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「学習」して何か特になるのか

 2021年01月26日から
 小中学生への学習支援で得た知見を基に
色々書き始めて159回目になりました。
 また、2021年03月15日から
毎週連続投稿を始めて156回目です。

そうですねぇ〜。
「学習」って、したからって、すぐ役立つもんじゃないなぁ〜。
だからって、しないとどうなるかを考えてみようか。

①世の中の仕組みがわからない。
②考えをまとめられない。
③今は保護者がいるから、お金の心配はいらないけれど、
 暮らしてゆくためのお金を稼げない。
④お話の仲間に入れないから、みんなの仲間に入れない。
⑤自分がどうしたらいいのかが、わからない。

てなことがあるかもしれない。

ということは、すぐに役立つことではないけれど、
生きてゆく上で、なくてはならないことを、
「学習」を通じて得ているんじゃないかな。

今、何年生かな?
君が今「学習」してることって、
たいてい、4000年くらい前の知識なんだ。
そして、人間は少しづつ「知識」を増やしていって、
今の世の中がある。
ここで言っている「知識」っていうのは、
言い換えると「文化」のことでもある。

「今がわかればいい」と言うかもしれないけれど、
それだけだと「未来」の姿はわからない。
君が、社会に参加するのは、まだ少し「未来」の事。
その「未来」がわからなければ、何もできない。
それでいいのかな?

君に、しっかりした「未来の自分」を見つけてほしいから
「学習」をして欲しいと思うんだ。

「学習」は、知らなかった事を教えてくれる。
だから、最初は解らなくて当たり前。
でも、少しずつでも解ってくると、
「なぁ〜んだ!そうか!!」
ってなる。
そうなると、次々にわかることが増えてくる。
「知識」が増えてゆくと、
今まで関係なかったことが、繋がってくるんだ。
そうなるまで、頑張ってみないか?

★保護者の皆さんや 子どもたちの学習に関与している方々へ 

生徒は、遊びたがります。
それは唯一「自分らしさ」を表現できる「自由さ」があるからでしょう。
でも、それは「自由」ではなくて「勝手気まま」ということで、
その中から自分の「未来」は見つけられないでしょう。
だからと言って、無理矢理「学習」を強要しても
生徒はついてきません。
生徒の嗜好とか、興味の源から、手繰り寄せないと
継続する「学習」への興味は育ちません。
そして、それができるのは生徒に寄り添える皆さんなのです。

 一番生徒に近い存在で、関係性が成立している皆さんは、
生徒の嗜好や、どんなことに興味を持ちやすいかとか、
具体的な手段を見つけやすい立場にいます。

良い相談相手として、また善き話し相手として
身近にいてくださることを願っております。

28.MAR.2024.ARAI