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修学旅行で得た出来事

 2021年01月26日から
小中学生への学習支援で得た知見を基に
色々書き始めて137回目になりました。
 また、2021年03月15日から
毎週連続投稿を始めて134回目です。

最近の学習会での出来事

「ねぇ、この前の修学旅行楽しかったねぇ?」
「そうそう。私京都に始めていったんだけど、よかったねぇ」
「あとさぁ、みんなでのお泊りも楽しかったねぇ?」

「うん。一緒にお風呂入ったり、ご飯食べたり」
「そう言えば、旅館のご飯、どうだった?」
「うん。家はいつも母さんが作ってくれてるんだけど‥」
「へぇ~。そーなんだ!」

「なんか、旅館のご飯って、あんまり美味しくなかった」
「どんな風?」
「なんか、あまり味がしないし、見栄えばっかしな感じ!」
「家は、中華料理屋さんやってて‥」
「へぇ~!」
「毎日、いろんな物食べてるんだけど‥」
「ふ~ん」
「旅館のご飯って、東京とは違う味付けで、豪華だった!」


この二人、片方は親の料理で育っていて、
もう一方は、普段から色々な種類で育っていました。

どちらが良くて、どちらが良くないという事ではなく、
普段の生活が、味覚や知覚といった感覚的な物事に、
どう応対するかへ、大きく影響をしているという話です。

あまりにも普段の生活に密着していて気が付きませんが、
実は、毎日の経験が成長期の生徒に与える力はかなり強烈です。

そう考えると、原体験とも言える、
生活の全てに対する配慮は、
生徒の将来に渡る、見えない影響を与え続けます。

それは、
学習支援として生徒に対応している私達自身にも言えることで、
学力を、
国語・数学・理科・社会・英語という区分で考える事への、
危険信号のような気がしています。

生徒の無限の可能性と発展性を、
学校教育だけに依存する前に、
慎重に、再検討する時期なのかもしれません。

保護者の皆さんや 子どもたちの学習に関与している方々へ 

 一番生徒に近い存在で、関係性が成立しているはずの皆さんは、
生徒の嗜好や、どんなことに興味を持ちやすいかとか、
具体的な手段を見つけやすい立場にいます。

また、学校教科学力以外の学力を発見できる立場にもあります。

 良い相談相手として、また善き話し相手として
身近にいてくださることを願っております。


18.OCT.2023.ARAI

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