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ojisannコラム~衆議院総選挙

本日、衆議院解散に伴う総選挙が公示され、本格的な選挙戦に突入しました。投開票は今月末の10月31日、日曜日。街頭の立候補者看板にもさっそくポスターが掲出され始めて、選挙の雰囲気も出てきたかなというところでしょうか。

私は正直言って、各党の政策とかはあまり興味がないし、右だの左だのいった思想も持ってはおりません。与えられた選挙権なので、せっかくだから行使しようという感じで、毎回選挙時には一票を投じるようにしています。

今回の選挙については、自民党の総裁選挙が、バラエティ番組の「前説」みたいに場を盛り上げてくれた感じがあって、私みたいな政治音痴が見ていてもとっても面白いというか、分かりやすいというか、興味を持てる総選挙なんじゃないかなぁと感じています。

先の総裁選でのポイントは、ずばり与党・自民党内での権力争いでした。3Aと呼ばれる、安倍元首相、麻生副総裁、甘利幹事長が、今まで長きに党内を牛耳っていた二階前幹事長の勢力を除去しつつ、自らの影響力が色濃く残るような総裁選を作り上げました。勢いを持った対抗馬・河野さんも、長きに巻かれつつあったり、自らの発言やお仲間関係等で自滅もあった感は否めませんが、「3Aうまいよなぁ」という言葉以外にありません。第100代の総裁になった岸田首相は、結局この3人の顔を立てる以外なく、「3A人事」と言われてしまってもおかしくない人選をするしかなかったのでしょう。

その岸田首相、一部では「岸田さんはこの総裁選で変わった。戦う政治家の目つきになった」なんて言われていましたけど、今回の内閣の陣容や、森友問題に対してのスタンスを掌返しにしてしまうところをみると、どうもその評価は違っているように思えてなりません。そもそも、病気を理由に首相を辞めた安倍元首相の後任決めの際、大事なタイミングで東京を離れていた政治勘と運の悪さは、ちょっとやそっとでは変わらないんじゃないのかなぁと、個人的には思っています。

そして岸田首相が迎える最初の審判が今回の総選挙です。
自民党が言うところの「勝利ライン」は、「自民公明で過半数(233)」とのこと。前回の選挙では自公合わせて「313」でしたから、「24」おとしても「勝利」なんですよね。何だか不思議だし、弱気だし、予防線はりすぎですよね(;^_^A この予防線と、3Aに忖度しすぎの人事の影響がどう出るのかといったところでしょうか。

「前説」で充分スタジオが温まった後ですし、とっても楽しい本番(総選挙)になるんじゃないかなぁと興味を持って月末まで見ていきたいと思っています。



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