初めて自分の言葉に泣いてしまったこと。(自己肯定感と親子関係について)
あまり感情の起伏がない私は、人とのコミュニケーションで怒ったり泣いたりすることはほとんどない。
そんな自分が話していて自分の言葉に泣いてしまうとは思わなかった。
子供が産まれる前のある日に、妻と雑然と話していた時だった。
大まかなトピックとしては、子供に対してどういう姿勢でいるべきか、どう言う家庭であるべきか、について。
こう言う言葉をかけてあげたいよね。というような感じで、夜寝る前にポツポツと会話を続けていた。
ふとした流れから
「何があってもあなたの味方でいるよ」
とか
「何があってもどんな時でもあなたのことを応援してるよ」
とか
「どこにいようとあなたが戻ってくる場所はあるからね」
というようなことを話していたら、何かが込み上げてきて、急に涙が出てきた。
嫌な涙じゃなかったけど、ほんの少し恥ずかしさもあった。
むしろ非常にスッキリとした落涙だった。
今の自分の自信のなさとか自己肯定感の低さなどに30歳を過ぎてから気づき、それはどこから来たのかをここ数年探っていた。
そして、そのヒントがこの涙にあった。
私は両親から上述のような言葉をかけてもらいたかったのだと、この時初めて気づいた。
何があっても肯定される安心感やそれによる自信を感じたかったのだ。
ただ、両親の酌量のために言っておくと、愛して育ててもらったし、一人前の成人になるまで育ててもらったことは感謝してもしきれない。
因みに私は幼年期〜少年期にかけての記憶があまり鮮明ではない。
もしかすると何か大事な言葉をかけてもらっていたかもしれないが、深く記憶に残るような言葉というものはなかったと記憶している。
人生の支えや指針となるような忘れられない言葉や教えが欲しかった。
そう言えば、両親に面と向かって心情を吐露したことはあっただろうか。
社会人になってすぐに家を出たため、真正面から腹を割って思っていることを時間をかけて話したことはなかった気がする。
30代半ばになって初めて気付かされた親子関係。
今からでも遅くはないかもしれない、今度改めてこの想いを伝えてみようと思う。
この内容は、前に投稿した子供へ伝えたい想いとも関係してくる。
https://note.com/course_key/n/n1324ae807ac1
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