今週の一冊『走れば脳は強くなる』
さて本日の記事は、最近読んだ本からご紹介させていただく「今週の一冊」のコーナーです。今日ご紹介の一冊はこちら。
走ると脳機能が高まる
ちなみに、本書で紹介されている脳に対するメリットは以下のようなものです。
などです。こうみるといいことづくめな気もしますね。
他にも先述の脳の成長因子のBDNFの話や、脳内物質のβエンドルフィンによって、苦痛が和らぎ快感をもたらす(ランナーズハイ)などの影響も語られていました。
どれくらいで走れば「脳」が鍛えられるのか
では、どうしたら運動で脳が鍛えられるか?と具体的に考えたときに、ポイントがあるようです。脳を鍛えるには「運動強度」が大事とのこと。
これはケンブリッジ大学の、キャロン・ブレイン博士の研究を元にしたものだそうです。息が上がりすぎない快適なペースで走ればよいので、そんなに難しい話でもなさそうです。
私は、ランニングウォッチの「Garmin」なるものを使っていますが、それらのものを使うと、簡単に記録して、かつトレーニングも提案してくれるので、実に便利です。(私の場合は、4分50秒くらいで5kmほど走ると、このレベルになるようです。続けていると、段々とランニングレベルも上がってきて、息が上がらないようになるのが興味深いです)
その他ランニングのメリット
また後半ではランニングを活用した脳トレとして、階段ダッシュなどでひらめきを生む方法、「カラーバス効果」(具体的なテーマ設定をしてから走ると不アイデアが出てくる)も紹介されています。
特に、カラーバス効果は私もランニングをする人間として、めちゃくちゃ良くわかります(研修の企画で煮詰まったときに走ると、だいたい走りながら何かアイデアが出てくる。本当に不思議です・・・!)。
また他にもランニングの具体的なヒントとして
●ランニングの朝ランと夜ランの違いとは?(→脳には「朝ラン」のほうが効果が高い)
●1日何キロ走れば痩せられるのか?(→データから計算すると2km)
●走る前後で効果的なストレッチはどんなもの?
●習慣にするにはどうすればよい?
などが紹介されており、コンパクトに走るメリットや方法がまとめられていました。
感想
内容としては、『運動脳』や『脳を鍛えるには運動しかない!』などと重複するデータも多いものですが、ページ数も多すぎず、サラッと読めるのがわかりやすくてよかったです。
「ランニングに興味があるけど、もう一息背中を押してほしい」「ランニングの様々なメリットを言葉にして覚えておきたい」そんな方におすすめの一冊かと思います。
やっぱり、ランニングはいいよなあ、と読みながら思った次第。
自分にとってのベストのトレーニング方法も、もうちょっと探求したいと思いました。。走ることは生きること、ですね!
最後までお読み頂き、ありがとうございました!
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