心配は毒ガスを送る。
人間、生きていれば心配ごとの1つや2つくらいは誰だって抱えていたりするものです。
「あの子は、無事に学校に行けたかしら?」
「お袋、元氣にしてるかな?」
「今度のプロジェクト、上手くいくかな?」
…さまざまな心配ごとが日々出てきたり、いつの間にか消えてたり。。
「人間なんだから、心配することは仕方ないじゃないか…」
そんな声がたくさん聞こえてきそう。。
しかし、実のところ「心配」とは負の(マイナスの)波動なので、心配する相手や事象に良くないエネルギーを送ってしまうことになってしまうんです。
つまり、「毒ガスを送る」ということになってしまう…
こんなことは、まったくもって本意ではありませんよね!?
まさか毒ガスを送ることになるなんて、そんなつもりじゃなかったのに…
でも、心配するという心は、相手や事象を心底からは、信じていない時に出てくる心なのです。
例えば…
とある、日常の何氣ない会話。
外出中、思いもよらず雨に降られて傘が無く、カラダが濡れて帰った時。
おウチのお母さんが…
「あら!どうしたの~!? そんなに濡れてたら風邪ひいちゃうわよ!」
冷奴を食べようと豆腐に醤油をかけてたら、またまたお母さんが…
「そんなにかけたらカラダに悪いわよ!」
スマホをずっと操作していたら、ダメ押しのようにお母さんが…
「そんなにずっと見てたら目が悪くなるわよ!」
…こんな会話、結構ありふれていますよね?
この会話、なんかおかしなところはありますか?
「う~ん……特にないなぁ、、普通じゃん !? 」
…と思ったあなた!!
日頃、知らないうちにネガティブな暗示をかけられている危険性があります。
これらの会話の中にある問題点とは…
それは、「〇〇したら〇〇になっちゃうよ」
…の、「〇〇になっちゃうよ」という部分です。
「〇〇になっちゃうよ」 = 「そうなれ」
つまり、心配してる相手に「〇〇になれ」と、潜在的に言っているのと同じことになるのです。
心配を投げかけられた相手は、(人によっては)その暗示にかかってしまい、その思考の波動が潜在意識に落とし込まれて、良くない方へ作用してしまいます。
潜在意識は善悪の判断はできず、言われたことを真に受けてしまうのです。
この例え話しの場合…
「風邪をひく」
「カラダに悪い」
「目が悪くなる」
…というネガティブな部分に反応してしまうので、言われた人が、そのような状態になるように潜在意識は全力でパワーを発揮します。
結果、心配していた通りの状態になっていってしまう…そんな危険性が(大)です。
なので、経験的にこのメカニズムを知っていた昔の人が、言い伝えとして「心配は毒ガスを送る」という比喩を残してきたと考えられます。
嫌…ですよね ?!
相手のことを慮り、良かれと思って言ったことが、結果的に相手を苦しめる状態に陥れてしまうなんて…
「知らなかった事とはいえ…」
「そんなつもりで言ったんじゃないのに…」
…なんて、後味の悪いことにならないためにも、、
「そんなに濡れたら、雨もシタタるいい男(女)になっちゃうよねぇ~!?」
「あなた、そんなにかけたら醤油パワーで、ますます元氣になっちゃうじゃない!」
「そんなにずっと見てたら、スマホの反対側まで見えちゃう透視能力をゲットできちゃうぞ~!?」
…なんて言うふうに、ボジティブなものに言い換えて言ってみませんか !?
『たとえ心配になっても相手には《 毒 》は送らない』
この、目には見えないある種のフィルターを、常にアタマの片隅に置いておいて、言葉を発するコンマ何秒かくらいのちょっと前に、このフィルターを通してから「言葉を発する」ということを、ぜひこの機会に習慣化してみましょう!!
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