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「佐々木、イン、マイマイン」満足度3.5!

あらすじ

悠二は27歳。俳優になるために上京したものの、鳴かず飛ばずの日々を過ごし、ユキとの同棲生活もうまくはいかなくなっている。そんなある日、高校の同級生の多田と再会した悠二は、高校時代に圧倒的な存在感を放っていた同級生・佐々木との日々を思い起こす。(Wikipedia参照)


結論から言うと、良い映画ではあったものの、正直めちゃくちゃ刺さった訳じゃない。

でも、友達だから言えること、言えないこと。見えてた部分、見えてなかった部分。羨む部分、羨まれる部分。

友達だからこその境界線の難しさと、接し方の難しさ。

学生時代のだらだらした感じと妙にテンションの上がる感じ。

がすごいバランスで描かれてる作品だなと思った。

あと、ユージが赤ちゃんを抱っこして涙が溢れてきて、「伝えなきゃ」って言って木村の家から飛び出すシーンは純粋に良かった。(私自身、強い1つの感情だけで若者がガムシャラに走るシーンが好きなのもあるが)

別れたはずの彼女と同棲続けてるとか、単純作業だけのバイトをし続けてるとか、色々なものを引きづりながら生きてる主人公が次に進むために様々な別れを決断する。
その決意の象徴とも言える最後の佐々木コールにはここ最近観た映画の中で一番の熱量を感じた。

良いシーンもいっぱいある作品ではあるものの、佐々木のような人物が私の周りにいなかった人生なので、同級生に佐々木のような友達がいたらもっとはまれた作品であると思いました。

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