見出し画像

【新社会人へ】精神を病まないための心の持ち方

4月になり、入社式を終えたばかりの人も多いのではないでしょうか。
「これから活躍してやるぞ!」と意気込んでいる人もいれば、
「自分がやっていけるか不安だな……」と感じている人もいるかと思います。
どちらの場合でも、1年後に精神的にキツくなって退職しているケースというのはあります。

僕は新卒で とある大手学習塾に入社しましたが、200人ほどいた同期は1年以内に半分辞めました。理由は人によって様々ですが、精神を病んで辞めてしまった人もいます。
当然僕にも「仕事きついなぁ……」と思う時期はありましたが、その度に気持ちをコントロールし、ストレスを乗り越えて結果を出すことができました。

今回は、そんな僕なりのメンタルマネジメントというか、心の持ち方をご紹介して行きたいと思います。参考までに、ご一読いただけますと幸いです!

1.自責思考と他責思考のバランスを取る

今回僕が最も伝えたい事です。これだけ見ていただければこれ以降の部分は読まなくても結構です。嘘です読んでほしいです。それくらい情熱を込めて伝えたい部分になりますので、少し長くなっていますがご了承ください。

では本題です。

例えば、上司から「なんでこんなこともわからないんだ!」と怒られた時、メンタルを病んでしまいがちな人は「なんで行動できなかったんだろう……自分の能力が足りないから怒られたんだ……」と考えてしまいます。(程度の大なり小なりはあるとは思いますが、自責で捉える傾向にあります。)

同じケースでも、僕はまず「いやいや、そんなん言うてないやん。勝手に決めつけるなよ(笑)」と思います。なぜならこの上司は『自分の常識』を他人に強要しており、相手の立場に立って発言をしていないからです。特に新人は何もわからないのは当然ですし、「社内の文化・ルールが一般的な常識・論理とずれている」なんて事は本当によくあります。

そのため、基本的には他責で捉えて、少しだけ「まぁまた同じこと言われるのもめんどくさいし、次はそうするかな〜」と自責の部分をもった状態で受け止めます。割合で言うと〈自責:他責=1:9〉ですかね。
これを〈9:1〉や〈8:2〉の受け止め方をしてしまうと、
本来傷つく必要のない事に対して、余計にダメージを食らってしまいます。

この自責と他責のバランスをとる中で、2つポイントがあります。

① 比率を〈10:0〉や〈0:10〉にしない
② 受け止め方を大きく間違えない

まず「100%自分が悪い」と思ってはいけません。世の中にそんなことは一切ありません。必ず他の要因もあるはずです。
同様に「100%相手/環境が悪い」と思うのもNGです。成長する余地がありません。環境の愚痴ばかり言って自分では何もしない『自分正当化愚痴りマン』になりたいですか?それはあなたのためになりません。

次に、受け止め方を大きく間違えないというのも重要です。
先の例のように、自分がほとんど悪くない事象に対し、自責の割合を大きく捉えないことは当然です。しかし逆に、自分の所為で会社の人やお客さんに迷惑をかけてしまうことがあった時にはしっかり反省する必要があります。本来は〈自責:他責=7:3〉の出来事に対して〈2:8〉くらいでいてしまうと、周囲から「こいつ反省してんのか?」と反感を買ってしまいますし、重く受け止めないので同じミスをしてしまうことにつながります。自分が悪い時はきちんと反省する。ただ、先述の通り「100%自分が悪い」なんてことはありませんから、うまくバランスをとりましょう。

慣れてきたらシーン別に受け止め方を変えるのもアリです!
自己成長につなげたい場合は自責の割合を多くし、
そのまま受け止めると辛くなりそうなら他責の割合を増やす、みたいな。

僕はよく怒られたり指摘を受けたりすると、最初は「他責多め」でダメージを軽減し、しばらく時間を空けて冷静に捉えられるようになったら「自責多め」で反省して成長につなげます。これも一つのテクニックかもしれませんね。

2.自分にも環境にも期待しない

これは言わば「理想と現実のマイナスギャップ」を小さくするためのものです。

自分に期待してしまう例
・「新卒から会社で大活躍するぞ!」
・「同期の中では自分は優秀な方でしょ!」

近年は「新卒から即戦力/活躍できる!」というコピーを見かけますが、新卒社員に責任重大な仕事を任せる会社はまずありません。必ず最初の役割は小さいものです。つまり、そこで良い結果を出したとしても「新卒の割には頑張っている」の域を出ないことがほとんどです。
上司から「君は新卒とは信じられない!うちのエース級の活躍だよ!」と言われる日々を毎日夢見ている人は目を覚ましましょう。
そして、ついこの前まで学生だった人がすぐに活躍できることはありません。
また、同期だろうと上には上がいます。
変に自己肯定感を高く持ってしまうと理想と現実のギャップに苦しみ、心が折れるか『自分正当化愚痴りマン』になります。気をつけましょう。


環境に期待してしまう例
・「先輩や上司が優しく教えてくれるはず!」
・「そこそこ有名な会社に入れたからとりあえず安心」

上記の例とは逆に、周りに頼ろうとしすぎてしまう、このパターンもありますね。
業種にもよりますが、基本的に会社というのは社員を暇にしません。みんなそれぞれ仕事があり、優秀な人(上司含む)ほど仕事が集まってくる傾向にあります。
そのため、先輩社員も上司も皆「自分の仕事」があるわけです。そんな中、貴重な時間を割いて指導に当たってくれるわけですから、人や時期によっては多少言い方が厳しかったり、雑だったりすることもあるでしょう。
過度に周囲の環境に期待してしまうとそれがショックだったりもします。

新卒だろうと「正社員」であり「会社に利益をもたらす人」であるべきですから、所謂『お客様気分』ではいけません。
自分なりにできる最大限の努力をし、指導に当たってくれる先輩や上司に感謝の気持ちを持ちましょう。

3.『見ないフリ』をしない

よく本などで「仕事が辛い時の対処法」のような質問に対して「温泉に行ったり運動してストレス発散しましょう!」のような回答を目にすることがあります。
否定するつもりはありませんし、僕も温泉も運動も好きです。ですが、それで気が楽になったとしても、仕事上何かが変わるわけではありません。

受験勉強がしんどい・辛いからと言ってゲームや漫画に逃げたとしても、一時的に楽になるだけで本質的な解決にはなっていませんし、また勉強した時に「なんでゲームしたんだろう」と余計に苛まれることにもなります。

もちろん、息抜きや休息、リフレッシュ方法を持っておくことは良いことですが、それだけで仕事のストレスがきれいさっぱりなくなるわけではありません。
また職場に戻れば嫌な気分に戻ってしまうかもしれません。

仕事でのストレスも、仕事でしか乗り越えられないのだと思います。

何か失敗をした時、営業成績が悪くてピンチな時、思うようにいかない時、
目の前のことに対して『見ないフリ』をするのではなく、きちんと向き合って解決することで自分の実力がつきます。

自分の実力がつき、成長してレベルが上がれば、多少のことは簡単に乗り越えられるようになりますし、自信にもなります。

失敗を乗り越えた経験が心を強くするのではないでしょうか。

とはいえ、自分ではどうしようもないことまで抱えてしまうと本当に病んでしまいます。1の他責思考も交えながら、適宜自分のメンタル管理を行いましょう。

まとめ

今回はメンタルを病まない方法について僕なりの持論をご紹介しました。
1.自責思考と他責思考のバランスをとること
  指摘や出来事は自分にとって都合のいいように捉えましょう。
2.自分にも環境にも期待しないこと
  「何もない場所で、0から自力を積み上げるのが普通」と考えましょう。
3.『見ないフリ』をしないこと
  仕事でのストレスは仕事でしか解消できません。ただ、無理はしないこと。

社会に出ると大変なことは多々あると思います。あって普通です。
仕事で心を病まないように、少しでもこの記事が参考になれば幸いです。

同じ社会人として一緒に頑張りましょう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?