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MasterClass Lesson: Day 27"Herbie Hancock's music life"

伝説のミュージシャンは、伝説のミュージシャンを語ることでその輝きがより一層深みを増します。

ハンコック先生とマイルス・デイビスの関係は、切磋琢磨するなかで、お互いが認め合い、新しい音を導いてきたからこそ伝説になりました。
音楽にもセオリーはあり、ドミナントモーションからトニックに落ち着けば、不思議と安心する心地が響きからもたらされます。
ですが、延々とドミナントモーションを紡ぎながら、えっ?みたいなところで終わる音楽もあります。なぜそれで帰結したのか。そこにリスナーが感じ入るストーリーが浮かびあがればミュージックはアートに昇華します。

そんな和声があるのか!そんな展開があるのか!
とリスナーが思ってしまうまでには、ミュージシャンはたくさんの挑戦と失敗があり、その失敗さえも正解にするマジックがあることを教えてくれました。

そこへ至るようにするには、音楽理論を学び、テクニックを磨き、表現の幅を広げ、人との交流を図り、ミュージシャンとしての研鑽を積み重ねることは大切です。
ただ、アートを表現したいからといって人生を蔑ろにしてはいけない。

ハンコック先生は、こんなことを語っていました。

Music is a story about life and it's story about heart.
it's real things that happen in life.
「音楽は人生の物語であり、心の物語だ。
 人生のできごとが真実なんだ。」

考えていることや行動がどれほど崇高なものだとしても、自分にとって豊かな人生を送ることに正直な誇りがもてないと、結局後悔します。
心からやりたいことに時間を注ぐことをしながらも、人生を蔑ろにしていないか、改めて自問自答しながら、行動していきたいと思います。

Eventually you’ll find a frame of mind where your biggest obstacles and your worst mistakes can all be seen as opportunities. Never give up. The goal is to know your true self and be able to reveal it to others.
「最終的には、最大の障害と最悪のミスをチャンスと見なすことができる心構えが見つかるでしょう。あきらめないで。目標は、本当の自分を知り、それを他の人に明らかにできるようにすることです。」

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