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驚異の才能か、それとも…?新卒がSCに採用された理由の秘密

今ではごく一部の地方を除いて、
新卒でSCに採用されることは考えにくいと思いますが、
私はその幸運な一人です。
同期の中には採用されなかった人もいましたが、
私が成功した理由について考えてみます。

① 私は教育委員会関係の
ボランティア活動や訪問支援を行っていましたので、
その経験をアピールすることができました。
これは、何もない新卒よりも強みになったと考えています。

② 教員免許を取得していた経験から、
現場の感覚を持っていました。
教育実習の経験もありますが、それは短期間でした。
一時期、教師になることも考えましたが、
「やっぱり心理職になりたい」という決断をしたのは、
教職課程での経験が大きかったからです。

③ 私はSCで即戦力として活躍するために、
カウンセリングやコンサルテーションの勉強をしました。
全国のワークショップや学会にも参加し、認知行動療法を学びました。
練習も積んでおり、修了時には基礎的な技術を身につけていました。
若干、勢いに乗りすぎたかもしれませんが、情熱を持って臨んでいました。

④ 面接当日、面接官に
「不採用になるかもしれない」と言われ、追い込まれました。
私は「どこでも行けます」と答えました。
この発言は必要以上にアピールしすぎたかもしれませんが、
私の必死さが伝わったのだと思います。

⑤ SCの採用枠が広がったタイミングでした。
若手にSCの仕事を任せることはリスクが大きいとされていましたし、
未経験者を採用するのは普通ではありませんでした。

⑥ 資格取得見込みで採用された地域では、
臨床心理士の資格を持っていなくても採用されました。
地方では人件費も安く済むため、
採用する側にとってもメリットがあったのでしょう。
ただし、これは当時の話であり、
現在の採用条件は異なるかもしれません。

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