神戸に暮らして、子育てをしている。育児の合間に色々と調べものをしていたら、百年前(1924年6月)に、かの有名なインド詩人ラビンドラナート・タゴール氏(当時63歳)が神戸・元町を訪れ、子育てに関する講演をしていたことを再発見した。百年前のタゴールのメッセージについて紹介したい。 タゴールとはラビンドラナート・タゴール(1861-1941)は、アジア人で初めてのノーベル賞を受賞したインドの代表的詩人である。インド国歌、バングラディッシュ国歌の作者としても知られる。詩のほか

        わたし色の「土えのぐ」:親子で楽しむ身近な自然②

        • 色とりどりの土を探しに : 親子で楽しむ身近な自然

        • 「えにっきちょう」を作る:小さな子どもの字のない日記帳

        • 詩人タゴールが百年前に神戸で語った「子育て」の話

        マガジン

        • 六甲のふもと 百年の詩人
          6本
        • じぶんでつくる漢詩と版画(かんしはんが)
          2本
        • 感染対策関連
          13本
        • 伝わる 図解のつくりかた
          19本
        • 知られざる「日本の漢詩」を読む
          6本
        • 好きな本 100
          2本

        記事

          はじめの言葉に耳をすます:発語からみる子どもの世界

          子どものまなざしには何が映っているのか、何を感じているのか。そんな素朴な興味から、私は娘が話し始めてから、その言葉を大切に書きとめてきました。 特に2歳半から4歳半にかけての2年間には、いきいきした想像力が言葉のかたちであふれ始めました。そして、この特別な期間に記録したなかから印象深いものを集めて、小さな本のかたちにまとめました。 たとえば、こんな言葉です。 すべての生きているもの・生きていないものとの対話。 知っているかぎりのことをつなぎあわせて生まれる思いがけない文

          はじめの言葉に耳をすます:発語からみる子どもの世界

          子どもの服で手製本 : 絵本にへんしん

          着られなくなってしまった子どもの服。かわいい生地だし、何かに活用できないか。できれば子育ての思い出として残せるような形で・・・。 そこで、子どもの服を本の表紙にリメイクして、小さな絵本を作ってみました。生まれたときから今までの、生い立ちの絵を添えて。 作業イメージをまとめます。 作りかたの流れ①布を裏打ちする この服を使います。子どもが赤ちゃんのとき着ていたもの。模様が可愛くて、手放せずにいました。 使えそうな部分を切り出します。 水に浸した生地を、裏返しにしてパ

          子どもの服で手製本 : 絵本にへんしん

          「かぞくしんぶん」を作ろう

          流れゆく時間のなかで「ふりかえる」「まとめる」時間をとることはとても難しい。それでも、家族の記録を、何かの形に整理してみたい。特に、3歳の子どもの思考や言葉と、絵や工作、写真を、まとめて見られる形にしたい・・・。 そんな気持ちで、「かぞくしんぶん」を作ることにしました。 読者は、家族のためだけの、ささやかなしんぶんです。 2023年1月に創刊、毎月1回発行。ようやく半年間(6回)続いたところです。 その製作記録を書いてみます。 作ってみよう1ヵ月を「1枚」にまとめる小さな

          「かぞくしんぶん」を作ろう

          子どもの「おえかき」でつくる紙袋

          こんにちは、紙小物が好きなcozueです。 3歳娘がよくおえかきをしています。小さな手にギュッとにぎられたペンやクレヨンが、意気揚々と走りまわって描かれた模様。予期せぬ配色。唐突ないろがみ。そんな不思議で楽しい絵を、何か紙小物にアレンジできないかな?と考えて、紙袋を作ることにしました。 文庫ブックカバーだと娘は使えないし、折り紙箱だと隠れる部分が多くなってしまうし・・というわけで、なるべく絵を全面に使える紙小物として選んだのが紙袋です。作るのもかんたん。折って、貼るだけ!

          子どもの「おえかき」でつくる紙袋

          「スタンプ帳」とおでかけしよう!(3歳と街じゅうスタンプあそび)

          3歳娘と遊べる楽しいことを日々探しています。cozueです。 娘に小さなノートを1冊あげました。「スタンプ帳」です。 「お外にはんこを探しに行こう」と誘ってみました。何があるのか?という顔の娘を連れて、近くの電車駅にいき、駅スタンプをポンと押しました。大きなまるいスタンプ。娘は目をかがやかせ、すっかりこの遊びにやる気になりました。 そんなわけで、小さなスタンプ帳は娘の宝物になり、休日にどこかへ出かけるときは、小さなリュックサックに入れて持っていきます。 駅スタンプスタ

          「スタンプ帳」とおでかけしよう!(3歳と街じゅうスタンプあそび)

          世界にひとつの「等身大ぬりえ」を描こう(3歳とおうち遊び)

          3歳娘は「ぬりえ」がだいすき。 じぶんの体をそのまま型どった大きな絵に、好きに色をぬれば、世界でひとつのじぶんのぬりえになるのじゃないかしら。さっそくやってみることにしました。 ①模造紙を広げて、子どもを型どる「ちょっとここにゴロンしてみて」。娘は「?」の表情のまま模造紙に寝そべります。3歳は、まだなんとか模造紙に体が入ります。 母は、クレヨンで体をそのまま型どります。 あたまのまるいかたち、ほっぺのふくらみ、指先のなにげない角度。ひとつひとつの体の部分を愛らしく発見し

          世界にひとつの「等身大ぬりえ」を描こう(3歳とおうち遊び)

          tupera tupera本でおばけの「おめん」づくり(3歳とおうち工作)

          ハロウィンが近づき、保育園で「おばけ」をおぼえてきた3歳娘。こわがっているので、一緒に「おばけ」を作ってみることに。 『tupera tuperaのわくわくワークショップ』という本にある「なりきりおめんをつくろう」を参考に、家で工作することにしました。 この本は先日tupera tuperaのイベント@神戸で見つけ、いつか作ってみたいなと買ったものです。 ①おめんの形を選ぶ本にはさまざまなおめんの形が載っています。「どの形がいい?」ときくと「くも!」と即答。曲線でいちば

          tupera tupera本でおばけの「おめん」づくり(3歳とおうち工作)

          アナログレコードと楽しむ子育て:昔の子ども向け音楽集がおもしろい

          子育てで見つけたmy favorite things:今回はレコードのこと 赤ちゃんとの暮らしに「レコード」は相性がよい。赤ちゃんは回るものが好きで、円盤のくるくるを一緒に眺める。やさしい音もよい。片面20分ほどで鳴り終わるのもちょうどよい。それにレコードというだけで大人は少し優雅な気持ちにもなる。 レコードを聴き始めたきっかけは、赤ちゃんが生まれてから、母が古いレコードをくれたからだ。それは「音楽と愛と:0才からの音楽/愛の調べ」という10枚組のレコード集。101曲が収

          アナログレコードと楽しむ子育て:昔の子ども向け音楽集がおもしろい

          「ペーパーレス編集」で紙の本を作ってみるトライアル

          仕事で久々に紙の本を作ることになりました。新しい働き方を始めてみようと、「ペーパーレス編集」にチャレンジすることにしました。理由は①リモートの自宅環境にプリンタがない、②紙を削減したい、③WordやPDFの便利な機能を活用してみたい、からです。(かつては紙をたくさん使って編集作業していました) ところがペーパーレス編集の方法は、ネットで調べてもあまり方法は出てこず、手さぐりのトライアルとなりました。ここに今回の方法を共有しますが、今後もよりよい方法があれば改善していきたいと

          「ペーパーレス編集」で紙の本を作ってみるトライアル

          探検! 「こども本の森 神戸」ミニレポート

          本好きが一度は夢見るような、高い高い天井に届く本棚にかこまれて。「森」のような本のなかを、絵や言葉たちにいざなわれるままにすすみます。 ここは「こども本の森 神戸」。いつでも誰にでもひらかれた本の世界。赤ちゃんから大人まで、好きなところで好きな本を読んでいい! 高いところの本、どうやって読む?壁一面の本・本・本・・・。まず気になるのが「手が届かない」問題ですが、上段の本はディスプレイ用であり(耐震用に止められていて外すことはできない)、同じ本が下段にも棚差しされていて読め

          探検! 「こども本の森 神戸」ミニレポート

          わくわく秘密基地♡ダンボールハウスを作る3ステップ図解

          自分だけの、小さな「かくれが」があるってワクワクしますよね。 大きな箱があればすぐ入りたがる娘に、こんなダンボールハウスを作ってみました。 作り方はシンプル!作ってみると、とてもシンプルな工程です。 図解してみました。3ステップです。 ①ダンボールを切る・折る 図のピンクの部分をカッターで切ります。 ポイントは、一辺を切って、箱を展開してしまうこと。 ②家の形に組み立てる 展開したダンボールを裏返して組み立てます。そうすると、無地でおしゃれな見た目になります(表面

          わくわく秘密基地♡ダンボールハウスを作る3ステップ図解

          王子動物園の手作り絵本ZINE(1-2歳から楽しめる) 制作ノート

          神戸・王子動物園が大好きな娘(2歳)のために描いていた絵をつなぎあわせて、手作りの小さな絵本zineをつくりました。いろんな色や形の生き物を身近に感じ、仲良くしてほしいと願います。 「おさんぽ どうぶつえん :おうじどうぶつえんのともだち」 制作ノートをまとめました。 王子動物園には、娘が1歳の頃から通っています(入園料は600円、年間パスは3,000円)。乳幼児を連れて安心して散歩できる広い空間。何より、親も動物や解説パネルを見てリフレッシュできる楽しさ。乳幼児を連れて

          王子動物園の手作り絵本ZINE(1-2歳から楽しめる) 制作ノート