【マルチ乳酸菌Prime 12種類の乳酸菌研究最前線!】 第一弾 アニマリスラクティス菌とブレーべ菌 編
第一弾 「アニマリスラクティス菌」と「ブレーべ菌」編
皆さん乳酸菌には、沢山の種類が存在することをご存知ですか?
テレビCMで「ガセリ菌」や「プラズマ乳酸菌」など耳にすることありますよね。これは全て「乳酸菌」や「ビフィズス菌」の仲間の一種で、この他にも私達の腸には200種類以上の乳酸菌を含む腸内細菌が存在しているんです!
この菌たちを上手に生かしてあげることで、お腹の調子が見事に変わってくるんです。
マルチ乳酸菌Primeには12種類の魅力的な乳酸菌が配合されています。
この数のプロバイオティクス(生きた菌)が配合されているサプリは非常に珍しく、お客様よりそれぞれの菌について特徴を知りたい!というお声を多くいただいています。
そこで、マルチ乳酸菌Primeにも配合されている乳酸菌について、これまで私が調べてきた研究論文の概要を抜粋してご紹介したいと思います。
昨今では腸内細菌の遺伝子解析によって、乳酸菌の概念が大きく変化しています。人体の健康への可能性は医療への活用など新たな可能性を開きつつあります。
乳酸菌それぞれの特徴を知ることにより、自分が期待している体のケアや自分の腸内に合う乳酸菌に出会えるきっかけになるかもしれません。
ぜひこの機会に、乳酸菌にも多くの種類がありそれぞれに個性や特徴を持っていることをしって貰えたら嬉しいです。そして乳酸菌の魅力的な健康パワーを感じてください!
※ここでご紹介するそれぞれの乳酸菌研究は、マルチ乳酸菌Primeの乳酸菌に関する記述ではございません。あくまでも実際に存在する研究事例のご紹介となります。
※研究対象の乳酸菌種・菌株、研究時の状況などすべて諸条件が異なった上での研究成果であり、菌を含む製品の効果・効能ではありません。なお、各論文執筆者が研究データから考察した一つの見解にすぎない点にもご留意ください。
今回ご紹介するのは、「アニマリスラクティス菌」と「ブレーべ菌」の2種類の菌株及び特定の菌種に関する研究論文です。
マルチ乳酸菌Primeには同じ菌種が1粒あたり
●ビフィドバクテリウム アニマリスラクティス菌が40億個
●ビフィドバクテリウム ブレーベ菌が30億個
含有しています。
それぞれの菌が現在どのような研究をされており、どのような効果を期待されているのかを知るきっかけとしてぜひ参考になさってください。
【1】 ビフィズス菌/ビフィドバクテリウム アニマリスラクティス
・腸内環境改善、腸炎症軽減
・メタボリックシンドローム改善
このような活躍が期待され、研究され続けているビフィズス菌の一種。
■ビフィズス菌アニマリスラクティス菌を含む発酵乳製品が腸炎症の軽減との研究発表
この研究では、ビフィズス菌アニマリス亜種を含む発酵乳製品を摂取したマウスの大多数で腸の炎症が改善することを発見しました。この研究によって、アニマリスラクティスのプロバイオティクスが腸へ有益に機能することを示唆し、また機能性食品としての評価においても定義の一つとして有効である可能性が深まった研究となっています。
参考文献
・P.Velga(2010) Bifidobacterium animalis subsp. lactis fermented milk product reduces inflammation by altering a niche for colitogenic microbes
http://www.pnas.org/content/107/42/18132.full
■アニマリスラクティス菌ラクティス株CECT8145は体脂肪量を減らしメタボリックシンドロームの改善を報告
こちらはビフィドバクテリウム・アニマリス亜種ラクティスのCECT 8145は他の商用株と比較して大幅に体脂肪含有量を低減することが証明された研究です。
CECT 8145で治療された肥満ラットで正の体重減少効果と生化学的パラメーターの改善が示されました。さらに、この乳酸菌株のゲノム解析を報告し、安全性と機能的役割の報告も添えられています。人間へのメタボへの有効性と安全性についても証明された研究となっています。
参考文献
Draft Genome Sequence of Bifidobacterium animalis subsp. lactis Strain CECT 8145, Able To Improve Metabolic Syndrome In Vivo
E. Chenoll, F. M. Codoñer, A. Silva, J. F. Martinez-Blanch, P. Martorell, D. Ramón, S. GenovésDOI: 10.1128/genomeA.00183-14
DOI: 10.1128/genomeA.00183-14https://mra.asm.org/content/2/2/e00183-14?utm_source=TrendMD&utm_medium=cpc&utm_campaign=Microbiology_Resource_Announcements_TrendMD_0
【2】ビフィズス菌/ビフィドバクテリウム ブレーベ
・代謝機能向上
・皮膚の炎症やバリア機能
・アレルギー抑制
・代謝機能向上
このような活躍が期待され、研究され続けているビフィズス菌の一種。
■ビフィドバクテリウム ブレーベ菌が腸の炎症反応とバリア機能障害の抑制に関連
この研究では、ベレーべ菌を1日3回投与したマウスと健康なマウスの炎症反応を評価しました。ブレーべ菌投与のマウスには炎症及びバリア機能に関連する分子の発生増加を抑制し、炎症を防ぐことを示唆した研究となっています。
参考文献
Bifidobacterium breve prevents necrotising enterocolitis by suppressing inflammatory responses in a preterm rat model
Satoh T. et al, 2015,Beneficial Microbes: 7 (1)- Pages: 75 - 82
https://www.wageningenacademic.com/doi/10.3920/BM2015.0035
■ブレーべ菌B-3の投与によるランダム比較テストで肥満傾向にある成人の代謝機能の変化を示唆
これまでのブレーべ菌研究データによって、腸内細菌叢と肥満の発症との関連を示唆しており、治療アプローチとしてのプロバイオティクス投与の有益性に注目がされている研究です。
肥満傾向にある成人にブレーべ菌プロバイオティクスを毎日3粒、12週間継続摂取。研究中、参加者は、食事、運動、定期的な投薬など、通常のライフスタイルを変更しないようにアドバイスされて4週間毎に身体測定、採血、医学的インタビューを実施。
これらの収集データによって、肝機能と炎症に関連するいくつかの血液パラメーターに改善が見られました。これらの結果は、代謝障害の改善におけるブレーべ菌B-3の有益な可能性を示唆した研究となっています。
参考文献
Oral administration of Bifidobacterium breve B-3 modifies metabolic functions in adults with obese tendencies in a randomised controlled trial
Jun-ichi Minami,Shizuki Kondo
Published online by Cambridge University Press: 04 May 2015
https://www.cambridge.org/core/journals/journal-of-nutritional-science/article/oral-administration-of-bifidobacterium-breve-b3-modifies-metabolic-functions-in-adults-with-obese-tendencies-in-a-randomised-controlled-trial/5F8B3D071A1E46AAC96F506196066F0E
■マウスへのUV照射テストにより、誘発される皮膚の光老化に対するブレーべ菌B-3の予防効果
プロバイオティクスは、短期間の紫外線照射によって誘発される皮膚の光老化に対して予防効果があることが示されています。その為、この研究では皮膚への効果の更なる影響調査を実施。
マウスに紫外線照射による皮膚の光老化に対するブレーべ菌を7週間投与する実験を行い、経表皮水分喪失、皮膚の水分補給、表皮肥厚の変化を大幅に抑制し皮膚膜への損傷軽減が見られました。
これによって慢性的なUV照射によって誘発される光老化を防ぐために使用できる可能性があることを示唆しています。
参考文献
• Satoh T. et al, 「Effect of Bifidobacterium breve B-3 on skin photoaging induced by chronic UV irradiation in mice.」. Beneficial Microbes 6(4):497-504(2015)
https://www.wageningenacademic.com/doi/10.3920/BM2014.0134
■ビフィズス菌ブレーブM-16V株の潜在的抗アレルギー活性を有する可能性があることを示唆
ビフィズス菌ブレーブM-16V株は、乳児において牛乳およびアトピー性皮膚炎に対するアレルギー性過敏症の症状を改善するのに効果的であることが以前に示されおり、さらなる研究として、マウスにブレーべ菌を3週間経口投与してその影響を調査。結果、抗アレルギー活性を有する可能性があることを示唆しています。
参考文献
Inoue Y. et al, Suppressive Effects of Bifidobacterium breve Strain M-16V on T-Helper Type 2 Immune Responses in a Murine Model. Biological & Pharmaceutical Bulletin 32(4): 760-763 (2009)
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/19336921/
乳酸菌の可能性と今後への期待
今回は、マルチ乳酸菌Primeにも配合されている、「アニマリスラクティス菌」と「ブレーべ菌」に関する研究論文のご紹介でしたがいかがだったでしょうか。
腸内環境改善、代謝機能、アレルギー、免疫バリア、そして皮膚への予防効果など、いかに乳酸菌種が人体に多くのことを及ぼすと期待されているかが分かりますよね。
ここでご紹介した乳酸菌種の研究はほんの一部に過ぎません。
乳酸菌は未知の可能性をまだまだ持っており、今後も新たな解明が多く期待されている菌の世界です。常に最新の情報が発表され続けていますので、菌に関する魅力的な新しい発表を見つけたらアップデートした情報を、こちらのnoteでお知らせ出来ればと思っています。
やや専門的な研究内容であったかもしれませんが、乳酸菌にはいろんな種類が存在していて、人体へのアプローチを多角的に研究されていることを知って貰えたら嬉しいです。
菌を知ることで自分の腸に相性の良い菌を見つける近道となりますように!
次のnoteでは、マルチ乳酸菌Primeに含まれる「ラクトバチルス アシドフィラス菌」と「ラクトバチルス カゼイ菌」乳酸菌について論文紹介を行っていきたいと思います。
乳酸菌の魅力について、これからも発信していきたいと思っておりますので今後ともcowhappi 鈴木店長をどうぞ宜しくお願いします。noteのフォロー・スキボタンもお待ちしています!
※ここでご紹介するそれぞれの乳酸菌研究は、マルチ乳酸菌Primeの乳酸菌に関する記述ではございません。あくまでも実際に存在する研究事例のご紹介となります。
※研究対象の乳酸菌種、研究時の状況などすべて諸条件が異なった上での研究成果であり、菌を含む製品の効果・効能ではありません。なお、各論文執筆者が研究データから考察した一つの見解にすぎない点にもご留意ください。
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