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本とかの店

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京都で古本とかを売ってます。
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#レコード

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雑にディスクガイド④ビートルズ青盤

なぜビートルズなのか?レコードを聞き始めると、序盤に必ずビートルズにさしかかる。それまでビートルズなんて聞いたことなかった人も、知ってるけどCDを持っていなかった人も、サブスクであえて聞いたりしない人も、レコードになるとなぜかビートルズと一度は向き合う時が来る。 ビートルズの何がいいのか?ビートルズ以降の世代である僕には、最初その良さがいまいちわからなかった。なんというか、ビートルズって音が軽くてヘラヘラ歌っているような印象で、これがロックなの?という感想が80's生まれ9

雑にディスクガイド③松任谷由実 - ボイジャー

松任谷由実のLPだと、荒井由実時代のひこうき雲、ミスリム、コバルトアワーあたりがずっと人気がありますね。YMOの面々や山下達郎も参加していたりして構成も豪華で、誰でも知ってる有名な曲もたくさん入っている。 ボイジャーは、僕は知らなかった。曲も知らないのばかり。「時をかける少女」が入ってますね。ボイジャーを初めて聞いたのは、レコードプレーヤーの再生動画だった。レコードプレーヤーを買おうか迷っているときに見た、Technics SL-1301の再生動画。そこでかかっていたのがボ

雑にディスクガイド②尾崎亜美 - シェイディ

尾崎亜美のレコードは何枚か聞いたことがある。その中でシェイディはちょっと毛色が違った。ファーストアルバムで自由な感じ、髪型もアフロ。他のアルバムではそんな髪型はしていない。 曲は当時のいわゆる売れ線歌謡曲っぽくないから聞きやすい。今も全然聞ける曲が多いと思う。あまり売れることを意識していなかったのか、それとも売れて路線変更があったのか。でもこのアルバムはオールコンセプション・アレンジ松任谷正隆となっているから、単に松任谷正隆色なのか。 僕が好きな曲はside1の5曲目「届

雑にディスクガイド①桑名正博 - マサヒロⅡ

桑名正博の印象は、大阪弁でアフロでセクシャルバイオレットNo.1を歌ってる人という「夜もヒッパレ」の印象だった。たかじんの番組にもときどき出てたっけ。だからこの「マサヒロⅡ」のジャケットを見て、地毛ではなくパーマを当てていたことを知る。それにしてもこのジャケットの写真、てきとう過ぎない? 確か亡くなっていたような気がしてWikipediaを見てみると、2012年だった。当時まだ59歳、晩年はかなり大変だったみたいだ。 https://ja.wikipedia.org/wi

やっと近づいてきたレコードの買い方講座

2019年に初めてレコードプレーヤーを買ってレコードを聞き始め、だいたい5年が経った。最近になってやっとレコードの買い方を知った、というか一つの買い方パターンを学んだ。 これまではあらかじめ知っている音楽やアーティスト、レコードに当たりをつけ、ネットで調べたり店舗に行って探し、あったら買うという買い方をしていた。今でもそういうことは全然ある。 でも最近そうじゃない買い方があることを知った。特にタワレコやディスクユニオン、HMVのようなチェーン店ではなく、街のレコード屋で買

2023年に買ったレコード

今年買ったレコードの一部を、主に新譜とリイシューを記録しておきます。最初のだけ中古品。 The Time For Peace Is Now Gospel Music About UsこれはSpotifyのディスカバーウィークリーに一曲流れてきて、ネットで探して安かったから購入した。 だいたいこういうの全部好きなんで。 The O'Jays - Super Badこれも一応同じラインになるのかな、ゴスペルではないけど70年代のソウル。 だいたいこういうの全部好きなんで。

蓄音機を買った

長らくSP盤を買っても再生できなかったため、蓄音機を買ってみた。First Grade No.205 とだけ書かれており、メーカーはわからない。 動くかなと思ってハンドルを回してみたが、ちょっとだけ動く。レコードを置いてみると、やはりちょっとだけ動いて止まる。音は出るが、皿が回ってもスピードが出ず、めいっぱいハンドルを回した後でもすぐに止まる。壊れている。 なんとか直らないかと思っていろいろ検索してみた。とりあえず歯車を洗浄してグリスを差してみようと思い、フタを開けること

初めてレコード針を交換しました

最近レコードを再生していると、どうも音が割れるというか、ひずみを感じていた。レコードの表面が汚れているのかと思って磨いたり、針が汚れているのかと思ってクリーナーで掃除してみたが、いまいち改善しない。針圧調整ももう一度やってみた。結果はあまり変わらず。他にできることは、針の交換か、もしくはコード、アンプ、スピーカー周り。それからプレーヤー本体となってくる。この中で一番ありそうだったのが、針の寿命だった。 おととしにレコードプレーヤーを購入して以来、ずっと同じレコード針を使って

趣味のレコード⑩ Alessandro Alessandroni E Il Suo Complesso

ここでは売り物ではない、自分用に買ったレコードを記録していきます。本とかの店で聴くこともできます。 今回はイタロ・ジャズ。全く知らず、たまにはこういうのもいいだろうと思って買ってみた次第。再販なんだけど珍しいレコードのようで、あまり出回らないそうだ。今回も750部のみだとか。180gの重量盤。最近やっと重量盤の音の良さに気づいて、そればかり気になってきた。 アレッサンドロ・アレッサンドローニという人は、70年代マカロニウエスタンなどの映画音楽を数多く担当していた人のようだ

趣味のレコード⑨ Ustad Abdul Wahid Khan

ここでは売り物ではない、自分用に買ったレコードを記録していきます。本とかの店で聴くこともできます。 再びインドの古典音楽。ウスター(師匠)アブドゥル・ワーヒド・カーンが、シタールのような楽器を演奏しながら歌っている。音楽というよりも、どちらかというとお経とかお祈りに近い。本とかの店ではときどきインドのお香(チャンダン)を炊いており、それにぴったりなインドのレコードを集めている。まさにこういうやつ。 音源は1947年に、ラジオ用にこっそり録られたもの。音がザラザラしている。

本とかの店で最近売れたレコード

本とかの店にはどんなレコードが置いてあり、どんなものが売れているのか、4月に一度まとめました。そのときはメルカリで売れたもののみ。 ひさびさに最近売れたレコードをまとめたいと思い、12月以降に売れたレコードの一部を紹介します。 ●ブレッド&バター - マンデイ・モーニング ¥1,500 ●よいこといっしょにクリスマスをうたおう ¥2,000 ●眠狂四郎 市川雷蔵※カセットテープ  ¥3,500 ●SOUL  ¥2,400 ●25セントの満月 - ゆうゆ ¥1,000 ●下

本とかの店的、おすすめレコード2020.12

レコードを買うにしても、どこから聞いていいかわからない、何買っていいかわからない、僕自身がまさにそんな状態。今回は本とかの店に置いているレコードの中から、独断と偏見による個人的なおすすめレコードを、とにかくいくつか挙げていく。ということで、2020年度12月のおすすめ。今在庫があるものの中からピックアップしています。 Shirley Caesar - Celebration ¥2,000 1985年、シャーリー・シーザーのセレブレーション。ジャンルはゴスペルとなっている。

趣味のレコード⑧ GREEN-HOUSE

ここでは売り物ではない、自分用に買ったレコードを記録していきます。本とかの店で聴くこともできます。 アンビエントです。アンビエントに触発され、購入した2点目。植物の名前がついた6曲が入っている。以前に Loris S. Sarid の Music for Tomato Plants というカセットを購入して、同じ系統のありますかと聞いたら出てきたのがこの Green-House;Six Songs for Invisible Gardensでした。 実は前々から知っていて