勉強を始めた長女(2009年生)の現状
長女本人
長女のことを書く。この記事を書いている2023年10月末の時点で長女(長子でもある)は田舎の公立中学校の2年生である。僕と同様に、彼女も少々レアキャラでなのである。僕が勉強や高校受験の話をするときには彼女のことが中心になる。以下に書く長女の特性が前提となる。
彼女はとにかく学校の勉強を少なくとも今まではしなかった。どの程度かというと、
授業の邪魔はしないけど、授業の内容を覚えようとしないし、宿題をやる気もあまりない。
夏休みの終盤は毎年テンパっている。去年なんて始業日の午前2時まで直前に始めた自由研究をやってたし、今年も近かった。しかも夏休み明けの初日はテストなのに。
提出が求められていない数学の計算練習や漢字の練習はしない。
テストに集中しない。
良い成績を取ろうと思わない。テストの点数や成績が悪くても気にしない。
それが悪いことだというわけではないが、競争心とでもいうべきものが著しく希薄である。
こんな感じである。なお、塾通いや通信教育はやっていない。都会に住んでいた小学校の5年生のときと6年生のときに「友達の〇〇ちゃんと△△ちゃんも行っているから!」という理由で塾に通いたがり、本人にそれが理由であることを確認して通わせた。送り迎えで妻が疲弊したり月謝で金が減ったりしたことが負の効果で、長女にとって楽しかったというのが正の効果だったようだ。だって、勉強しようとか成績を上げようとか、そういう動機が無いのだから。
友達が通っているからというのを理由としたので通わせた。塾以前の態度ができていないのに勉強のためと言ったら通わせなかった。
学校の成績はどうか。
学区が定められている公立の中学校において中の上。受験に熱心な地域ではないけど、中高一貫の進学校は地域に一つあって、そこに通う中学生はいる。だから、筆記試験の結果は平均値や中央値だと考えた方がよいだろう。
分数の足し算が苦手である。馬鹿なのではなく、理解しても覚える気がない。だから、特に数学においては反射的に問題を解くこと、典型的には計算問題が苦手なのです。
そんな長女だけど、9月頭からは少し違う。宿題を部活が終わって帰宅した直後か夕食直後にやるようになった。その日の授業の簡単な復習もやるようになった。
何でそうなったか。僕がアドバイスしたから。「勉強しろ」ではなく「効率的な方法を採れ」の旨を。復習のやり方は英語と数学については軌道修正した。2年生の2学期の中間テストの前には僕が勉強を見て、テスト後には間違えた部分の見直し方をアドバイスし、それなりに時間もとった。このあたりの具体的なことはいずれ書くだろう。
まだ勉強を始めて間がない。帰宅後に遊んだりする前に宿題を終わらせるレベルになってから間がない。だけど、この短い期間でも明確な変化が見て取れる。
やらないと先生に怒られるもの以外もやるようになった。
どこが分からないか、どこが出来ないかを意識するようになった。
数少ない選択肢の中から僕が選んだ問題集を概ね毎日やるようになった。1日に2ページとかだけど。
中2の2学期にして学校の勉強をまともにやる経験が初めてなので、現時点ではテストの点数としての結果にはまだ結びついていない。もしかしたら2学期の中間テストの問題が特別に難しかったのかもしれないけど、点数はダメだった。
だけど焦らない。「どうしようもないほど勉強をしない」はクリアできたし、勉強における課題は相当なまでに明確になった。勉強に必要な頭の体力とでも言うべきものも身についてきている。僕の役割の一部は終わった。後は、不定期に確認をして非効率な部分を軌道修正すること、質問に答えること、負荷を適度に調整すること。邪魔をしないこと。
長女の家族(現在の日本においてはレア家庭だろう)
試してみたいから有料設定してみる。8人家族である。
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