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ロックなのか、カントリーなのかAlabama

数年前まで一緒にカントリーのバンドをやっていた方に先日会いに行った際に、ご自宅で色々な音楽を聴かせてもらった。
私が聴いたことのないレコードをご自慢のオーティオシステムで何枚か聴いた。

その中の一枚にAlabamaのアルバムもあった。
私は、カントリーミュージックが好きなのであるが、Alabamaは今まで通ってこなかった。Alabamaのバンドロゴは何度も見たことがあって、レコード屋のロックコーナーに置いてあったり、時にはカントリーコーナーに置いてあったりしたものだから、一体どういうバンドなのかは気になっていた。

気になってはいたけれど、ロックなのかカントリーなのかどっちつかずな感じでちょっと敬遠もしていた。レコード屋のジャンル分けというのも何とも厄介なものである。いっそのことジャンル分けしていなかったらAlabamaは通っていたのかもしれないが、如何せんジャンルがどちらつかずな扱いを受けているもんだから聴かないでいた。

なんだかわからないけれど、「Alabamaまで手を出してしまうと、聴かなければいけないレコードが増えてしまいそう」という理由で聴いてこなかったのだ。

そのAlabamaを聴かせてもらった時に、確かにこれはカントリー ミュージックなのか、ロックなのか扱い方があやふやになるのも仕方ないなぁと感じた。

サウンドはイーグルスのようなロックとも言えるのだけれど、確かにカントリーの要素も強い。かと言って、ペダルスティールは入っていないので、バンドサウンドとしてはわりとさらりとしているのでカントリーファンは「これはロックだ」と感じるだろう。けれど、純粋なロックファンが聴いたら、カントリーに聞こえるだろう。

確かに、レコード屋の迷う気持ちはわかった。

ウェストコーストのロックの雰囲気があって、なおかつカントリーテイストもあるサウンドは、私の好みには好みには合っている。
その人も、「イーグルスが活動休止してから、聴きたい音楽がなくなった時にちょうどAlabamaが出てきたので、飛びついて聴いた」と言っていた。

レコード屋のジャンル分けというのは、それはそれでなかなか大変なもんなんだなぁ。

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