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MasterClass Lesson: Day 23 "Herbie Hancock's Practice"

ハンコック先生は、7歳のときにピアノを学び始め、記憶している限りでは、3時間の練習を毎日していたそうです。
練習なしに自信をもって本番に臨むことはできない。
ここまでMasterClassを学んできて、すべての講師陣が語る本質的な部分と言えるでしょう。
ハンコック先生の時代だからというわけではなく、タフアサインメントした練習あっての音楽だということ。
きちんと姿勢を正して励むべきことだと改めて身が引き締まる思いです。

このレッスンのなかで気づきは、

“Relax and let the fingers do the work.”
「リラックスして指に仕事をさせよう」

というシンプルな教え。

ハンコック先生は、肘から先の動き、運指が重要だと説きます。
さらに鍵盤へのタッチは意思をもって強弱をつける。動きは最小限度でいいということ。

これは、ギタリストにも同様のことがいえて、高速で弾きながらもトーンが濁らないプレイヤーは運指の挙動が少ない。自分の指で確認するとよくわかるのですが、一般的には薬指と小指がカクカクと動いてしまいます。
この運指のスムーズさは練習で叩きこまないと身につけられないものだと思います。
ハンコック先生は誰しもが重要だと思えることはもちろん重要だと思っているし、それが体現できているかどうかは聴けばわかるのでしょう。
そして「守」を整えたうえで「破」をして人間らしさを表現し、「離」の境地へ向かう。
名曲"ウォーターメロン・マン"はそんな感想を抱かせます。

ではまた、練習を再開するとしましょう!

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serialization days: 113
sleeping time: 23:07-6:20 / score: 84


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