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「食べごろ」まで。待つ時間をゆっくり愉しむ味覚の秋。

こんにちは。Coyoriスタッフの永田です。少しずつ涼しくなり、秋めいてきましたね。味覚の秋」、「スポーツの秋」、「読書の秋」、「芸術の秋」…いろんな秋がありますが、皆様はどのような秋を思い浮かべるでしょうか。
大学で農業や食育について勉強をしていた僕にとっては秋と言えばやはり「味覚の秋」を思い浮かべます。

追熟の秋

春夏秋冬。旬の野菜が変わるように、収穫の仕方や食べ方も変わります。夏野菜はトマトやキュウリ。収穫してすぐ、獲れたての野菜を畑の隣でかじってよく食べていました。

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獲れたての夏野菜は甘く、みずみずしく、すごくおいしい。暑い夏に渇いた身体に染み渡るようなおいしさでした。食べるって楽しい。大学生で変わった一番の価値観かもしれません。

獲れたてがおいしい夏野菜の一方で、秋はじれったく、食べごろを待たなければいけません。夏の終わりから秋のはじめで獲れる南瓜や、秋の味覚として定番のさつまいもなどは収穫した後に寝かせ、食べごろをまつ「追熟」を行います。この追熟を行うことで、甘味は増し、果肉はやわらかくなることで食べやすくなります。

追熟で印象に残っているのは南瓜です。学生のときにはじめて南瓜の栽培に挑戦しました。育てていたた南瓜は、表面が白い品種で、なかなか結実せず、2つしか収穫できなかったことを覚えています。

やっとの思いで、収穫できた南瓜を追熟するときは、早く食べたい気持ちと食べるのがもったいない気持ちの両方を抱えていました。

自分で種をまき、育て、収穫した南瓜。季節の移り変わりを畑で感じながら、育てた南瓜の食べごろを待つ時間。今思うと、すごく贅沢でゆっくりとした時間を過ごしていたと思います。食べごろを迎えた南瓜はすごくおいしく、友だちみんなで奪い合って食べました。

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あえて、食べごろを待ってみる。

スーパーで並んでいる野菜は食べごろの野菜がほとんどです。購入し、すぐに自宅でおいしく食すことができると思います。味覚の秋。もし都合が合えば、比較的簡単に参加が可能なサツマイモ掘りなどに参加してみてはどうでしょうか。

自分で収穫したサツマイモの食べごろを今か今かと思いながら過ごすのも味覚の秋の愉しみ方かもしれません。

追熟が必要な野菜や果物は次の通りです。サツマイモだけでなく、お近くの畑で収穫体験ができるものがないか確かめてみてください。

<追熟するとよりおいしいもの>
・南瓜
・サツマイモ
・ラフランス(洋ナシ)
・柿
・温州みかん
・はっさく

追熟の方法は野菜や果物の種類によって違いますのでネットなどで調べてみてください。食すだけの秋ではなく、食べごろを楽しみに待ってみる秋を今年は過ごしてみてはどうでしょう。

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