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2023年春 ウズベキスタン・タジキスタン 旅ノート

2023年のゴールデンウイークに行った、ウズベキスタン🇺🇿、タジキスタン🇹🇯旅の情報です。いずれも2023年4-5月現在の情報であることを留意して下さい。地名はカタカナ表記のみならず現地語表記にも揺れがあることが多いので少しのスペル違いは気にしないのが良いかもしれません。一応ウズベク語、タジク語表記も別につけておきますが、これが他の表記とあると思います。また、これはサンプル数n = 1の体験談ですのでご注意を。

ウルグベクのメドレセ@ギジュドゥヴァン


移動ルートと手段

  • タシケント→ブハラ: 鉄道(シャルク号=急行列車)、駅からはYandexタクシー

  • ブハラ〜ギジュドゥヴァン往復: 訪問先の陶芸スザニ工房のアブドゥッロさんから「タクシー呼んどきまひょか?」と言われたのでお願い。たまたま夕食で一緒になった日本からのご夫婦とご一緒して(途中までアブドゥッロさんに業者と思われてたけど)訪問。工房、メドレセと回ってもらう。

  • ブハラ→セントブ→サマルカンド: 旅行会社ツアー(Responsible travel https://www.nuratau.com )

  • サマルカンド→(🇺🇿/🇹🇯)→ペンジケント: 国境まではYandexタクシー、国境からはタクシー同乗

  • ペンジケント→フジャンド: シェアタクシー(宿に手配依頼)。150TJSで4時間弱

  • フジャンド→(🇹🇯/🇺🇿)→タシケント: フジャンド側バスターミナルまでは宿に呼んでもらったタクシー、国境通過も含めてバス(asian express)、タシケント側バスターミナルからは地下鉄

  • 【地名表記(いくつかの揺れあり)】
    タシケント Tashkent
    ブハラ Bukhara, Buxoro
    ギジュドゥヴァン G'ijduvan
    セントブ Sentob
    サマルカンド Samarkand, Samarqand
    ペンジケント Пенжкент
    フジャンド Хуҷанд

手配方法など

  • 【通貨】日本国内でウズベキスタンスム(UZS)、タジキスタンソモニ(TJS)への両替は厳しいかも(やろうと思ったこともない)。タシケント国際空港のパスポートコントロールを抜けると両替やATMあり。昔(私の初訪問2017年)のように闇レートもなく、訪問時で1USD = 11400UZS。桁が多いが、1000の桁で切り上げて11400 = 11.4kとキロ表記で認識すると楽かも。また、感覚としては1k UZS = 10TJS と思っておいた。
    また、両替レートは良くない。結局はATM利用が主。ウズベキスタンではソニー銀行のカードは弾かれることがあったが、Wise(旧、Transfer Wise)のカードは行けた。タジキスタンではソニー銀行カードも大丈夫だった。
    ユーロと米ドル(と英ポンド)を持っていたが、米ドルが一番使える。ユーロ使えるところは限定的。

  • 【鉄道】ウズベキスタン鉄道はweb、あるいはiOSアプリから予約(Androidアプリは未使用)。旅先で出会った複数の日本人旅行者から「日本のカードでは決済できなかった」という情報あり。Wiseのカードでは問題なく通った。
    また、空席は結構少なめ。1ヶ月前程度に予約を入れたらほぼ満席(特急列車のアフラショブ号は取れず)。しかし乗車前日に見てみるとちらほら空席あり。直前キャンセルやキープ席があるのかもしれない。

  • 【ツアー】トレッキングツアー(移動、宿泊、食事込み)をメールで予約。Responsible travel (https://www.nuratau.com) のシェルゾード(Sherzod)さんは英語堪能。このツアーの支払いはユーロ建てだったが、前金の入金はリクエストするとドルでも可だった。

  • 【国際バス(フジャンド→タシケント)】当日窓口販売のみ。100TJS。朝8時にフジャンド郊外の「タクソルボル」発。念のため7時ごろ着いておいたが、発券開始は7:30すぎ。車両の国境越えでアホほど待たされるのでシェアタクシー使うのと一長一短かも。

  • 【SIM】タシケント国際空港のパスポートコントロールを抜けたところに販売あり。念のため日本からAmazonで売ってるのを持って行ったが、接続が不安定で使い物にならず、結局ブハラの駅前でBeelineUZのSIMカード(10GB 55k UZS)を買う。このカードも都会では問題なかったが、地方へ行くと入りにくい。Uztelecomなどの方が昔のdocomoみたいに地方でも強いっぽい。タジキスタンは2泊だったのでSIM買わず。(ちなみに、今回を含めてSIMフリーのスマホをメイン機とは別に持ち歩いて、日本SIM(意外と日本番号でのSMS受信が欲しい場面がある)と併用しています)

  • 【宿】Booking.com利用。タジキスタンは使える宿が少なめ。当たりの宿は以下

    • Sarrafon B&B(ブハラ)
      2回目の宿泊。旧市街中心のラビハウズ(池)から徒歩1分。中庭が落ち着く。オーナーのアブドゥルさんはじめ、ご家族みな素晴らしいホスピタリティ。朝食に使う入り口スペースはカフェにもなってる。

    • Salom hostel(ペンジケント)
      ドミのみの宿ながら客が少ないと広々使える。クラシカルな建物ながら綺麗にされていて、なおかつキッチン完備。こちらも中庭が素晴らしい。完全に民家なので見つけるのが少しムズいが、家番号を辿っていけばOK。(呼び鈴あり)

    • Wellness Hotel and Spa(タシケント)
      地下鉄「赤色線」終点のブユグ・イパク・ユリ駅(「今イケてる街」感がする界隈)から7分ほどの静かな住宅街にある。中高級ホテル。オンラインの仕事を片付ける必要があった+どうせ旅の最後で疲れ溜まってるだろうと思い宿泊。非常に快適。スタッフの方も非常に真摯に仕事されてる。出発が夜便だったのでチェックアウト後にシャワーも浴びさせてもらえて大満足。一泊7千円ほど。

Sarrafon B&B @ブハラ
Salom hostel @ペンジケント

Yandexについて

上記で何度か出てるYandex。Uberみたいなライドシェアサービスで、気軽に乗れる(10分乗って15kぐらい)。タシケント、サマルカンド、ブハラで乗車。有効化にはウズベキスタン国内の電話番号が必要。私の場合、予めスマホにYandexアプリをインストールしておき、ブハラの駅前でSIM購入後直ちに、タクシー運転手の群れに囲まれながら有効化。当然、タクシー運転手からは目の敵にされてるYandex。「おい、またYandexかよ。。。最近なんでもかんでもそうや!商売上がったりやわ!」と不満たらたら。

Yandexの例。例えば空港からウズベキスタンホテルまで。

例えばブハラ駅前から市内まで約25分はタクシー運転手の言い値は40k、Yandexは20k。タクシー運転手曰く「快適な車で40k!Yandexはいろいろ問題多いぞ!」。ただこの発言、根も葉もない話ではなく、Yandex運転手は私を乗せておきつつ、空席に別のやつをYandex外で(相対取引で)乗っける運用をすることもありました。結局運転手の実入りはタクシー言い値ぐらいになってる模様。
また、相場が分からないときの値段交渉に使う方法もありそう。このためにSIMを購入してもいいかもしれない。

国境通過・ビザ等

  • 【日本⇔ウズベキスタン】(タシケント国際空港) 短期観光ならビザ不要。入国審査も特に何も聞かれず。(制度的には宿泊先で証明書(レギストラーツィア/レジストレーション)を受ける必要があるが…下記。)帰国便の出発時も同様。e-gate試行中らしく、UKみたいな仕様のゲート通過後、スタンプをもらう形。

  • 【ウズベキスタン→タジキスタン】(Samarkand (Jartepa) - Панҷакент (Саразм))ウズベキスタン出国時のレギストラーツィア(宿泊証明)の確認なし。係員と雑談してたらハンコもらえた。タジキスタン入国時も短期観光ならビザ不要。ほぼ無質問で通過。

  • 【タジキスタン→ウズベキスタン】(Фотеҳобод - Bekobod (oybek))タジキスタン出国時もとくに問題なし(賄賂の噂もあったが)。むしろ「お前、ウズベキスタンのビザは大丈夫か?」と心配してくれるほど親切。ウズベキスタン入国は相変わらずスムーズ。係官に「こんにちは!」と日本語で言われる。
    以上、人の通過はものの15分で済むが、問題は車両。私が行った時は混んでてバスが来るまで2時間待ちぼうけ。ただ、売店・SIM屋・野良両替屋は充実(しすぎるぐらい)してるので気長に待てば問題なし。それが嫌ならシェアタクシー乗り継ぎの方が良いかも。ただ国境検問所はYandex範囲外。


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