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【+1】変化を恐れないスニーカー:Takaaki Vol.7

皆さま、こんにちは。
「服のかたちをしたメディア」として、様々な社会課題を発信し皆さまと共に課題解決を目指すファッションブランド"coxco(ココ)”です。

この「+1」の企画では、独自のスタイルをお持ちの方に「わたしをつくる+1」をテーマに取材させて頂いたことを発信しています。

これまでの「トレンド」を追いかけ大量消費する時代から、自身の「スタイル」を築く価値観にシフトすることが、サスティナビリティへの一歩であると私たちは考えています。様々な方の「+1」を発信して、トレンドでないタイムレスなスタイル・価値観を拡げていけたらと思います。

先週は、モデルのFukiさんでした。

Vol.6 “笑顔を作る自分メモ"
https://note.com/coxco_official/n/n6a72e479170f

第7回目は、Takaakiさんです。

Takaaki/ブランドディレクター、経営者

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1993年生まれのブランドディレクター。芸術や建築などの文化からのインスピレーション、伝統/先端技術などを組み合わせ、現代的なスタイルに昇華したフットウェアブランド「OAO」を2020年から運営。「MOVE THE SOUL」をスローガンに掲げ、多様なクリエイターの方々に向け、スニーカーを開発している。
Instagram:@tkoao___
Twitter:@takaaki_itagaki
HP:https://oaofootwear.com/

あなたを作る「+1」は? ー 【スニーカー】

スニーカーブランドをやっている人間なので当たり前かもしれませんが(笑)、自分にとっての+1はスニーカー。

スニーカーは毎日履いていて、出かける先や会う人、その日の気分に合わせて変えています。普段の服装は黒がほとんどなので、色がシンプルな分、靴が一番目立つんです。足元だけなら、と派手な色を履くときもあれば、今まで履いたこともないような明るい色のものにも最近はチャレンジしてます。今まで履かなかった色を選んでいる自分に気がつくと、新しい自分に出会えた気もして、少しだけ嬉しくなったり。

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靴には、色・素材・パターン・機能・製法など色々な特徴があって、その背景には様々なストーリーや想いがあるものです。外出する際の必需品であり、同時に自己表現のツールでもありますよね。その人の靴にはその人の価値観が現れると思うし、少しおおげさだけど、「今日の靴を決めること」は「今日をどのように生きるか決意すること」だと思ってるんです。そう考えると毎日身につける靴ってとても尊いものだし、「なぜ今日自分はこのスニーカーを選んだのか?」とたまに考えながら歩くこともあります。

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流行りものだけじゃなく、強いスタイルや誰かの想いを感じるものを探したいし、身につけたい。良い靴ほど長くもつので、自分の価値観にハマるかどうかを一番大切にしたいと思うし、OAOの靴もいつか誰かにとってのそういう一足になれたら幸せですね。

人生で大切にしていることは? ー 【バランスを保つ】

今生きる中で自然と大切にしているのは、【バランスを保つ】という感覚。言い換えたら、「変わりながら、どう変わらないか」ということを大切にしています。

昔からどこか職人気質というか、ひとつのことにしか集中できない性格。同時に複数のことをやるのが好きじゃなく、ひとつのことを夜中まで夢中でやり続けちゃうタイプだったんです。ただ、できることや会える人が増えて多くの刺激を受ける中で、自分が慣れ親しんでこなかったものや、今まで魅力に気づいてなかったけど誰かが夢中になっているものなど、自分にとっての「未知」にもっと触れたいという気持ちがどんどんと高まってきました。仕事柄、あらゆることのリサーチに時間を費やすことが多いということもありますが、新しい発見にとても影響を受けている自分に気づいたんです。

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そういった意味で、根底にある「職人気質的な考え方」と「新しいものと出会いたい欲求」が常に共存しているのが今の自分。なので、「自分が好きな要素」と「自分がまだ知らない要素」をそれぞれ自分のものとして咀嚼し、今の自分の価値観にとってちょうどいいバランスでどう落とし込むか、という「自分を保つ」作業をすごく大切にしています。

色々な影響を受けてどんどん形が変わったり、あえてカオスになるのも良いかもしれないけど、僕のやり方とは少し違うかなとも思います。だから変化しながらも、自分の感覚に落としていく作業を丁寧にして、オリジナルなスタイルをちゃんと磨いていきたい。

そういう自分の中での「バランスの保ち方」がなんとなく分かり始めてから、新しい人や考えとの出会いが昔よりもっと楽しめるようになったし、自分の価値観や感情の変化をポジティブに受け入れられるようになってきました。素直に、とても心地が良いんですよね。

coxcoをどう着て、どう思う?

シンプルな製品の中に、作り手の温かみや熱量が籠っている優しい製品だと思います。西側ちゃんの人柄や真っ直ぐな熱意が製品からも伝わってくるので、履いていて背筋が伸びるような感覚があって、今日も頑張ろうと思わせてくれる靴下です。ぜひスニーカーと合わせて履きたい!

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Takaakiさん着用の靴下はこちら

coxco Vol.0  "服から、生まれ変わった服"
日本国内だけで年間、約100万トン(約30億着分)の衣服が廃棄されている問題がテーマ。不要になってしまった繊維から作られた再生ポリエステル生地を使用した"BRING Material"を100%使用して制作しました。
様々な理由で着られなくなった服が特殊な技術でもとの素材に戻され、再び生地に生成された、いわば捨てられる存在からよみがえった生地です。この再生ポリエステル生地を使って、できるだけ飽きのこない、長く愛されるデザインの服、靴下に仕立てました。これ以上、服がゴミにならないように。
※BRING Materialは、日本環境設計株式会社が企画・運営するBRINGのバリューチェーンで出来た製品ブランドです。
▼Vol.0 "服から、生まれ変わった服"すべてを見る
https://coxco-official.com/pages/look-vol-1

coxcoという存在が、皆さんをつくる”+1”の要素としてなれたら嬉しいです。
#coxcoplus1

Official Instagram:https://www.instagram.com/coxco_official/
Official Online shop:https://coxco-official.com/

編集:Satoh Azu

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