見出し画像

【COVID-19】多言語支援プロジェクトの運営リーダーを募集(締め切りました)

私たちの活動について

私たち「COVID-19 多言語支援プロジェクト」は、主に首都圏の、日本語での情報取得が難しい方々に向けて新型コロナウイルスに関する情報をウェブサイト「COVID-19 多言語情報ポータル」で発信し、TwitterFacebookでも更新情報を配信してきました。

現在60名以上のボランティアスタッフの貢献により、やさしい日本語、簡体字、繁体字、韓国語、英語、フランス語、スペイン語、ブラジルポルトガル語、アラビア語、ウルドゥー語、ベトナム語、タガログ語の計12言語で情報発信を行っています。

ウェブサイトでは、感染予防策や医療相談窓口だけでなく、仕事や在留資格、住居確保給付金などの経済支援、DVや差別にあった方への相談窓口など、幅広い情報を在留外国人の方々に向けて提供してきました。また、活動の趣旨に賛同してくださった各地の国際交流協会など、多くの団体からウェブサイトの拡散などでご協力いただいています。

これまでにウェブサイトは3万人以上の方から、合計10万アクセスがあり、外国人の利用者からは、

このパンデミックの中ストレスで一人取り残されたように感じていたが
ウェブサイトのことを聞いて本当に、本当に心が落ち着いた。
何ヶ月も自分で情報を探そうとしてきたが、
外国人を助けようとしている人がいると知って安心した。

といった感謝の声をいただいています。

私たちの活動は、昨年共同通信日本経済新聞毎日新聞など多くのメディアに取り上げていただき、東京外国語大学の学長とも対談を行うことができました。

運営リーダーの募集について

今回、本プロジェクトを運営し、多言語情報発信などの活動を率いる「リーダーチーム」へ参画いただける方を募集します。

日本では、新型コロナウイルスが猛威を振るう以前から、建設業や農業、漁業、サービス業といった国の基幹となる産業で、多くの外国人が働いています。そしてその一人ひとりが、それぞれの生活を懸命に生きています。いまや、在留外国人の方々は日本という国を支えるだけでなく、この社会を共に形づくる一員です。一方で災害やパンデミックなどの非常事態が発生すると、私たちは自分を心配することで精一杯になり、彼らの存在を忘れがちではないでしょうか。
また、文化や言語の違いに制約を受けることの多い彼らを、「弱者」と見なしてしまいがちな傾向もあります。しかし、彼らは本来、単なる「助けてあげるべき」存在などではなく、共に地域コミュニティーを形づくる存在です。「我々はいまの社会でどうあるべきか」を共に考えていくべき存在なのです。

そのため、感染症だけでなく毎年のように豪雨や地震などの災害に見舞われるこの国において、言語の壁を越えて一人ひとりまで確実に情報が届き、安心して過ごせるようにするための取り組みは今後も必要です。

多言語支援プロジェクトの運営活動を通して、この国に暮らす誰もが、安全・安心に毎日を生きることのできる社会作りに取り組んでみませんか?

これまではウェブサイトを通じた情報発信を主な活動としてきましたが、それと並行して今後は、これまでの情報発信を通じて得た知見を活かした多文化共生に関する啓発活動や、他団体との連携等も検討していく予定です。
プロジェクトに参加するにあたってはまず、以下の記事より、プロジェクトの問題意識や目的、具体的な活動内容、守りぬく価値観に同意いただく必要があります。

本プロジェクトの体制

本プロジェクトは中核として運営・指揮を担う「リーダー」による「リーダーチーム」と、リーダーチームの指揮のもと運用作業にあたる「スタッフ」から構成されています。スタッフは情報を収集・整理し、日本語での原稿を作成する「インプットチーム」と、原稿を多言語に翻訳しウェブサイトに投稿する「アウトプットチーム」のどちらかに所属しています。

リーダーチーム

今回募集するのは、多言語情報発信やその他の活動を率いる「リーダーチーム」の人員です。

各ポストの業務内容・募集人数


■インプットチーム統括(1人)※締め切りました
ウェブサイトに掲載する記事の元となる情報を収集・整理し、日本語での原稿を作成する「インプットチーム」のリーダー
を務めます。スタッフを取りまとめ、収集すべき情報やその整理の仕方について指示を出し、スタッフが作成した原稿の最終チェックまで担います。必要に応じて原稿の修正なども行います。

■アウトプットチーム統括(1人)※締め切りました
インプットチームが作成した日本語原稿を多言語に翻訳し、ウェブサイトに投稿したりSNSで拡散するための文章を作成する「アウトプットチーム」のリーダーを務めます。スタッフを取りまとめ、原稿翻訳作業・翻訳チェック作業の割り振りや、ウェブサイト投稿・SNS投稿文作成の指導を行います。自身で可能な言語については翻訳作業にあたることもあります。

■スタッフ担当(1人)※締め切りました
様々なネットワークを活用し新たなスタッフの募集・発掘を行います。また、作業マニュアルの作成、プロジェクトに加入したスタッフのチーム・グループへの割り振り、作業内容のレクチャーを行います。
その他、リーダーチームとスタッフの交流を促進します。

■広報・ウェブサイト担当(1人)
主にウェブサイトの保守管理や、デザイン・構造の修正
を行います。
また、プロジェクトやウェブサイトの認知度を上げるための広報戦略を立て、実行します。具体的にはSNSの運営やメディア対応、チラシなど頒布物の作成、関係団体への情報拡散依頼などを行います。

応募条件(全ポスト共通)

本プロジェクトは東京外国語大学と連携しながら活動を行っています。よって主に、同大学の学生や卒業生、また現在すでにスタッフとしてプロジェクトに参加されている方々に向けて募集を行っています。ただし、それ以外で関心を寄せていただいた方にも、私たちのプロジェクトの運営に加わっていただけたらと考えています。ぜひお問い合わせいただけたら幸いです。
主な活動期間は2021年7月から2022年3月頃までを想定しています。また、プロジェクトの運営の担い手として、以下のような方を求めています。

・プロジェクトの趣旨や価値観に共感し、目的の達成を熱心かつ誠実に、そして全力で追い求める方
・細かい作業をミスせず綺麗にこなし、細部の完成度を無視せず高められる方・長期間にわたってチームで作業を行う協調性のある方
・LINEやGoogleドライブなどのオンラインツールの使用、Microsoft Officeでの文書作成など、基本的なPCスキルをお持ちの方(作業は基本的に全てリモートで行います)

応募締め切り

締め切りは特にございません。ただいま、広報のポストのみ一名募集中ですので、ご興味のある方はぜひご応募ください。

応募の際には、末尾の「お問い合わせ先」まで、以下の応募事項を記入したメールをご送信ください。

(1)お名前(ふりがな)
(2)ご所属
(3)連絡先(メールアドレス)
(4)このプロジェクトのことをどこで知ったか
(5)希望ポスト(複数希望の場合は希望順位をお書きください)
(6)活動可能な期間、週及び日あたりの活動量(今後忙しくなる期間・定期的に活動量が少なくなる日などが、現時点でお分かりの場合はお書きください)
(7)活動に活かせる資格・スキル
(8)学生時代に真剣に取り組んだこと(何でも可・200-300字程度)
(9)プロジェクトに参加しようと思った理由、プロジェクトへの参加を通じて実現したいことなど(200-300字程度)
(10)オンライン面談の希望日時(複数候補いただけると、調整上大変助かります)

応募後、オンラインでの面談を経て参加を決定します。上記の応募事項は、引き継ぎに向けて本人の能力や適性を把握するためのものです。ただし、複数応募があった場合には面談の内容を踏まえて採否・配属を決定します。
(8)と(9)はあまり形式ばらず、ご自身の経験や考えを率直にお書きください。

お問い合わせ先

以下のアドレスまで、メールにてご応募ください。
メールアドレス:
covid19.multilingual.jp@gmail.com
宛先:
COVID-19 多言語支援プロジェクト
代表 加藤 万結(かとう まゆ)

加えて、ご不明点等ございましたら、LINEオープンチャット(リンクはこちら)にてご質問いただくことが可能です。ぜひお気軽に、ご質問をお寄せください。

画像2


完全ボランティアワークですが、ウェブサイトの運営に少額ながらかかる費用を賄うため、ほんの少しだけご支援いただけますと幸いです。首都圏に住む外国人の方が周囲にいらっしゃれば、ウェブサイトやTwitter、Facebookを拡散いただけるだけでも大きな助けになります。