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勉強がわからないときは絵にする!


 2021年01月26日から
小中学生への学習支援で得た知見を基に
色々書き始めて124回目になりました。
 また、2021年03月15日から
毎週連続投稿を始めて121回目です。

 今日の学習支援の相手は、数字が嫌い!
さてどうしよう??

 数字は、抽象的な概念を要求するやっかいな記号です。
そのため、1はわかるけど1たす1がなぜ2になるのかは
本を読んだだけでは、説明できません。
 ところが、一つのケーキに、もう一つのケーキを書いてみてください。
その合計を2と言います。と説明すれば、とってもわかりやすいでしょう。
引き算はこの逆を考えています。

 こうして、足し算と引き算の概念がわかったら、掛け算を考えましょう。

 掛け算は、言い換えると足し算です。
1かける3は、1が三つあったらいくつ?と聞いてるだけです。
だから、1×3とは 1+1+1のことです。

 また、割り算は、いいかえると引き算です。
10わる2は、10の中に2はいくつあると聞いています。
だから、10から何回2が引けるか考えてみましょう。
10-2-2-2-2-2で数がなくなりました。つまり2は5つあります。

 絵で描くともっとわかりやすいです。

ここで理解しやすそうな参考書を紹介しましょう。
「親子で学ぶ数学図鑑」キャロル・ヴォーダマン著 株・創元社発行
という本です。

 躓きやすい小数や分数、マイナスの概念などが
わかりやすく図解されています。

 図化は、ほかの科目でも有効です。
学習支援で、歴史がわかりにくいと
出来事を漫画にして覚えていた生徒がいました。
なるほど!!です。

 どうやったら絵になるか、
一緒になって考えてみてください。
 「勉強」って、教科書を開いていると
文字ばっかりなので、それだけでクラクラします。
 生徒にあった「勉強」の進め方を工夫しましょう。

保護者の皆さんや 子どもたちの学習に関与している方々へ 

 多少の画力が必要ですが、図化する学習の方法は、
学習内容の理解の役に立ちます。
 どうやって、書くかではなく、
どうやって説明するのかを考えたうえで、
ぜひ絵をかいてみてください。

 一番生徒に近い存在で、関係性が成立している皆さんは、
生徒の嗜好や、どんなことに興味を持ちやすいかとか、
具体的な手段を見つけやすい立場にいます。

良い相談相手として、また善き話し相手として
身近にいてくださることを願っております。

20.JULY.2023.ARAI