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なんとなくうまくいく、人づきあい心理学

 訪問いただきありがとうございます。
 むねさんです。

 まず最初に・・・。
 この文章は意中の人と仲良くなるためのノウハウではありません。恋愛系ではないということをあらかじめお伝えしておきます。もしかしたら役立つかもしれませんが。
 時代の変化とともに、人付き合いの方法も変化していきます。その変化に対応していく、コツを書いています。
 
 人間関係が変わる時代がきています。
 
 以前から国民はITの導入によってうすうす気付いていたことでしょう。
 出社しなくても働くことができるのではないか?
 それがコロナによってあらわになったわけです。
 国民の思いが創出したと言っても過言ではないのかもしれません。
 在宅ワークを導入する企業が増えてきました。
 それに伴い人間関係のあり方も変わってきています。
 会いたくてもリアルでは会えない。
 オンライン上での付き合いになる。
 会社の採用でもオンラインで面接するなど、

 今回はその中でも、人付きあいに絞って書いていきます。

 「普遍的なことは変わらない」

 環境が変わろうと普遍的なこと、本質的なことは変わりません。
 大事なことはいつの時代も大切なのです。
 
 会いたい時にも会えない。
 
 コロナを気にして。
 コロナ自体はそれほど問題ではない。
 コロナに感染することによる風評被害が問題だ。
 それによって多くの人がコロナに気をつけるようになる。

 悩みは尽きません。
 解決したとしても次から次へと現れます。人付き合いにしてもそうです。しかし、本質は変わりません。
 どんな時代でも、どんな環境でも、どんな状況でも、相手を想う気持ちは変わらないですよね。
 そのことを念頭に置いてこの先を読み進めてみてください。
 今後のあなたの参考になれば幸いです。

1、好きな人には、勇気を出して「好き」と言おう

 好きな人には「好き」と伝えよう。
 自分も相手も生きているのはあたりまえ、ではないのです。
 もしかしたら明日死ぬかもしれません。もしかしたら今日かもしれません。
 これはなにも、煽っているわけではありません。
 人生とはそういうもので、気づいたときには、もう遅いのです・・・。 よく聞く話で、カップルが、お互いのことが好きだけどお互いのために別れる、というものがありますね。
 これはなんとももったいない。せっかく好きな人に会えたのに。

 これはカップルだけの話ではありません。どんな人間関係でも同じことです。

 どうせなら、どうせならですよ。
 どうすれば一緒に前に進めるかを考えた方がいいです。
 方法はいくらでもあります。自分たちで解決できないなら調べたり相談したり、いくらでも方法があります。
 お互いの腑に落ちるところが必ずあります。そこを探すまで、どうかあきらめないでほしいのです。

 僕と妻との出会いは、僕が声をかけたからです。俗に言う、ナンパです(笑)。
 大学で同じサークルだったことで出会いました。
 人生でナンパというものをしたことがなかったのですが、人生初ナンパが成功しました。いや、正確にいうと失敗しました。なぜなら。僕が「好きです」と告白する前に、先に告白されてしまったからです。初ナンパが失敗しました。そう考えると、妻は好きな人には好きと、言う大切さをわかっているのだと思います。 僕は今までたくさんの親友と疎遠になった経験があります。
 大切な人と疎遠になるのは辛いことですよね。何度もあの時をやり直したいと思い、パラレルワールドが存在するなら連れて行ってほしい。そう何回も何十回も望んだことがあります。
 ただ、今思うと、相手に「好き」という言葉を伝えていれば、和解の余地はあったのではないのか、と。
 
 言う後悔より、言わない後悔の方が大きい。 

 なぜか人って、自分から連絡を取らないと疎遠になっていきますよね。そりゃそうですね。みんながみんな、相手から連絡が来るのを待っているわけですから。だったら自分から連絡すれば相手を離さずにすみます。私は自分が大好きな人には定期的に連絡をします。用はないけれど(笑)。物理的に会える人は会います。些細なことでも話しにいったりします。それでいいのです。

 相手が自分のことを避けても、そんなことはどうでもいいのです。

 自分が相手のことを好きなら、まっすぐにぶつかるのみです。
 そうしないと、何年も何年も、下手したら死ぬまで引きずって後悔することになります。そうならないためにできることをやりましょう。

2、人にオススメされたら、とりあえず1秒やってみる

 人の好きなことを否定しないようにしたいものですね。
 かなり損な生き方です。
 そして、どうせなら、相手の好きなことを知ってみてください。
 世界の見え方が大きく変わります。 

 僕は人からオススメされたものは、なんでもやります。

 オススメの本や映画があれば見るし、オススメのカフェや居酒屋があればすぐ行くし、オススメされたベンツを購入した経験もあります(笑)。
 僕が思うのは、とりあえず、とりあえずですよ。1秒だけでいいので、やってみましょう。と言うことです。
 本なら、1秒立ち読みしてみる。カフェなら、ホームページ見てみる。ベンツなら、見に行く、など。ネットで調べればすぐに知ることができます。ここで、どうせなら、ネットではなく現物を見にいくのがベストです。自分の知らない世界が待っていることでしょう。
 僕は車が好きです。
 なぜかと言われるとわかりませんが、なぜだか好きなのです。
 車のことを好きになった理由は、父と、大学時代の友人が、車を好きだったからです。
 僕もちょっと車の世界を覗いてみたら、車の細かいスペックのことはあまりわかりませんが、1カ月ほどで世界の車を覚えてしまいました(笑)。カップルがお互いの好きな曲を聞いて、その曲を好きになる。そんな感覚に近いのかもしれません。
 父と友人の大好きなことが車だったので、僕も車を大好きになりました。入口なんてそんなものですね。
 とりあえず偏見を持たずに、まずはその世界に飛び込んでみる。よっぽどじゃない限りやってみると世界が広がります。
 結果として私は車が好きになって、新卒で車のディーラーで働くわけです。人生意外なところで変わっていきます。

3、あの人の噂は、ムシ

 すべての噂を気にしない。
 それができればベスト。
 できなくても、直接相手に確かめてみよう。 噂をムシすることができれば一番いいのですが、それができないときもあるわけです。
 そういうときは、その噂を確認してみることをおすすめします。
 多少手間がかかってもです。
 一度気になるとずっと気になってしまうのが人間です。さっさと片付けたほうが心にもいいわけです。
 
 僕は大学時代、親友と仲違いしそうになりました。
 独特の感性があって面白い人なのですが、その人が飲み会の席で僕の悪口をいっているという噂が耳に入りました。
 驚きましたが、しかしその人は言葉足らずなところもあり、勘違いされやすいということを知っていました。
 
 そこで、実際に会って真相を聞くことにしました。
 そうすると、なんてことはない、誤解だったということがあります。
 まあ別に悪口を言われていても関係が変わることはなかったと思いますが、事実を確認できてよかったわけです。
 たいていは、いろいろな人の主観や考えが入るので、事実とは異なる場合が多いからです。事実であったとしても、次のアクションができるので、片付けておいたほうがいいですね。

 極端な話、噂話なんて、アリの会話みたいなもんです。
 アリには失礼かもしれませんが、それほど気にしなくてもいいということです。
 どうしても気になる場合は、僕でもいいので相談ください。とっておきの魔法をお伝えします。

4、相手の立場を尊重しつつ、本音で話す

 やみくもに本音で伝えればいいというわけではない。
 相手の立場を尊重し、考慮することだ。
 相手へを思いやることが、良好な関係を築くためには必須である。 新社会人になってから、上司によく言われた言葉です。
 なんども言われ続けたので、心に強く残っています。
 
「本音で話せ」
 
 なんでもそうです。
 恋愛でも仕事でも人間関係でもそうです。
 今では本音で話すのは当たり前だし、とても大事なことだと思っています。
 しかし、本音を言うにも言葉選びや伝え方はとても大事だと感じています。
 そうしないと全然違う伝わり方をしてしまいます。当時は自分の心で思っていることをあまり話しませんでした。
 
 男性は言葉の数が少ない人が多いと感じています。
 だからこそ本音を話すことを意識しないと誤解が生じやすいのです。
 仕事もやりにくくなるし、どこかでその不満が爆発してしまうことがあるわけですね。
 ですから、自分の仕事をやりやすくするために相手のことを気遣いつつ、本音で話すわけです。
 ここで注意点があります。それは本音をどんな言葉で相手に伝えるかということです。自分が思ったことをただ話すだけではほぼほぼ相手に伝わりません。まずは相手の立場に立って、本音を話しましょう。

5、弱っている人を、救う

 かっこいい男は、社会的に弱い人に優しい。
 ダサい男は、社会的に弱い人に虚勢を張る。
 どうせなら、どんな男でありたい? 強い人は放っておいても大丈夫です。
 強い人というのは自分よりも他者への影響力や権力がある人のことです(以後、強い人とします)。
 ちなみに彼ら彼女らに媚びを売る必要は皆無です。うまく活用しましょう。そういった人よりも弱い人を助けましょう。
 例えば、子供たちや妊婦さん、老人、後輩、困っている人、そのとき心が弱っている人(以後、弱い人とします)。
 
 僕の知り合いにはこんな人たちもいます。
 障害がある人、学校でいじめられていた人、会社で理不尽な目に遭った人、自殺しそうだった人、どうしても私が放って置けなくて声をかけた人です。
 そして僕が経営する会社では、社員の90%に女性を採用していました。主に主婦で、たまに学生などです。
 いまだに社会的立場が弱い女性。だからこそ、社会的な居場所を提供したかったのです。男性はなんとでもなります、生きてさえいれば。
 そして立ち向かうなら自分より強い人です。がんがん立ち向かいましょう。喧嘩もいいし、礼節を持って言いたいことを正直に言っても大丈夫です。間違っても弱い人に立ち向かってはいけません。それはもはや、いじめ、と同じなのです。

6、理不尽なことは、相手に伝える

 理不尽を容認しない。
 人間は理不尽に耐えられる設計ではないのだ。
 理不尽に立ち向かおう。
 自分の人生を、社会をより良くするために。 あなたが感じた理不尽は、多くの人が感じていることなのです。
 だからこそ、言葉にして伝える必要があります。
 それは、目の前の相手にかもしれません、上司かもしれません。家族にかもしれません。友人にかもしれません。
 
 僕の例をひとつ。
 僕は大手のIT企業に勤めていた経験があります。
 ある日、不正を持ちかけられ、それをやりたくないのでそれ以降出社しなくなりました。その時に、人事部長から電話があり、ふとこんな思いを伝えました。

「僕は、法律に反するようなことをして出した利益でご飯を食べていくことはできません。もちろん家族にも食べさせられません。そして、そのお金は、従業員、会社、社会、さらには食べ物に循環しています。僕にはそれが耐えられません。それで頂いたお給料で家族にご飯を食べさせることができないのです」

 もちろん、お金自体は何も悪くありません。
 お金を扱う人間がどう感じるか。単純な話です。
 その後、会社へ行き、PC返却と退職の話をしに労務課に少しだけ顔を出しました。そして、たまたま何人か知り合いに会いこう言われました。
「よー侍!」「やるなー侍!」なぜか侍と呼ばれていました(笑)。
 どうやら今回の事件が社内で広まっているらしく僕が「侍」と讃えられていたようでした。
「会社始まって以来だぞ。そんなかっこいい辞めた方したやつは」
「宗さんすごいよ、僕なら上司の言いなりになっていたよ」
「スカッとしたよ、どこで仕事しても大丈夫だね」

 当の僕は変な噂が広がってるんだろうな〜と思っていたので、逆に驚きでした。
 そしてよくよく聞いてみると、他の社員も私と同じ葛藤を抱えながら業務をしていたことがあるようでした。
 だから褒めてくれる人がいるのかと。

 多くの場合は、その理不尽は、他の人も感じていることなのです。
 しかし、それに耐える必要はありません。
 言葉にして発してみたり、とりあえず逃げるという選択も、ありなのです。
 どうせなら自分に優しく、自分の心が軽くなる行動をおこしてみてください。
 自分を大切に、長生きしよう。

7、ご縁=出会い。とらわれすぎないようにする

 ご縁は、出会い。
 出会いなんだから良縁も悪縁もある。
 だからムリに維持しようとしなくてもOK。
 とらわれすぎないようにしようね。 ご縁を大切に、と多くの人は言いますよね。
 確かにご縁は大切ですが、所詮、出会いです。
 ご縁を大切にしようしようと意識してしんどくなるぐらいなら、
「まあご縁と言っても出会いだし、そんなにとらわれる必要もないか」
 ぐらいに軽く考えた方が気楽です。
 
 大切にできる縁もあれば大切にできない縁もあるのが正直なところですよね。
 お互いに良好な関係は良縁、そうではない関係は悪縁。
 そういった曖昧なもののために、揺さぶられるのはもうやめませんか? 僕からの提案です。
 縁とはただの出会いです。そこからどうなるかなんてわかりません。
 縁は切ってもいいし切らなくてもいい。縁って結局後付けです。後から知らず知らずのうちに自分にとって良いか悪いか判断するだけなのです。
 縁はただの出会い、最高のご縁は”そのままのあなたを受け入れてくれる人との出会い”
 
 今のあるがままのあなたを受け入れてくる人との出会い、大切にしたいご縁です。しかし、その縁でもどんなふうに変わっていくかは定かではありません。結局後付けだからです。何があるかはわかりません。そうであれば、自ずとやることが見えてきます。それは、すでにある良縁を大切にしていくことですね。

8、怒りをコントロールする

 怒りをコントロールできれば、魅力的な人間になれる。
 簡単に人と良好な関係が築ける。
 それぐらい怒りとの接し方は大切なのだ。 僕も怒りとの付き合い方は修行中です。
 僕の中で、怒りのコントロールがなかなかな困難だった事例を紹介します。
 
 起業して1年経った頃です。
 事業もかなり大きくなり、年間5000万〜6000万円の売り上げが立つようになっていました。
 個人事業主から法人成りをしていました。アルバイトや業務委託の方を合わせると常時25人前後の人たちを採用しながら事業を運営していました。そのほんとんどがネットの求人サイトから応募してくれた人です。スカイプで面接する人もいれば、顔出しNGの方や匿名で仕事をしたいという方も多く、なるべく相手に合わせるようにしていました。ほとんどが主婦の方ばかりです。
 どんな仕事も人間関係ですよね。さまざまな方と仕事をしましたが、それはそれはいろいろありました。 

 ・いきなり音信不通になる人
 ・突然怒り狂う人
 ・無茶苦茶な要求をしてくる人
 ・データを乱用して自分のビジネスに勝手に使う人

 など、こういった方達と出会うと、いつも「どう向き合うかの試練なんだな」「怒りをコントロールする練習なんだな」「昔の私にもこんなところがあったな」と。いろいろな想いが頭の中でぐるぐると回り、どうすればみんなとうまく付き合えるだろうかとよく考えたものです。それと同時に、理不尽を受けた時にどうすれば怒りをコントロールできるかも悩みました。
 そのまま怒って相手に伝えても、百害あって一利なしです。必ずや相手は辞めていきます。怒りの感情で発した言葉は相手に伝わらないだけでなく、何もプラスになりません。それどころか、その後の経営判断にさえ悪影響を及ぼすのです。
 どんな人間にも怒りの感情は存在します。そんな時私は怒りの感情をこのようにして落ち着けました。
①相手に連絡を返さずに、今思っていることや感情をスマホのメモにすべて書き出す。
②書いたらそのまま1日放置してみる。
③まだモヤモヤしていたらもう1日放置してみる。
④それを繰り返します。

 有名なリンカーン大統領も、怒りのコントロールには気をつけていたそうです。怒りの手紙を書いたら、それを送らずに、そのまま机にしまうそうです。そしてそのまま、忘れたとか・・・。
 偉大な人でも、難しいのです。
 だからこそ、コントロールできれば、人生うまくいくのです。
 
 怒りの感情を自分でいったん受け止め、落ち着くまで相手には伝えません。
 ここまで読んでいただくこと誤解が生じているかもしれませんん。怒ること自体は、悪いことではないのです。
 自制できない場合が、よくないのです。
 怒り君とうまくお付き合いができれば、人生最高ですね。

9、自分もパートナーも、後悔させないようにする

 好き勝手してもいい。
 でも、家族や仕事のパートナーには、後悔させないようにしよう。
 自分さえ良ければいい、という時代ではないのだ。 パートナーの行動を制限していませんか?
 もし思い当たる節があれば、すぐに改善すべきです。
 自分も、周りの人も、好きなことをして幸せに生きられるようにしてあげるべきです。
 
 とあるご夫婦の話を聞きました。
 旦那さんは友達と居酒屋に行くのに、妻が友達とお酒を飲みに行きたいと言うと、断固として行かせない。
 ここで旦那さんがすべきことは、本当に、行かせないことなのか。
 もちろん、いろいろな事情はあるのでしょう。それでも、ここですべきは、こう言うことです。
 
 「気をつけて行っておいで」
 
 奥さんも一人の人間。やりたいことを尊重してあげるのも旦那の甲斐性だと思うわけです。
 
 僕は妻の意志をなるべく尊重するようにしています。
 外で働きたいなら自由に働けばいい、旅行に行きたいなら行けばいい、友達と飲みに行くなら飲みに行けばいい、ミュージカルやダンスをやりたいならやればいい。そして、私も自分の好きなこと、好きな仕事をします。子供達にも同じようにしています。
 家族は味方です。ましてやパートナーは自分に一番近い存在です。だからこそ、くだらないプライドや理由で不幸にしないでほしい。幸せであってほしいのです。みんなで一度きりの人生を楽しもうじゃありませんか。
 自分のパートナーにも後悔させない生き方をさせてあげましょう。
 家族であろうと、それぞれの考え方で生きている別人格です。
 一度きりの人生、自分も相手も後悔なく生きていけたら最高ですよね。
 死ぬときには、この人と寄り添えてよかったと思えるように。

10、心が平穏なら、良好な関係が築ける

 心が平穏なら、なんでもうまくいく。
 仕事も家庭もすべてに良い影響がある。
 日々を、ゆったり過ごそう。 何が起きようともあなたの心の平穏が大事です。
 不測の事態が起きようと、悲しいことが起きようと、平穏を保つまでの時間が早ければ早いほどあなたにとってもいいものなのです。
 平穏でいればいるほど、うまくいきます。悪いように思える事態も、最善策が見つかるものなのです。
 
 僕はある日事業が突然ダメになってしまったことが何度かあります。
 年間4000万円の売上を見込める事業が、一晩でダメになったこともあります。
 しかし、そんなことで悲しんでいては、経営者が務まらないわけです。
 なぜなら、悲しんでいるうちにも時間は過ぎていきます。
 ダメになった事業をどうやって後始末するのか、次の事業はどうするのか、従業員はどうするのか、すべてを考えて行動に移さなくてはいけません。そのため、不測の事態が起きようとも、心を平穏に保つ必要があるのです。頭をクリアにしておく必要があるのです。
 
 このことは、仕事だけではなく、人生においても言えると思うのです。

 日々の生活においても不測の事態というのは起こります。 
 お子さんがいる家庭では、予期しない出来事ばかりではないかと思います。その都度心を乱していては、冷静に判断することは難しいものです。優しく諭したり、導いてあげることができません。これは僕の経験談です。余計なことにイライラしてしまったりします。
 自分の中で心を平穏に保つ方法を見つけることが大事です。
 僕なら、家中を掃除してきれいに保つこと。自分の大好きなコーヒーやカフェラテをゆったり飲むこと。まっさらで何もない空間で一人でぼんやりすることなど、いくつかあります。妻は、ゆったりと大好きな紅茶を飲むことで平穏な時間を過ごすことができるそうです。
 常に平穏を保つことで、冷静な判断ができ、今やるべきこと・できることがわかります。
 そして結果として、あなたの人生はあなたの最高の判断で成りたつのです。

11、アドバイスを全力でしない

 ぺちゃくちゃしゃべらない人は、信頼できる。
 アドバイスほど難しいものはない。
 その発した言葉で、あなたの考えが丸見えになってしまうからだ。

 求められた時以外、アドバイスをしない。
 これがベスト。
 
 先日ガストに行った時、とあるスーツを着た男女が会話をしていた。
 聞きたくなかったのだが、男が熱弁しており、嫌でも耳に入ってきてしまった。
 男がひたすら、女に仕事のアドバイスをしていた。女の人はあきれているようで、はいはい、と言った感じだった。
 嫌な空気が漂っており、よく男はいつまでもペラペラ話しているものだと、逆に感心してしまった。
 
 これぞ、アドバイスしたがりの人が陥ってしまうことだ。
 相手の気持ちに寄り添って、必要なことを適切にアドバイスしないと何の意味もない。
 必要な時以外はアドバイスをしないと決める。すぐに助言したくなるのが人間ですからね。
 この傾向は特に男性に強くある。脳の構造上、男性はすぐに結論を言いたがるので、どうしてもアドバイスのような喋り口調になってしまいます。女性がよく、「男の人は話を聞いてくれない」と言う理由です(笑)。

 適切量とタイミングを押さえたアドバイスが大事です。
 しかしながら、これは簡単ではありません。
 こちらからアドバイスしようと動いた時は、この2つの見極めが難しいのです。
 そして感じ方は人によって違います。そのため、アドバイスを求められた時に話すのがオススメです。
 
 これは仕事でも家庭でも、同じことだと思っています。
 
 特に女性との会話において、女性は男性の意見やアドバイスを求めているわけではありません。ただ、話を聞いてほしい場合が多いのです。男性はこれが苦痛に感じたりするわけで、相変わらず相いれない生き物だな〜と思うわけです。
 しかし、最近の20代の男性もこれに当てはまるなーと感じることが多くなってきました。そもそも人間は性別問わず話を聞いてほしい生き物なのかもしれません。
 そして、特に仕事においては相手が求めていないことを話さない方がいいと感じています。
 信頼感を失うことにもなりかねないからです。
 そのアドバイスからこの人はどんな人か、ということまで考える人もいます。
 喋ることが多い営業マンは注意が必要です。
 最初から相手にシャットダウンされては必要な話もできません。
 不要なアドバイスは絶対に避けるべきです。

12、ケンカにおいては、逃げるが勝ち

 冷静に相手を思っているケンカなら良い。
 それ以外は避けるべきだ。
 なぜなら、自分の頭の悪さをひけらかしているのが、ケンカなのだ。
 相手との折り合いを、会話でできないからケンカになる、ということだ。  大切な人なら、なおさらなことだ。ケンカは避けよう。
 仲がいいほどケンカする。これはその通りだ。
 なぜなら相手の良いも悪いも見えてしまうからです。
 私が思うに、何よりも距離感が近いからだと思います。
 ケンカを未然に防ぐには、この距離感が重要だと私は考えていて、距離感には2つある。
 
 それは、物理的か精神的かです。
 
 物理的な距離感は、一緒にいる時間のことです。
 遠距離恋愛であれば月に数回会う、家族であれば毎日顔を合わせます、夫婦であれば1日5時間は一緒に過ごしているなど。
精神的な距離感は、物理的距離以外の感覚的なものです。感覚に左右される面も多いのですが、SNSで連絡を取っているかとか、自分の頭の中で、その人のことをどれぐらいの割合が占めているかです。
 ケンカの多くはこの2つに分類できる。
 この2つのバランスを意識することでケンカを防ぐことができる。
 意識することは、
 ”お互いの心地よい距離感を保つようにする” です。
 物理的な距離が原因なら、会う回数や話す回数を増減させてみる。
 精神的な距離が原因なら、連絡を取る回数を増減させてみる、自分の趣味に充てる時間を増減させてみる。
 ここでポイントがあります。それは相手を変えようとしないこと、です。
 自分でできることに焦点を充てて対策を練りましょう。
 それでもケンカが起きる場合は避けるしかありません。
 とにかくケンカは避けましょう。
 前向きで建設的なものならばいいでしょう。
 しかし言い合いや怒鳴り合いのケンカは避けるべきです。
 お互いに傷つけるだけに終わってしまうことが大半だからです。
 感情的に喧嘩してもメリットはありません。
 大切な人を、そして自分を傷つけないためにも、喧嘩に関しては逃げるが勝ちなのです。

13、陰口を言うぐらいなら、言われる側になれ

 陰口を言うことの、1番の被害者は、自分だ。
 まずは、その言葉を自分が聞いているのだ。
 自分の値打ちを、自分から下げてしまっているのだ。
 こんな無駄な行為はない。すぐに陰口をやめよう。
 言うぐらいなら、言われる側にまわろう。 噂や陰口、悪口を言われる人。それはその人にしかない魅力があるからです。
 周りを引きつける何かを持っています。それはつまり能力なのです。
 僕は今も昔も、言われてます。昔は髪の毛が天然パーマいうだけで嫌がらせも受けましたし、悪口も言われたものです。いまだにそのことをいじってくる人もいるわけですが・・・。でも、それって魅力なんですよね。なぜなら、社会人になってからは天然パーマであることを褒められてばっかりなのです。おしゃれな髪型だねとか、どうやってパーマかけたの? とか。
 
 いつも思います。
 「言う側じゃなくてよかったな」って。
 
 いつの時代も、挑戦している人は言われている側の人です。
 最近ではYouTuberという職業が脚光を浴びていますよね。
 しかし、彼らには必ずアンチが存在します。
 酷い言葉を使って本人に、誹謗中傷したりするのです。時には犯罪まがいのこともします。
 そして、僕の場合もそうです。僕にもアンチがいます。その人たちには何の迷惑もかけていないし、関わったことすらない人なのに、です。
 世の中に幸せな夫婦を増やそうとYouTubeで動画を配信していた時期があります。それだけでアンチがとても酷い言葉を使うわけです。面と向かって言ったら、間違いなく人が傷つく言葉をです。
 しかし、それでいいのです。
 酷い言葉を使っている人、その人自信が1番自分を傷つけているのですからね。酷い言葉のシャワーを浴び続けて、どんどん心が貧しくなっていまうのですね。心が貧しければ、社会的にも経済的にもそうなっていきます。
 僕なら、そんな人生は嫌だな(笑)。
 すぐにでも、良い人生のために気づいてほしいですね。

 おわりに

 ここまでお読みいただきありがとうございます。

 時代の変化とともに、すべてが変わっていきますね。
 ヒト・モノ・コト・・・。しかし、どれも本質は変わりません。手段が変わってくるだけなんですね。
 そのことにいち早く気づき、自分の大切なことを大切にしていきたいですね。
 そして最後になりましたが、この言葉を送らせてください。 
 「あなたなら大丈夫」
 あなたなら好きな人とうまくお付き合いできます。そしてその人と一緒に楽しい人生を送ることができます。
 悩みがあれば気軽に相談してくださいね。自分で抱え込まずに、周りに話してみましょう。
 そして、僕にでもいいので気軽にメッセージください。より良い人生を送るためにできることをやってみましょう。
 僕はいつも応援していますよ。

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