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カウンセリングの経験値を上げるなら、SC、教育相談機関、EAP、カウンセリング重視のクリニック

公認心理師の仕事も多岐にわたります。
一般の方は相談業務のイメージをもちますが、
業界の方だと、心理検査を行うイメージもありますよね。
最近であれば心理教育とかも含むでしょうか。

相談業務のスキルを上げるなら、
SC、教育相談機関、EAP、カウンセリング重視のクリニックだと思います。
以下に詳細を書きます。

①SC
いうまでもなく、相談業務の筆頭はSCでしょう。
多くのSCさんが仕事をしています。
単年契約ですが、時給が5000円近いのは魅力でしょうか。
SCで生活費を稼いでいる方も多いですよね。
ただし、近年のSCは少し様子が変わっている印象もあります。
校内研修、会議の出席、生徒向けの講演会や授業
などの業務が入ってきます。
時間外労働をやむを得ずやっている方も多数います。
特に硬軟研修や講演会や授業はいくつか作ると、
使いまわすことも可能です。
それと、未開拓な学校でのSCの場合は、
認知されていないとか、認知されていても相談に行かないとか、
様々な障壁にぶつかります。

②教育相談機関
親子に来所してもらって相談を受けます。
学校との調整業務がSCよりは入りにくく、
腰を据えて相談業務を行えるメリットがあります。
学校で何がおこっているか、学校側がどう見ているか
といった一方の側からしか見えないことも多くあります。

③内部EAP
産業領域になります。
働いている方の支援が中心になります。
社員の方のカウンセリングはもちろんのこと、
管理職とのコンサルテーションも入ってきます。
メンタルヘルスに関する研修などの依頼を受けることもあるでしょうか。
ただし大手企業くらいしか心理職を採用していません。
まだまだ未開拓の領域です。

④外部EAP
会社の外で受けられるカウンセリングの機関になります。
社外での相談になりますので、個人カウンセリングが重視されます。
腰を据えてカウンセリングを受けられるメリットがあります。

⑤カウンセリング重視のクリニック
医療領域になります。
なぜ「カウンセリング重視」と書いているかというと、
心理職が入る場合、心理検査の実施やデイケアスタッフとして
働いている方が多いからです。
カウンセリングだけだとお金になりくいです。
最近だと小児のカウンセリングとか、
トラウマケアのカウンセリングが診療報酬に入っています。
まだまだカウンセリングが重視されるのには時間がかかるでしょう。

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