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パワポ共同編集やジャムボードは、「アイデア出し」「報告」に向いていると思う!

 昨日、市の会議がオンラインでありました。各校の研修主任や学力向上担当、ICT担当が集まる会議です。

1 前半の苦い経験、しかし貴重な経験

 前半の小学校教員での話合いで、私は大失敗をしてしまいました。トップバッターで指名され、何を言うかがまとまらず、1人で長く話してしまったのです。(そもそもこの時期に校内研の成果と課題をまとめていないのが反省点なのですが。)
 校内研修のテーマ、成果と課題をだらだらと話してしまいましたが、狭義の学力向上の取組(朝学改革等)、ICT実践のこと(膨大)も話したかったですし、その切り口で他校の実践を聞きたかった、そして協議がしたかったです。
 ・・・子どもたちも授業でこんな経験をしているのかなとも思いました。

2 後半のわくわく「人のをチラ見できるよさ」

 後半は、中学校区で分かれての協議です。3人で、予めTeamsに用意されたパワポ共同編集用のファイルに書き込みながら進めました。
 勤務校の小中学校共通テーマ「振り返り」について、成果と課題を書きながら話し合うと、「今の話をまとめるとどうでしたっけ」「ここの部分について、中学校ではどうなのですか」「ここについて具体的には」等、深まりも出て、また、集約もしやすかったです。
 さらに、「ICT活用アイデア」(常識の殻を破って)というテーマで話し合う際に、3人がパワポに同時に書き込みながら話をしたのです。すると、他の人が書いたのをちらっと見ながら、それ以外のアイデアを出そうと意欲が湧きました。しかも効率的。また、「それって~ですね~」「それに関して、○○ってアプリ知っていますか?」等、短時間ながら有益な情報交換もできました。
 そして、その後の全体での報告の際には、各グループが書き込んだものを見ながら話が聞けたので、短時間でも内容が把握できました。
 ・・・子どもたちにも、大人にも、こんな経験が普段あるのかな、この1年でどれくらいあったかな、と思いました。

3 使える!

 先日の別のICT研修で、「パワポ共同編集では、人のを真似して書くのが難点」という意見がでました。そうさせたくない時は共同編集は使わず、「書き終わってから投稿して見合う」でよいと思います。

 言い換えれば、「人のをチラ見できるよさ」を生かしたい場面で使えば非常に有益だということです。

① アイデア出し

・チラ見しながら「他のアイデア出したる!!」意欲喚起
・交流が効率的

② 報告

・真似のしようがない。「ああ、こう整理してかけばいいのか」「この程度の抽象度、分量でいいかな」という参考にはできて便利。
・書き終わったら他のを閲覧できる。
・文字情報を見ながら話を聞ける。交流が効率的。


 そもそも、アイデア出しをする機会が学校生活の中でどれくらいあるのでしょう。
 報告はかなりありそうですが、個人が書いて終わり、他の人のは貼ってあるけど見ていない、そもそも興味がない、という状況があるかもしれません。「協働」しているものがあれば自然と報告し合う必要感が湧くでしょうが、協働しているものって、学校生活でたくさんあるようで意外に少ないのかもしれません。
 ICT活用の話から、結局はそこが気になった一研修主任です。
 新指導要領の理念を意識して日々具体的に実践していきたいです。

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