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カウンセラーになって分かった【聞き上手の秘訣】

こんにちは。
臨床心理士・公認心理師の塩むすびです。

梅雨ですね。じめじめですね、、
心身崩しやすい時期ですのでご自愛下さいませ。


さて今日は、話の聞き方についての記事となります。

プライベートでそんな人の話いっぱい聞いてたら疲れちゃうよ?とも思うのですが、よく人から尋ねられる、

聞き上手になるコツについて、
私の気づいたことをお話しますね。

聞き役になれると楽。


「コミュ障」「人見知り」という方は、聞き上手になれると楽だと思っています。

私は初対面の人にそんな自分の話をしたいと思わないし、面白い話をすることも苦手です。

自分が話すと、後から「あれ話さなきゃよかった〜」とか考えてしまいます。。気にしいなのかな。。

・・・ともかく、
相手がいっぱい話してくれる方が楽なのです。

話の面白い方が心底うらやましい……(笑)



私の場合、あまり面白いことは話せないけど、
相手がつまんなそうにしてるといたたまれない。

そこで、自分が頑張って話さなくても相手が楽しそうにしてくれる聞き役ポジションは本当に重宝しているのです。



みんな自分に興味を持ってもらえると嬉しい。


聞き役は人に好かれやすいと言いますよね。


実際のところ好かれてるのかは分かりませんが、話を聞いてほしい!という人は集まってくるように思います。

でも、自分から「聞いて聞いて!」って話す初対面の大人ってあまりいないですよね。

大人になると、
「あんまり自分の話するのはダメだ」
という暗黙のルールが出てくるためかと思います。

・・・かといって、みんなどこかでは自分の話を聞いてほしい。

自分に興味を持ってもらえて嫌な気持ちになる人はまずいません。

そして、自分の気持ちを快適にしてくれる人に対して悪い気はしません。

「私のことを聞いてほしい」という欲求を満たしてくれる存在は貴重です。

これが聞き上手が好かれるカラクリかと思っています。



聞き上手に必要なスキル


つまり聞き上手になるには、
相手に気遣わせず、気持ちよく話してもらう工夫
が必須です。


時々相手を気にせず自分の話をされる方もいますが、
多くの大人は相手を不快にさせないよう気を遣います。

つまり、求められていないことをあまり話さないように気をつけているのです。



そこで、「あなたの話を自分は聞きたい」というメッセージを、ちゃんと相手に伝えなければいけません。

多くの人は、「気を遣って自分に興味を持ってるふりをしてくれてるんだな」と思えばあまり話さないでしょうし、

「本当に相手が自分のことに興味を持ってくれている」と感じれば、話をしてくれるはずです。


そこで、「あなたの話を聞きたい」理由を伝えましょう。
 

その話のどこに興味があるのか、
なぜその話に自分があるのか、

といったことですね。

これは自分が本当に興味のあることを話してください。



例えば、「カウンセラーってどういう仕事をしているの?」と聞かれても、多くのカウンセラーは簡単に答えて終わりにすると思います。

質問が広すぎて何を答えればいいか分からないし、
相手もそんなに詳しいところに興味無いだろう
と思うからです。


ではどう聞いてもらえると話しやすいのか。

「私も◯◯カウンセラーに興味があるんですが、実際仕事ってどんな大変さがありますか?」

「カウンセラーって疲れそうなイメージですが、どうやって気持ちを保ってるんですか?」

「カウンセリングってよく聞くけど実際にはどんな場所でやるんですか?」


こうした、
・具体的に何を聞きたいのか
・どんなことをどうして聞きたいのか
を言ってもらえると、話す側がずっと楽になります

そして、本当に相手が興味を持ってくれてるのだな〜と安心して話せます



もちろん、話を聞いて「そうですか〜」で終わってしまうと、話している側が傷ついてそれ以上話すのをやめてしまうかもしれません。

せっかく自分の聞きたい話を聞くなら、
相手の目をみて、しっかり話を聞いて、感想を伝えましょう。

複雑な感想じゃなくても、
「えーそんな感じなんですね〜意外でした!」とか単純な思いを伝えたり、

自分と重ね合わせながら「◯◯は行ったことがあります!こんなところでやってたんですね〜」といった感想で十分です。

感想を言ったら、またその話を聞いて気になったことを質問する。時々自分の話も交えてみる。


こうして、
・相手を主体に話をすすめていく
・話を聞いたらさりげなく感想を言う
・聞いた話で気になったことや、関連して気になったことを質問する
・相手がずっと話すことに抵抗がありそうなら、時々自分の話を挟む。

こんな感じで続けると、自然と相手の話を引き出すことができます。



相手の話に興味を持つには?


こうした話の聞き方をするには、相手の話に興味を持つことが大切です。


でも、野球に興味がないのに野球の話を聞いたり、
おしゃれに興味がないのにファッションの話を聞いたり・・・、自分の興味がない話を掘り下げるのは大変かと思います。


そのため、日頃からできるだけ色んなことにアンテナを張って興味を持つことや、「自分の知らないことだからどんなものなのか話をきいてみたい」という姿勢を持つことも、聞き上手になるための秘訣です。


相手の話を興味があるものを聞いて知らなかったら、
あとで少し調べて、「あの後調べてみたんですが面白かったです〜」などの感想を伝えても、また話が深まりますね。


おわり。

話しの聞き方、いかがでしたでしょうか??

あまり俗っぽい話をしたことがなかったので、
少し遊び気分で書いてみました(笑)

また真面目な記事と息抜き記事、交互にやっていこうかな、、

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